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earth | スラド
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13930077 story
変なモノ

防衛省の調査報告書に誤ったデータ、Google Earthを定規で測って計算したことが原因 179

ストーリー by headless
計算 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

防衛省は8日、地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」配備計画の調査報告書で発見された誤りはGoogle Earthをデータとして使用したことが原因だと発表した(朝日新聞デジタルの記事西日本新聞の記事時事ドットコムの記事FNN.jpプライムオンラインの記事)。

誤りが見つかったのは東日本の候補地に関する調査結果。秋田市の陸上自衛隊新屋演習場を唯一の適地とし、計19カ所のうち9カ所で山の仰角を理由に不適と判断していたが、これら9か所では実際よりも大きな仰角が記載されていた。

報告書の作成者はGoogle Earthの断面図が縦方向に拡大されていることに気付かず、定規で測った数字を元に仰角を計算していたという。問題の9か所では山が電波をさえぎるとの理由で不適と判断されていたが、防衛省はデータの修正後も判断に変わりはないと説明しているとのこと。これについて毎日新聞の社説では、新屋演習場を唯一の適地とする結論が先にあったと疑われても仕方ないと指摘し、西日本も含めデータを精査すべきだと述べている。

13926027 story
地震

消防庁、消防飛行艇の予算を試算。初期費用は380億円 53

ストーリー by hylom
耐空証明のほうも問題では 部門より
あるAnonymous Coward曰く、

消防庁が広範囲に大規模な散水が可能な「消防飛行艇」の導入・活用を検討しているが、常時運用に必要となる2機体制を整えるには初期費用として約380億円、維持管理費は年間20億円が必要という試算が出ている(産経新聞)。

消防庁の年間予算規模は約100億円で、初期費用がこれを大幅に上回ることや維持管理費の高さが導入への課題だという。

また、海上自衛隊の救難飛行艇「US2」をベースとすることが想定されているが、同機体は国土交通省の耐空証明を受けておらず、消防隊員や民間パイロットが操縦することができないという問題もあるという。

13925050 story
テクノロジー

海底探査技術を競う「Ocean Discovery XPRIZE 」、日本チームが準優勝 26

ストーリー by hylom
おめでとうございます 部門より

海洋研究開発機構(JAMSTEC)および東京大学、九州工業大学を中心としたチームによる海底探査プロジェクトチーム「Team KUROSHIO」が、海底探査技術を競う国際競技会「Ocean Discovery XPRIZE」で準優勝、約1億1千万円を獲得した(産経新聞朝日新聞XPRIZEの発表)。

この競技会は、自律ロボットで海底を測量して地形図を作成し、その広さと正確さを競うもの。32チームが参加していた。また、優勝した米国チームは14か国のメンバーが参加する国際チームで、日本財団が支援を行っておりこちらにも日本人が参加していたという。優勝賞金は約4億4千万円。

13924889 story
地球

ボツワナ、ゾウの狩猟を解禁 30

ストーリー by hylom
5年でそんなに変わるのか 部門より
あるAnonymous Coward曰く、

アフリカ大陸最後の「ゾウの聖域」とも呼ばれるボツワナが22日、2014年に制定されたゾウの狩猟の全面禁止措置を解除したという(AFPBBNewsweek日本版)。

ボツワナ国内のゾウの数は、狩猟が禁止されるまでの10年間で15%も減少しており、環境保護活動に熱心だった当時のイアン・カーマ大統領が禁止措置を導入したという。その後同国のゾウの数は16万頭に達したとのことで、多数の家畜が殺されるなど農民に被害が出ていることから、禁止措置の解除に至ったという。政府は同国のゾウの環境収容力は5万4000頭程度だと主張、現在の頭数は自然が支えられる限界を大きく超えていると述べている。

ただし、環境保護団体は同国のゾウの数を約13万頭と見積もっており、狩猟の禁止以後も密猟が相次ぎ、ゾウの頭数は増えていないと主張している。一方で、同国のゾウの数は1980年代には3万頭~4万頭台まで減少していたのが、その後の狩猟禁止で今の頭数になったという話もあり、現状はそもそも過剰であるとの見方もある(ボツワナ研究者のツィート)。

13923393 story
地球

米エネルギー省次官曰く、天然ガスは「freedom gas」 29

ストーリー by headless
自由 部門より
米エネルギー省次官のマーク・メネゼス氏が天然ガスについて、「freedom gas」(自由のガス)と表現している(米エネルギー省のプレスリリースArs Technicaの記事Slateの記事The Registerの記事)。

メネゼス氏は5月29日までカナダ・バンクーバーで開催された第10回クリーンエネルギー大臣会合(CEM10)に出席し、テキサス州クインターナのFreeport LNGでの液化天然ガス(LNG)生産拡大に伴って追加の輸出をエネルギー省が認可したことを発表した。メネゼス氏によれば、米国の同盟国へ多様で廉価なクリーンエネルギー源を提供することを通じて世界にfreedom gasを広げるため、LNG輸出量の増加は非常に重要とのこと。同じくCEM10に出席したエネルギー省化石エネルギー担当次官補のスティーブン・ウィンバーグ氏はfreedom gasという言葉を使わなかったものの、天然ガスを「molecules of U.S. freedom」(米国の自由の分子)と呼んでいる。

Slateの記事によると、「freedom gas」という言葉を初めて使ったのはEURACTIVの記者だという。5月1日の記者会見でエネルギー長官のリック・ペリー氏は欧州へのLNG輸出量増加について、欧州をナチスドイツの占領から解放したように、今度は兵士ではなくLNGという形で自由を届けると述べている。これに対し記者が「freedom gas」という表現が適切かどうかを質問すると、ペリー氏は「あなたの見方は正しいと思う」と回答したとのことだ。
13918870 story
地球

チバニアンの申請手続き、反対者が借地権を取得して妨害 116

ストーリー by hylom
チバを歴史に残したくなかったのだろうか 部門より
あるAnonymous Coward曰く、

千葉県で確認された約77万年前の地層が、「地質年代」の境界として国際標準模式地になるという話があり(過去記事)、2017年にこの地層のある千葉県の名前を取って「チバニアン」(千葉時代)と命名される見通しとなった(過去記事)。これに対し、茨城大学名誉教授の楡井久氏が会長を務める「古関東深海盆ジオパーク認証推進協議会」が異議を唱えていたのだが(過去記事)、この団体が地層周辺の土地の一部の所有者らから土地の賃借権を取得、立ち入りを拒否することで「チバニアン」命名のための申請を妨害する行為に出たという(朝日新聞読売新聞)。

申請要件では、9月までに「研究のための自由な立ち入りの保証」を提出する必要があるということ。元々この土地は、チバニアン発表後に市が購入すべく地主から譲渡を約束する署名も取りつけていたということだが、最終的に反対者が確保してしまったらしい。

研究に異議があるから研究させない、というのはどう考えても悪手だと思うのだが……。チバニアンは幻で終わってしまうのだろうか?

13918665 story
地球

パリ協定の目標を達成しても日本の猛暑日は1.8倍に、気象研究所などがシミュレーション 50

ストーリー by hylom
令和は異常気象の時代に 部門より

2015年の地球温暖化に対するパリ協定では、『産業革命前からの世界の平均気温上昇を「2度未満」に抑える』ことが目的とされている。しかし、この目的を達成したとしても日本の猛暑日は現在の1.8倍に増えるという(ITmedia気象研究所などの発表)。

昨年の夏は記録的な猛暑や豪雨、強大な台風などが発生したが、気象庁気象研究所や東京⼤学⼤気海洋研究所、国⽴環境研究所の研究チームによると、実際の気候条件と温暖化がなかったと仮定した気候条件をもとに調査やシミュレーションを行ったところ、昨年の猛暑は温暖化によるものが大きいという結論になったという。さらに、気候データベースを使った将来の気候評価においては、「我々が過去に数回しか経験したことのないレベルにまで猛暑の発⽣が増加する」ことが⽰唆されたという。

13916003 story
地球

地球の軌道を50%外側に移動するにはどれぐらいかかる? 85

ストーリー by hylom
ロマンはある 部門より
headless曰く、

膨張する太陽から逃れるために地球を太陽系外に移動するという中国のSF作品「The Wandering Earth(流浪地球)」がNetflixで4月末にリリースされたことにちなみ、実際に地球の軌道を変更する方法について英グラスゴー大学のロケット科学者Matteo Ceriotti氏がまとめている(The Conversation)。

実際に50億年後には太陽が膨張をはじめ、地球を飲み込む可能性もあると考えられている。また、それよりも手近な問題である地球温暖化の解決策として地球の軌道を現在よりも外側に移動するということも理論上は可能だという。記事では地球の軌道を50%外側へ移動し、火星と同様の軌道に変更することを想定して話が進められている。

小惑星の軌道を変更して地球衝突を防ぐ手法は考案されているが、衝撃が大きかったり、逆に力が弱すぎたりするため、地球の移動に用いることはできない。ロケットを打ち上げる際には地球がわずかに反対側に押されるものの、地球を移動するのには程遠い。現在最もパワフルなSpaceXのFalcon Heavyでも3垓回の打ち上げが必要となり、ロケットを作るのに必要な材料は地球の質量の85%に相当するという。電気航法、特にイオン推進ならより効率の良い移動が可能になるが、それでも地球の質量の13%相当を噴出する必要があるとのこと。

レーザー推進を使用すれば必要なエネルギーは太陽から得ることができ、地球の質量を減らすこともないが、Breakthrough Starshotプロジェクトが想定する100GWのレーザーであっても、300京年間継続的にビームを発し続ける必要がある。一方、地球の直径の19倍の太陽帆を作ることができれば、10億年の間に目標軌道まで移動することが可能とのこと。現時点で最も現実的な方法は、小惑星を運んできて地球にスイングバイさせる方法だが、将来的には巨大な太陽帆の建設の方が期待できるという。小惑星を利用する方法では、計100万個の小惑星を数千年に一度スイングバイさせることで、太陽の膨張に合わせて軌道を徐々に外側へ移動させることが可能とのことだ。

ただし、これらの方法で地球を移動させることと比較すれば、火星を居住可能にして人類を移動させることが難しいとは全く感じられないと結論付けている。

13915878 story
地震

南海トラフ地震の予知は困難、「100回中99回で予知失敗」との集計結果が出る 68

ストーリー by hylom
見えない未来 部門より

関西大学の林能成教授が行った地震学者に対するアンケート調査によると、地震学者の多くは南海トラフ巨大地震の予知は非常に困難だと回答していたという(共同通信信濃毎日新聞京都新聞)。

この調査では日本地震学会に参加する90人が回答していたもの。また、「100回の巨大地震で予知を試みたとして、前兆現象があり、観測でき、危険性を判定し公表するという各段階をクリアして情報を出せるのは平均5、6回。うち当たるのは1回程度」とも予測されているという。

昨今では「地震予知は当てにならない」「地震予知は不可能」という意見も強くなっており、地震予知に頼らない対策が必要との声が出ている。

13911120 story
地球

アメリカをカーボンニュートラル化するには年間1兆ドルが必要 43

ストーリー by hylom
気候変動まっしぐら 部門より
あるAnonymous Coward曰く、

米民主党は次の大統領選挙に向け、気候変動が選挙の政治的焦点になると考えている。彼らは地球温暖化ガスの放出を10分の1に抑える計画を立案している。だが、それは本当に可能だろうか。実現には、内燃機関を利用する自動車の利用を停止し、石炭で生産された電力の大半を放棄し、調理や暖房に天然ガスを使用するよう建物を改装する必要がある。

温室効果ガスの定量化を行っているGlobal Carbon Projectによると、2018年の世界全体の排出量は前年同期比で2.7%、米国では2.5%増加したという。民主党の大統領候補の一人Beto O'Rourkeは、2050年までにその目標を達成するため5兆ドルの計画を立てた。2030年までの実現を求める議員も複数いる。

これに対し、ブレイクスルー研究所のAlex Trembath氏は「2050年のカーボンニュートラル実現は可能だろう。しかし、2030年での実現はどう考えても不可能だ」と話す。国連が率いるDeep Decarbonization Pathways Projectによると、米国産業のカーボンニュートラル化を実現するためには、2050年までに年間1兆ドル以上の投資が必要になるという。この数字は、グリーンニューディール政策を達成するには、年間約9,800億ドルの費用がかかるというブルームバーグ・ニュー・エナジー・ファイナンスの見積もり値と一致している。

かといって気候変動に対応しない場合、より対策コストを増加させることになる。国連環境金融イニシアチブプロジェクトの分析によると、二酸化炭素の増加への対策を遅らせると今後15年間で企業は1兆2000億ドルの費用負担が増えると指摘している(Bloomberg BusinessweekSlashdot)。

13909513 story
地球

断層が存在しない場所で発生したポルトガル沖の謎の地震はプレートの剥離が原因か 2

ストーリー by hylom
新たなメカニズムか 部門より
あるAnonymous Coward曰く、

1969年にポルトガル沖で大地震による津波が発生した。一般的に地震は断層のずれや海底火山の活動などが原因とされるが、この地震の震源近くには断層や海底火山は存在せず、なぜその場所で地震が発生したのか、その原因は長らく分かっていなかった。しかし、新たな研究により、この地震は「プレートの剥離」が原因だという仮説が浮かんできたそうだ(ナショナル ジオグラフィックSputnikSlashdot)。

研究によると、地震の震源部分に「密度の高い塊」が存在していることが分かったという。仮説では、プレートの亀裂に入り込んだ海水によってプレートの表層が脆くなり、この「密度の高い塊」の部分が剥離して沈み込んでいき、沈み込み帯と呼ばれる海溝やトラフの元になる領域が生まれるのではないか、と推測されている。

この説はまだ仮説段階だが、もし事実であれば海洋プレートが剥離して沈み込み帯が生まれる様子をとらえた初めての研究となるという。

13908337 story
地球

廃棄物の移動を制限するバーゼル条約に「汚れた廃プラ」が追加、ゴミの輸出が困難に 24

ストーリー by hylom
資源とゴミの線引き 部門より
あるAnonymous Coward曰く、

有害廃棄物の国境を越える移動及びその処分の規制に関するバーゼル条約」(バーゼル条約)が改正され、「汚れた廃プラスチック」も規制対象とすることが決まった(朝日新聞日経新聞)。

この条約改正案は、ノルウェーが提案し、日本やスイス、ザンビアなども共同提案国として推進したもの。これまで廃プラスチックはリサイクル資源として規制の対象外となっていたが、今回の改正により、汚れていたり他のゴミと混じっている廃プラは規制対象となる。ただし、「汚れ」の判断基準については各国の運用に任せられるほか、輸入国政府の同意がある場合、またきれいな廃プラについては引き続き移動が認められる。

日本はバーゼル条約の規制品目について、国内法で輸入国に国内と同等の処理体制がないと輸出を認めないとしている。廃プラの年間排出量約900万トンのうち、2018年時点で約100万トンが輸出されていたが、今後これらの多くが行き場をなくす見通しで、企業や自治体は処理能力の増強が迫られる。

13906883 story
法廷

英国人洞窟探検家がイーロン・マスク氏を訴えた裁判、マスク氏側の棄却申立を米裁判所が却下 60

ストーリー by headless
審理 部門より
中傷発言を繰り返したイーロン・マスク氏を英国人洞窟探検家のバーノン・アンスワース氏が訴えていた裁判で10日、米カリフォルニア州中部地区連邦地裁はマスク氏側の棄却申立を却下した(The Vergeの記事The Guardianの記事Ars Technicaの記事裁判所文書)。

アンスワース氏は昨年、水没したタイの洞窟内に取り残された少年サッカーチームの救出活動にあたっていた。マスク氏も救出に協力しようと潜水ポッドを開発したが、実際に使われることはなかった。しかし、アンスワース氏が潜水ポッドを使い物にならないと批判したことで、マスク氏はアンスワース氏に語り掛けたとみられるツイートで「pedo (pedophile: 小児性愛者) guy」と呼んでしまう。根拠不明な主張の批判を受けたマスク氏は一連のツイートを削除してアンスワース氏に謝罪したが、1か月以上たってから根拠不明な主張を蒸し返し、(事実でないなら)訴えないのはおかしいなどと挑発したことからアンスワース氏がマスク氏を告訴していた。

これについてマスク氏側の弁護士は、マスク氏の発言が単なる悪口であり、事実を主張してアンスワース氏を非難するものではないなどとして訴訟の棄却申立を行っていた。判事は最初の「pedo guy」を単なる悪口と認めるにしても、その後のマスク氏の発言は事実だと信じていることを示すと判断。マスク氏が事実を主張したのか、意見を述べただけなのかを陪審が明らかにする必要があるとして、棄却申立を却下、陪審による審理を10月22日に行うよう命じた。
13906879 story
宇宙

ジェフ・ベゾス氏、月着陸船「Blue Moon」を発表 47

ストーリー by headless
着陸 部門より
AC0x01 曰く、

Amazonのジェフ・ベゾス氏の宇宙企業Blue Originは9日、同社が開発を進めている月着陸船「Blue Moon」の詳細を明らかにした(Blue Originのニュース記事TechCrunch Japanの記事Gigazineの記事Yahooニュースの記事発表会動画イメージ動画)。

Blue Moonは大きな燃料タンクが特徴的な月着陸船で、最大6.5トン(発表会で公開されたバージョンは最大3.6トン: 発表会動画の34分過ぎ)のペイロードを搭載することができるという。月の水から燃料を生産することも想定し、液体水素/液体酸素を使用するBE-7エンジンを搭載する。開発は3年前から進められていたという事で、米政府が進める「2024年までに再び月へ」という目標をサポートするものになる。

発表会で登壇したベゾス氏は、地球を遠く離れるのではなく、オニール・シリンダーのような宇宙コロニーを建造したいとの展望を(発表会動画の13分過ぎから)語っており(Popular Mechanicsの記事)、月はその第一歩なのかもしれない。

ベゾス氏は宇宙コロニー構想を発表するにあたり、月や火星は地球よりも小さく、重力も小さいほか、地球から遠いため人類の移住先には適さないことを理由に挙げている。

13905555 story
地球

コロンビア大学、水から塩を分離できる低コストかつ効率的な手法を開発 52

ストーリー by hylom
海水を資源に 部門より
taraiok曰く、

海水から塩分などを取り除いて人間が飲めるようにする淡水化技術は以前より注目されている。しかし、現時点でも淡水化プラントは世界中で稼動しているもののその効率は悪く、精製した淡水以上の塩水を排出することも珍しくないようだ。そのような状況のなか、コロンビア大学の研究者たちが高効率で淡水化を実現する方法を開発したという(CNETコロンビア大学実験動画Slashdot)。

このプロセスはTemperature Swing Solvent Extraction(TSSE) と呼ばれ、海水の7倍の塩分を含む過塩水と呼ばれる産業排水でも淡水化できるという。この手法では、微細有機化合物の製造といった化学工学分野で広く採用されている溶媒抽出法による分離を採用している。現在主流となっている逆浸透膜方式に匹敵する最大98.4%の塩分を除去することに成功したそうだ。

さらに、逆浸透膜や蒸留を含む他の淡水化の方法とは異なり、高圧や加熱を行う必要がなく、加工元の水が70℃未満の温度であれば炭水化可能なため低コストであるとしている。

typodupeerror

計算機科学者とは、壊れていないものを修理する人々のことである

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