従業員寮の寝タバコ全焼で、別の寮のリビングに寝泊まりしたことがあります。
なんやかんやで、一ヶ月ほどでアパートを借りましたが
Warp4を入れたThinkPad600を持ち出す余裕も無かったので
とりあえず、ジャンクのVAIO J12にTurboLinux 10 Desktop Basicを
入れて、しばらく使い続けました。
まぁ、ジャンクのHDDが、数カ月で壊れて
弱り目に祟り目という感じにもなったんですけど
ちゃんとした蓄えが無いと
ずいぶんみじめな思いをすることになります。
2004年(プレスコット時代)にPentiumIII/667MHzでしたし
TurboLinuxは、すでに死に体だったことを
OS/2ユーザーが把握しているわけもなかったし
ネットで評判を調べる手段も無いまま
あわてて買ったS社製HDDレコーダーは、半年くらいで
ファイルシステムの不整合で、HDDは録画不能になるし
製品にCHKDSK,fsckの類の機能は無いし
メーカー修理に出している暇もなければ
PC/AT互換のMBRすら無く、自分でメンテできそうな見込みも無しでした。
アナログ放送時代だったので、直録画したDVD-RWでしのぎましたが
DVD-RW代もばかにならないし、異なるモードの録画が混在すると
PCに取り込むことが困難になることに気づくのが遅すぎたし
未だに取り込みに手間取り、捨てきれない当時のDVD-RWが何枚かあるし…
何の準備も計画も無しに放り出されると
生活だけでも大変なのに、あわてて買い物するとろくな事になりません。
まぁ、いろいろ大変ですよ。
私の場合は、当座の生活費はすぐ用意できましたし
現地に住所変更してあれば、見舞金が入ってきたりもしますが
先のことを考える余裕が、まったくなくなることで
金の使い方も見誤ったりすることがあります。
そういうわけで、私の持ち物で、最も古いのは
罹災の数日後に買ってきた3段衣装ケース
一週間くらい、仕事着と下着以外の衣類は持っていなかったんですけどね
その次が、DVD-RW数枚と、2006年のATXケースじゃないかと思います。
あとは、十年以上使い続けられるものは、何も買っていなかったようです。
いい買い物をする余裕が無かったような気がします。