Facebookが検索の一部機能を無効化。人権活動家などが悪人を見つけられなくなったと批判
タレコミ by Anonymous Coward
あるAnonymous Coward 曰く、
Facebookがグラフ検索の高度な検索機能について無効化していることが分かった。この機能は、人間が話すように書かれた文での検索や、検索結果を細かい条件でフィルターできるなどの特徴がある。たとえば、誰がページや写真にいいね!をつけたか、誰がある町を訪れたか、あるいは同じ時、同じ場所にほかの人と一緒にいたかなどを調べることができる。一方、Facebookとしては、ケンブリッジ・アナリティカのようなことを再発させないことから機能の無効化を図ったようだ。
このため、研究者や人権活動家などが戦争犯罪者や子供の虐待を行っている人物などの調査のために愛用されていたという。調査報道ウェブサイトのBellingcatのHenk van Ess氏は、グラフ検索を使用して公開コンテンツから情報を引き出すためのツールを運用している。彼は無効化後も回避策を見つけたものの、すぐに対策が取られたとしている。
Facebook広報は一部機能の停止を認めた。Facebookの現社員だという人物は、「人を探したり(Bellingcatのように)何かを調べたりするために情報にアクセスできるようにすることと、それを防ごうとすることの間で、さまざまな衝突が社内外で起きている」と語っているという(TechCrunch、BuzzFeed News、Slashdot)。