ソーラー・セイルの相互国際協力応援キャンペーン、「君も太陽系をヨットに乗って旅しよう!」 18
#もはやアウトリーチの定番JAXAが2010年初夏打ち上げ予定の小型ソーラー電力セイル実証機IKAROSと、惑星協会(TPS)が2010年末打ち上げ予定のLightSail-1との相互国際協力応援キャンペーン、君も太陽系をヨットに乗って旅しよう!の実施が発表された(プレスリリース)。
IKAROSは、一部に薄膜太陽電池が貼り付けられた一辺14.1mの帆を持つ。金星探査機あかつきのピギーバックで打ち上げられ、金星に向かう。その途上で、ソーラー・セイルに貼付けられた薄膜太陽電池で太陽光発電ができること、ソーラー・セイルによる加速・軌道制御ができることを実証し、ソーラー・セイル+イオンエンジンによる将来の探査に繋げる。
LightSail-1は、打ち上げ失敗に終わってしまったCosmos 1に続くTPSのソーラー・セイル機で、CubeSatを基に開発されている。太陽輻射圧単独で宇宙機の推進ができることを、高度800kmの地球周回軌道上で一辺5.5mの帆を使用して実証することを目的としている。
キャンペーンの内容は、募集した名前とメッセージをDVDに収録し、IKAROSとLightSail-1に載せるというもの。なお、2010年2月28日までに応募した中の先着20万名に限り、名前がアルミプレートに刻印され、IKAROSの帆の先端にあるおもりに搭載されるとのこと。応募はキャンペーンサイト最下部の、「メッセージを応募する」ボタンから。締切は2010年3月14日。