別件逮捕や自白強要などで有罪になった後に再審で無罪となった「布川事件」、東京地裁が国・県に対し賠償金支払いを命じる 73
長かった 部門より
AppleやAmazonなどが6,000点以上の海賊版デジタルミュージックを販売しているとして、「オズの魔法使」の「虹の彼方に」などで知られる作曲家ハロルド・アーレンの相続人が賠償金などを求める訴えを米カリフォルニア中部地区連邦地裁に提起した(The Verge、Forbes、訴状)。
被告として挙げられているのはAppleやAmazon、Google、Microsoft、Pandoraといったデジタルミュージックストア・ストリーミングサービスを提供する企業のほか、海賊盤(と原告が主張する)レコードレーベルとディストリビューター各社だ。訴状によれば、複製権や頒布権を持たない海賊盤レコードレーベルがデジタルミュージックを無断で複製し、レコードジャケットから正規のレーベルロゴなどを消すなどして正規版よりも廉価に販売していたという。著作権侵害による請求は216件におよび、被告が該当楽曲について原告の著作権を侵害していたことと侵害行為が故意に行われたことの確認や、陪審の決定した金額の賠償金支払い、著作権侵害行為の差止命令などを求めている。
SpaceXが米政府を相手取り、連邦請求裁判所で訴訟を提起したようだ(GeekWire、裁判所文書PDF、The Washington Post)。
これまでにもSpaceXは米政府を訴えているが、今回は訴状や証拠の秘匿申立や秘密保護命令を求める申立も行っている。訴えの内容は入札に関する異議となっており、入札を実施した政府機関は不明だが、入札にあたって提案した内容に企業秘密が含まれることなどを申立事由としている。裁判所が申立を認めるとは限らないものの、現在のところSpaceXからのコメントもなく、具体的な訴えの内容については明らかになっていない。
AppleのApp Storeの手数料が高すぎるとして消費者グループがAppleを反トラスト法に基づいて訴えていた裁判で、米連邦最高裁判所がこの訴訟の継続を認める判断を下した(TechCrunch、ブルームバーグ、CNET Japan、日経新聞)。
この裁判の原告らは、AppleはApp Storeを使ってiPhone向けアプリを独占的に提供し、売り上げの30%という高額な手数料を徴収することで不当に高い価格でアプリを販売していると主張している。一方AppleはApp Storeは単なる仲介者であり、アプリの価格設定はアプリの開発者が設定しているとしてこの裁判自体が無効と主張していた。
裁判所はこのAppleの主張を認めず、訴訟が可能であると判断。今後はAppleが反トラスト法に違反していないかどうかが争点になるようだ。また、原告らはApple以外がiOS向けのアプリ配信サービスを行えるようにすることを求めているという。
日本学生支援機構が、本来は未払い金額の半額しか支払い義務が無いはずの保証人に対し、全額を請求していたことが問題となっている。これに対し、全額の支払いを行った保証人ら4人が東京地裁に対し返金を求め提訴するという(朝日新聞)。
日本学生支援機構で奨学金を借りる際には、連帯保証人(親)と保証人を1人ずつ立てる必要があるが、連帯保証人は全額の支払い義務がある一方、保証人は半額の支払い義務しかないという。しかし、同機構はそれを伝えずに保証人に対し全額の請求を行っていたそうだ。朝日新聞の報道によると、過去8年間、825人の保証人に全額の支払いを求めていたという。
法学者などからは「過大請求になる」との意見が出ており、今後過払い金返還を求めて訴訟が多数提起される可能性もあるようだ。
スイス連邦行政裁判所は2日、Swatchの商標「Tick Different」について無効だと主張するAppleの訴えを棄却したそうだ(Reuters、9to5Mac、watson)。
「Tick Different」は2015年にSwatchが出願した商標で、Appleは同社が1997年~2002年に広告キャンペーンで使用したスローガン「Think Different」のイメージから利益を得ようとしているなどと主張。連邦知的財産庁への異議申立が却下されたため、2017年に連邦行政裁判所に訴訟を提起していた。一方、Swatch側は80年代に同社が使用していた「Always different、always new」というフレーズを元にしたものであり、Appleのスローガンに似ているのは偶然だと主張していた。
双方の主張の内容は別として、商標無効が認められるにはスイスの消費者50%以上に認知されている必要があるという。しかし、Appleはスイスで50%以上の消費者が「Tick Different」をAppleと結び付けて考えるという十分な証拠を示すことができなかったとのこと。
以前、AppleはSwatchの商標「One More Thing」についても無効を主張したが、こちらも認められていないそうだ。
神戸地裁が、「道路標識が見えにくかった」という理由で交通違反の処分を無効にする判決を出した(FNN PRIME)。
この標識は兵庫県西宮市の県道82号線に設置されていたもので、ほぼ直角のカーブにあり、また竹の葉で隠れてしまうためほとんど見えないという。
神戸地裁はこれに対し、時速40キロで走行した場合、標識を認識できるのは1秒から2秒で、道路交通法に適合していないと指摘、処分を無効とする判決を言い渡した。
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