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二日酔いの救世主? 「アルコール分3.8%の蜜」だけを食べる、酔わない動物

マレーシアの森林に棲む小さな哺乳類、ハネオツパイが餌にするヤシの花には、ライトビール並みのアルコール分が含まれている。驚くのは、ハネオツパイが酔っ払わないことだ。

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Brandon Keim


Photo: Annette Zitzmann


Photo: Annette Zitzmann


過去5500万年の間、ハネオツパイ[ツパイは小型の哺乳類]は、天然のビールを餌に生き延びてきた。

素晴らしい進化を遂げた大酒飲みではないか。

ハネオツパイは、マレーシアの森林に棲み、「ブルタム」と呼ばれるヤシの木の一種[学名はEugeissona tristis]の花を餌にしている。

この花の蜜は年中作られているが、常に発酵しているため、3.8%ほどのアルコール分を含んでいる[論文によると、花芽の中にいる酵母菌の作用によって、花の中で常に発酵しているという。また、3.8%という濃度は、自然の食物ではこれまで報告された中で最も高いレベルという]。

度数3.8%といえば、[米国のビール]『Sam Adams Light』とほぼ同じくらいだ。

「すごいな。でも、たかがライトビールじゃないか」と思うだろう。しかし、それは大目に見てほしい。何しろハネオツパイは、他の物は一切食べないのだから。

自分がビールだけを摂取して――それがライトであろうとなかろうと――生活し、しかも酔わずにいられるか想像してみてほしい。

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