tabateeの日記: 論理回路の高位合成について 3
「論理回路の高位合成について」(リンク先はqiita)って記事を書いたので興味のある方は読んでみてくださいな。
「論理回路の高位合成について」(リンク先はqiita)って記事を書いたので興味のある方は読んでみてくださいな。
直前ですが、高位合成友の会 第5回ってイベントをやるので、論理回路とかプログラミング言語処理系とかに興味のある方は参加を検討して頂ければと思います。
Linuxの日本語入力のコードを書かなくなって10年経ちました(コミケ用リリースに数年粘ってた気もしますが)。開発してたころの予想ではLinux desktopはもっと盛り上がっていくはずだったんですが、それどころか今ではPC自体が微妙な状況のようです。流行りを読むのは難しいですね。
何にしても、当時の仲間たちの多くが色々な所で活躍されているようで何よりです。
この10年かそこらでLinuxの界隈から事実上無くなっていった物たちを列挙してみました。古いのに慣れた人からparanoid扱いされつつも将来のために掃除していく努力に感謝です。(適当に列挙したので、意味不明なところはスルー推奨)
* cron, inetd, initでバラバラなサービス定義
* rootにsetuidされているpsコマンド
* NIS
* hosts.equiv
* mountコマンドによる /etc/mtab の更新
* fontの追加にroot権限が必要
* /usr/X11R6/というディレクトリ
* 認証無しに複数ユーザーが使う日本語入力のサーバー
* ソースの変更をファイル単位でしか追ってくれないソースコード管理ツール
どっかに書いた事の転載なんですが、Canonical(Ubuntu)の作ってるdisplay serverのMirを他の色んな人達が作ってるWaylandと比較してみました。
* C++で書いてて、今時 struct foo_list { .. *next, *prev; .. } なんてものを見なくて良い。(STLとBoostも使ってる)
* Autotoolsの代わりにCMakeを使ってる
* Protocol Buffersを使ってる
* google-glogを使ってる
* continuous buildがある
* unit testsがある
* code reviewが必須
古くからPC-UNIXのGUIのコードや開発者に親近感と信頼を持つような人だとCanonicalのやり方は誰も得しないように感じたりするんでしょうけど、Mirの方が扱いやすい場合もありそうです。
僕が日本語入力のためのコードを書かなくなって5年ぐらい経過しました。ほとぼりが冷めたら思い出話や裏話を書こうかなと思ってたのですが、PCの代替わり等で資料が散逸しちゃってて色々と確認できない状況です。
日本語入力だけじゃなくてLinuxのデスクトップの開発に興味を持つ人も減ってしまってる今日この頃で、忘却が進むのかなと思うと少し寂しい感じです。
Google Earthと日本の部落差別に関するストーリーが本家/.に掲載されている。
Google Earthでは歴史地図のレイヤを表示することが可能であり、東京や京都、大阪などの古地図を表示させることができる。この古地図に被差別部落が記載されており、Google Earthで現在の地図と重ね合わせてその関連を探ることも可能だという。
古地図の発行自体は法律上問題ではないが、差別につながる可能性のある内容を含む場合、その提示方法に関しては注意を払うのが一般的である。しかしGoogle Earthではこの古地図に歴史的背景の説明や注釈などは全く付随されていなかったという。
参議院議員であり部落開放同盟中央書記長を務める松岡とおる氏は3月17日、法務大臣森英介氏に会議でこの件に関し問題を提起したそうだ。その後古地図は変更され、差別用語を含む地名などは何の通知もなく削除されたという。部落開放同盟は「(Googleは)差別のツールとして簡単に利用できるサービスを提供する責任と認識を持つべきである」として、Googleの差別問題に対する立場や部落問題に関する話し合いをGoogleに求めているそうだ。
なお、この件はTimes OnlineやAP通信の報道が元となっており、タレコミ人の日本語訳は元の発言の言葉と異なる可能性があることを付け加えておきたい。
アレゲはアレゲ以上のなにものでもなさげ -- アレゲ研究家