蛇の種類については、あまりわかっていませんでした。
で、地元の方言についてのウェブの記事を参照したりしましたが
天草では、クログチと呼ばれる黒い蛇や、カラスグチ
毒を持っているヒラクチなどがいましたが
ヒラクチはマムシのことで
クログチはシマヘビのことなんだそうですが…
ようするに、シマヘビはシマが見えない黒い状態が一般的でした。
なお、標準和名ではシマヘビの黒化したものをカラスヘビと呼ぶようですが
天草で言うカラスグチとは、ヤマカガシのことです。
これらについては、総じてクチナワという大昔の言葉が
地方には残っている現象で、そういう名前なわけですが、クチナワという
言葉自体は、少なくとも昭和後期には使われていなかったという認識です。
そのほかアオダイショウはエクチナワ、ヒバカリはヒヤカシと呼ぶようです。
もっとも、アオダイショウはアオダイショウとして認識していましたが
昭和後期において、標準和名を皆が知らない生物は少なからずいましたが
ヒラクチ以外の蛇は、毒が無いという認識でした。
今どうかはわかりませんが、標準和名での報道に対して
それが地元にいる生物かどうか、わかっていない人は少なくないと思います。
で、あらためて調べて
3日前にクログチがシマヘビだと知り
黒化という現象を知ったわけですが…
ところが、ヤマカガシやマムシも黒化することはあるそうで
「黒い蛇は毒を持っていない」という認識が
間違っているということがわかりました。
よくわかりませんが、カラスグチと呼ぶくらいですから
ヤマカガシも、黒化したものが
天草ではよく見られるはずで
毒蛇を振り回したこともあったのかもしれません。危ない危ない(苦笑)
まぁ、黒化は別に地域特有なものでも無いようですから
もっと広く知られるべきなんじゃないかとも思います。