モスバーガー大崎店、7月27日から分身ロボットによる接客サービス実験を実施 45
分身 部門より
モスバーガー大崎店(品川区)では7月27日から8月下旬まで、分身ロボット「OriHime」(オリヒメ)を通じて外出困難な難病患者が接客するサービスの実験を行うそうだ(読売新聞オンラインの記事、 SankeiBizの記事)。
分身ロボットで接客を行う難病患者2名は2週間の研修を受け、「ゆっくりレジ」という専用レジで平日午後の4時間ほど接客を行う。オリィ研究所が開発したオリヒメは発声ができない人でも視線入力装置やスイッチで文字を入力して合成音声で話したり、ロボットの表情で感情を表現したりすることが可能だ。これにより、客はレジカウンターに置かれたオリヒメと話しながら注文できる。モスバーガーによれば、店舗での人手不足解消や感染症対策、重病を持つ外出困難者の就労支援の両立を目指すための実験とのことだ。
分身ロボットを操作する人は「パイロット」と呼ばれ、2人とも関西地方在住だという。「ゆっくりレジ」はパイロットとの会話を楽しみながらじっくり商品を選びたい人向けで、稼働時間は平日14時~18時とのこと。現在のところ決済機能は搭載されておらず、客は注文後に有人レジで支払いを行うことになる(プレスリリース: PDF)。