いやまあ,偏りがあったり注目されがちな分野があるのは確かですよね.現状,賞自体が「より原理っぽいもの」「枝葉よりは幹っぽいもの」を志向してるのは周知な事実ですし.
(工学的な工夫などもあまり入りませんし)
ただこの論文で「114の分野」とは言っていますが,その中には
・Electronic Packaging(半導体素子とかのパッケージング関係?)
・Brazil & Latin America(それは分野と言ってよいのだろうか……)
・Information ScienceとかCryptography(もちろん統計物理と関係するところはあるが)
・Law(法学はさすがにちょっと……)
・Tuberculosis(結核に限定するのは狭すぎませんかね)
・Music & Sound(さすがに基本的には対象外では…….※音響は別分野としてカウントされています)
・Emergency Medicine(救急医療.これも工学的な工夫が入りにくいのと同じ感じで入りにくいでしょうか)
・Archaeology(考古学もなかなか分野が違うような…….一部化学と重なるところもありますが)
・ManagementとかGovernanceとか(そりゃまあ入らないでしょう……)
・Medieval Studies(中世を研究?ちょっと内容よくわからず)
等々,「そりゃその分野の研究は対象外がほとんどだろう……」という感じのものも多いので,「114の分野の多くが含まれていない!」と言われても「まあそうでしょうね」という感じが.