AMD の Windows 11 互換プロセッサー、Windows 11 上の特定アプリでパフォーマンス低下の可能性 31
互換 部門より
パフォーマンスに影響する問題は 2 点確認されている。その一つは L3 キャッシュのレイテンシーが 3 倍に増加することがあるというもので、メモリーサブシステムへのアクセス時間が重要なアプリケーションに影響する可能性がある。影響を受けるアプリケーションではパフォーマンスが 3 ~ 5 % 低下し、eSports に使われるようなゲームでは 10 ~ 15 % の異常値が出る可能性もあるという。
もう一つは UEFI CPPC2 (優先コア) がスレッドのスケジュール割り当てでプロセッサーの最も速いコアを優先しないことがあるというもので、1つまたは少数のスレッドのパフォーマンスが重要なアプリケーションでパフォーマンス低下の可能性がある。特に 8 コア・TDP 65W を上回るプロセッサーで影響が表れやすいとのこと。
前者は Windows の更新プログラム、後者はソフトウェア更新プログラムの開発が進められており、今月中には提供開始の見込みとのことだ。