実はオープンソースだったFFFTPが開発終了 1
タレコミ by Kachi
財団法人地方自治情報センター(LASDEC)は、被災者支援状況の総合的な管理ツールである「被災者支援システム」のオープンソース化を発表した。このシステムは、阪神大震災での経験と教訓、情報化のノウハウを活かして西宮市が開発、汎用Webシステムとしてさらに進化・リニューアルしてきたもの。全国の地方公共団体に無償で公開・提供されてきた。被災者支援、避難所関連、緊急物資管理、仮設住宅管理などの機能を備えている。Linux, PostgreSQL, Apache, PHPのオープン環境下で稼働する。
「知床旅情」や「百万本のバラ」などで知られ、"紅の豚"の挿入歌やマダム・ジーナの声優を務めた、シンガーソングライター加藤登紀子が、SNS参加権付きCDを発表した。10月7日から販売されるマキシシングル「1968」のタスキ裏面にシークレットコードが記載されおり、これを入力することで、同日に開設されるSNS「1968 by 加藤登紀子」に、発売日より1年間(2010年10月7日まで)無料で登録できるそうだ。SNSには、オープンソースのOpenPNEを採用しており、サイトの構築は手嶋屋が手がけているほか、本人がiPhoneからTwitterでもつぶやいている。ソーシャルメディアなんてどう付き合ったらいいか分からないと嘆く団塊の世代の皆さんも、加藤登紀子なんて知らないという若い人たちも、これを機会にいろいろフォローしてみては如何だろうか。
独立行政法人情報通信研究機構(NICT)と東京大学は、三省堂の協力を得て、総合的翻訳者支援サイト・翻訳情報発信サイトみんなの翻訳を一般公開したと発表した(Internet Watch)。このサイトは、高品質辞書とウェブ上の多様な情報源をシームレスに活用できる翻訳支援エディタQReditと、翻訳コミュニティ支援と翻訳情報発信基盤、翻訳メモリ共有といった翻訳者支援及び翻訳情報共有の基盤メカニズム、さらに三省堂の高品質辞書を組み合わせたもの。クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの考えに基づき、翻訳情報を共有することで、近年爆発的に活発になっているオンライン個人翻訳者の翻訳、NPO/NGOによる翻訳の効率改善と発展を促す、のだそうです。Webサービス型の翻訳ツールというと、Pootleといったツールもありますが、「みんなの翻訳」では、三省堂の辞書が使えるというのは魅力的です。これで、英語のテキストをばりばり日本語化すれば、ますますガラパゴスに引きこもれちゃったりできるんでしょうか。
第1回コンピュータブル文学賞の受賞作は、wiki著「あたしコード、っていうか FizzBuzz。」に決定したと、日本語プログラム言語「なでしこ」が発表した。コンピュータブル文学賞は、計算可能性と文学性を兼ね備えたプログラムに送られる賞で、なでしこ、ひまわり、言霊、TTSneo、ドリトル、Mindといった日本語プログラミング言語で記述され、実行可能なプログラムが対象となる。第1回の受賞作品「あたしコード、っていうかFizzBuzz。」は、ケータイ小説文体でFizzBuzz問題を実装した作品で、ツンデレなコーディングスタイルが話題になっていた。受賞者には、なでしこの開発者であるクジラ飛行机より、賞金100 万ガバスと、ちゃぶ台が贈られる。受賞作品のソースコードは、次のWebサイトで閲覧できる。なお、「なでしこ」では、4月1日までなでしこコミュニティーコンテストを開催している(本当)。興味をお持ちの方は、駆け込み応募して欲しい。
OpenOffice.org日本語プロジェクトのannouce-mlに、OpenOffice.orgプロジェクトに参加する日本人開発者である吉田浩平さんのインタビューが投稿された。もともとソフトウェア開発がバックグラウンドにない人物が、ノベルにおいてフルタイムでOpenOffice.orgの開発に関わるようになったとか、OpenOffice.orgプロジェクトにおけるサンとの力関係とか、いろいろと楽しい情報が満載である。オープンソースでばりばり開発に関わってみたいと考えているソフトウェアエンジニアの皆さんにも刺激になる記事ではないだろうか。
新生銀行がは、自社が構築してきたIT手法を学べる講座をインド工科大学に開設し、それをクリエイティブ・コモンズとして公開していくと発表(PDF)した。新生銀行の基幹システムは、Windows2000 Serverベースで、インドのi-flex solutions製の総合銀行業務パッケージ「FLEXCUBE」を採用。銀行の本支店間ネットワークもIPネットワークで結ばれている。クリエイティブ・コモンズの理事長である伊藤譲一氏は、この件に対して「企業にビジネスプラクティスや手法を教育ソフトの形で共有させるというこのアイデアは、万人にとって得るものが多いと考えている」と自身のブログで述べている。
総務省は、「情報システムに係る政府調達の基本指針」を公表した。これは、中央省庁の情報システムで、"競争促進等によりコスト低減や透明性の確保を図るための統一的なルールを定めるもの"で、本年7月から適用される。具体的には、「大規模システム(設計・開発が5億円以上のシステム)は、原則として分離して調達」「調達仕様書は、誰でも採用可能なオープンな標準に基づく要求要件の記載を優先」といった方針が示されている。日経ITProでは、「「記者のつぶやき:政府調達の基本指針」策定で,日本のオフィス・ソフトは変わるか」で、「「マイクロソフトワードと同等以上の製品」といった要件記述は原則として行わない」ことになると述べている。
サンのWebページ「Sun&Users」に筑波大学の加藤和彦教授のインタビューが掲載されている。この中で、『数は少ないんですけれど、大規模なソフトウェアを我々の想像を超えていじっちゃう人たちが現れてます。・・・昔よりも、ソフトの生産性は上がっているんですね。・・・最近の若い人の非常に生産性の高い人は、1万行なんて割と軽々越えるんですね。1万行、3万行は、全然苦にしない。10万行でも苦にしない。』と発言している。さて、あなたは、どのくらいのソースコードに立ち向かうことができるだろうか。ちなみに投稿者は、アマチュアなので万年Hello worldどまり。
Stableって古いって意味だっけ? -- Debian初級