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サイエンス | スラド
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21608080 story
JAXA

JAXA、小型月着陸実証機SLIMの復旧に向けて準備を進める 26

ストーリー by nagazou
治るといいなあ 部門より
headless 曰く、

月面着陸に成功したものの太陽電池が電力を発生しないトラブルに見舞われた小型月着陸実証機 SLIM だが、JAXA では太陽光の当たる角度が変われば発電が可能と見込んで準備を進めているそうだ (The Register の記事)。

JAXA は復旧運用時に過放電で機能喪失したバッテリーによる再起動阻害を避けるため、バッテリー残量 12% の時点でバッテリーを切り離したという。これにより、探査機は着陸から 2 時間 37 分後の日本時間 1 月 20 日 2 時 57 分に電源オフとなったが、それまでに取得した技術データや画像データの地上への送信は完了している。

テレメトリーデータによると SLIM の太陽電池は西を向いており、今後太陽光が西から当たるようになれば発電の可能性があると考えられるとのこと。SLIM は太陽電池からの電力のみで動作することが可能であり、現在復旧に向けて準備を進めているとのことだ。

21607240 story
ニュース

ビッグフット目撃件数はアメリカグマの生息数が多いほど増加するとの研究成果 20

ストーリー by nagazou
正体 部門より
headless 曰く、

北米におけるビッグフット・サスクワッチの目撃情報について、アメリカグマの生息数が多いほど増加するとの研究成果が公表されている (論文アブストラクトArs Technica の記事)。

アメリカグマ (Ursus americanus) は「black bear」と呼ばれるが、毛の色は黒に限らず、明るい茶色や赤茶色まで個体によってさまざまだ。周囲を見回すために2本の後肢で立ち上がることも多いく、ビッグフットが住むと考えられている森林地帯に出現する。そのため、ビッグフットの目撃情報はアメリカグマの見間違いではないかと以前から指摘されており、太平洋岸北西部ではアメリカグマの生息数とビッグフット目撃数の相関関係を示す研究成果が過去に公表されている。今回の研究はこれを米国とカナダ全体に広げるものだ。

研究では米国とカナダの州ごとに人口と森林の広さを勘案し、アメリカグマの生息数に対するサスクワッチ目撃件数の割合を算定している。ただし、アメリカグマの生息数に関するデータのない米国の 4 州 (ロードアイランド、テキサス、ウィスコンシン、ワイオミング) およびカナダの 4 州 (アルバータ、ニューファンドランド・ラブラドール、ノースウエスト、ノバスコシア) は除外し、アメリカグマの生息が確認されていない 9 州 (デラウェア・ハワイ・イリノイ・インディアナ・アイオワ・カンザス・ネブラスカ・ノースダコタ・サウスダコタ) は生息数 0 としている。

その結果、サスクワッチ目撃件数はクマの生息数と統計的に有意な相関関係があり、クマが 1,000 頭増加するごとにサスクワッチ目撃件数は 4% (95% CI: 1-7%) 増加。2006 年の全州平均ではクマおよそ 5,000 頭ごとに 1 回のサスクワッチ目撃が報告されているという。統計的に考察すると、多くのサスクワッチ目撃情報はクマを見間違えたものとみられ、そこにビッグフットがいるなら、それはクマかもしれないとのことだ。

21606872 story
火星

赤道地下に大量の氷が発見。火星を覆うのに十分な量 12

ストーリー by nagazou
発見 部門より

欧州宇宙機関(ESA)の火星探査機「Mars Express」が、火星の赤道地帯で非常に大量の氷を発見したそうだ。火星ではこれまでも赤道付近で氷の存在が確認されていたが、今回発見されたのは溶ければ火星を浅い海で覆えるほどの大量の氷だという(UchuBiz)。

この氷は地下3.7kmまで続く、厚さ数百メートルの固まった灰と乾燥した塵の地殻に覆われているそう。氷は純粋なブロックではなく塵に大きく侵食され、深さ1.5~2.7mで火星を覆うのに十分な量としている。ただし、氷が非常に深い場所に埋まっているため、アクセスは難しいと考えられているとのこと。

21606840 story
ニュース

ペット向け餌用コオロギを扱う「コオロギ研究所」が閉店へ 16

ストーリー by nagazou
推されてもだめだったか 部門より

徳島大発のベンチャー企業「グリラス」のペットフード部門である「コオロギ研究所」が、高い原料価格や飼育上の問題などを理由に、1月25日に閉店することが発表された。この研究所は、爬虫類や両生類、小動物の餌として活コオロギやコオロギの冷凍・乾燥品、そしてコオロギパウダーを販売していた。しかし、コオロギの原料価格が高騰し、季節的な要因も重なって飼育が困難になったため、閉店を決定したとのこと。ただし、同社は食用昆虫事業は継続予定であり、餌用のみの中止だとしている(産経新聞)。

21605204 story
交通

街路樹育ちすぎ問題が各地で悪影響 64

ストーリー by nagazou
メンテする人も減った 部門より

街路樹に関しては「ビッグモーター」の件でも注目されたが、乗りものニュースの記事によると日本各地で街路樹の育ちすぎによる問題が深刻化しているという。その影響は様々な場面で見られるという(乗りものニュース)。

国土交通省が実施したWEBアンケート調査によると、世田谷区内およそ6.2kmのケヤキ並木は、都区内の国道における並木区間のなかでも特に「樹木の育ちすぎ」が深刻で、幹周90cm以上の大径木が80%を占めるという。この東京の国道20号のケヤキ並木では、昭和の東京オリンピックに向けて整備されたもので、樹木の根が歩道を圧迫したり、路面に凹凸を生じさせたりしているという。また、佐賀県では2019年に沿道のマツの木が倒れ、走行中の乗用車に乗っていた5歳の男の子が死亡する痛ましい事故も発生しているとしている。

一方で、街路樹は地域のシンボルとしての意味も持っており、伐採に反対する地域住民も存在するとしている。

21604297 story
JAXA

月面に着陸したJAXAの小型月着陸実証機SLIM、太陽電池が電力を発生しないトラブル 151

ストーリー by headless
着陸 部門より
JAXA は 20 日、小型月着陸実証機 (SLIM) の月面着陸を確認した (プレスリリース着陸ライブ・記者会見動画)。

着陸が確認されたのは日本時間 1 月 20 日 0 時 20 分 (19 日 15 時 20 分 UTC)。着陸後の通信は確立しており、月への降下途中に分離した小型プローブ (LEV) からの電波も受信できているという。一方、太陽電池は電力を発生していない状況であり、バッテリーモードでの活動は数時間しか持続できないとのこと。ただし、他の機器が健全な状態にあって太陽電池のハードウェアのみが故障したとは考えにくいため、今後 1 か月の間に太陽の角度が変わることで電力が発生して再び活動可能になる可能性もある。

SLIM は着陸試行時に予定通りの軌道を描いており、目標としていた 100 m 精度のピンポイント着陸はほぼ成功したと考えられるが、正確な情報の分析には 1 か月ほどを要するとのことだ。
21603058 story
Twitter

野鳥を識別できるSWAROVSKI OPTIKのAI双眼鏡「AX VISIO」 42

ストーリー by headless
野鳥 部門より
クリスタルガラス製品で知られる SWAROVSKI グループの光学機器メーカー、SWAROVSKI OPTIK が世界初という AI 双眼鏡「AX VISIO」を 2 月 1 日に発売する (プレスリリース製品情報The Next Web の記事Ars Technica の記事動画)。

AX VISIO は高精度なアナログ光学系 SWAROVISION と AI 技術の組み合わせにより、リアルタイムで鳥などの野生動物 9,000 種以上を識別できる。プロモーション動画では蝶が飛んでいるものもあるが、本体のセレクターで選択できるのは鳥モード (Merlin Bird ID) と哺乳類モード (Mammal ID) の 2 種類だ。カメラ機能 (13MP) も搭載し、新たな発見を写真や動画で残すこともできる。同行者に発見したものを見せやすくするガイド表示機能も利用可能だ。

ウェブコミック xkcd では写真に鳥が写っているかどうかの検出機能搭載の要望に、研究チームと 5 年の時間が必要だと答える「Tasks」というエピソードがあったが、実際に SWAROVSKI OPTIK では AX VISIO の開発におよそ 5 年をかけたそうだ。本体のデザインはマーク・ニューソン氏によるもの。AX VISIO の価格は 4,600 ユーロからとなっており、2 月 1 日には一部の小売店および swarovskioptik.com で購入可能となる。現在オーストリアの SWAROVSKI OPTIK 本社では日本仕様を準備中だといい、日本での発売時期等については後日告知するとのことだ。
21575643 story
ニュース

「右利き」のコオロギは歌が上手。岡山の中学生の研究 21

ストーリー by nagazou
着目点 部門より

岡山の中学校1年生がおこなったコオロギの研究によると、2種類のコオロギの羽の構造や鳴き方などを調べた結果、鳴き方に違いがあることなどがわかったという。この研究は、第67回日本学生科学賞の中央予備審査(中学)ので入選2等に選ばれた。研究をおこなった中学生は、エンマコオロギの鳴き声は癒やされるが、フタホシコオロギの鳴き声はそうでもないことに気がついて研究を始めたという(読売新聞)。

2種類のコオロギの羽の構造や鳴き方を調べた。その結果、フタホシコオロギはオス32匹中、29匹が右羽が上で、左羽が下に重なる「右利き」。残る3匹は左の羽が上の「左利き」だった。一方メスは25匹中、右利きが11匹、左利きが14匹と左右差は見られなかったという。鳴き声を録音して波形のデータに変換したところ、左利きのオスのコオロギは右利きと比べて鳴き声が小さく、鳴いている時間も短いことも判明した。

ピンセットで羽の重なり方を入れ替えて、右利きを左利きにすると、ほとんどのフタホシコオロギは鳴くことができなくなったとしている。

21575617 story
統計

尻派・胸派とIQの関係性という研究 79

ストーリー by nagazou
尻派です 部門より

アダルトサイトから判定できる「尻派/胸派」とIQの関係という研究がSNSのX上で話題になっていたようだ。この研究では、アダルトサイトから得られたデータを分析し、胸派と尻派の割合やIQの関係を調査したという内容になっている(Just Emil Kirkegaard ThingsEmil O W Kirkegaard氏のポストTogetter)。

この研究によると、尻と胸に対する相対的な関心を持つ特性は、霊長類の中で人間だけに見られる特徴らしい。この研究では生物が生活環境に応じてとる生活史戦略の違いにより、尻と胸への好みが発生していると予測しているようだ。

研究では、Google、Pornhub、YouPornでの乳房に関連する用語と臀部に関連する用語のインターネット検索の相対頻度をもとに、国および地方の嗜好と平均IQに関する調査を実施したという。その結果、アフリカに祖先を持つ人たちは尻派が多いというデータが出たという。これは住んでいる地域や使用している言語に関係なくその傾向が強いようだ。なお、乳房に対する関心が高い国は、全体的に見て知能が高いことを示す非常に強い相関関係があった模様。

21575581 story
カナダ

気候変動否定論者、自分で14件の放火を起こしていたことを認める 24

ストーリー by nagazou
陰謀 部門より

カナダで多発した森林火災を気候変動を人々に信じさせるために政府が起こした陰謀だと主張していた男性が、実は自分で14件の放火を行ったことを認めたという出来事があったという(CBC NewsDaily Mail OnlineGIGAZINE)。

犯人とされているのは38歳のブライアン・パレ容疑者で、2024年1月15日にケベック州シブガモーの裁判所で、13件の放火と1件の人命無視の放火の罪を認めた。14件の火災のうち2件は、500戸の住民が避難を余儀なくされるほどの大規模な火災が発生。最大の被害をもたらしたとされるキャヴァン湖の火災では873ヘクタールの森林が焼失した。

パレは以前から「気候変動はWHOや国連のエリートがねつ造しているものだ」と主張していたそうだ。今回の火災を起こした動機として「森林が本当に乾燥しているのかどうかをテストしていた」などと主張しているという。

21575530 story
宇宙

世界初撮影のブラックホール、再観測に成功 20

ストーリー by nagazou
再観測 部門より

日米欧などの国際共同研究グループは18日、2017年に世界で初めて撮影された巨大ブラックホールの再観測と分析結果を発表した。今回の再観測では、初撮影時と同様に、周囲のガスが形成するリング状の構造を確認した。初撮影の際には画像に異議が出たが、今回の継続観測によってその妥当性が裏付けられたとしている(日経新聞)。

観測には台湾の「グリーンランド望遠鏡」を新たに加え、9つの望遠鏡が連携。再観測により、ブラックホール周りのガスが作るリング状の構造は変わらないことが確認された。一方、リングの明るい部分は異なり、ブラックホールへのガスの吸い込まれ方に変化が生じたことが示唆された。

この結果は理論的な予測と一致したため、初撮影時に提起されたリングが存在しないという否定的な解析報告に対しても再現性を提示することができたとしている。

21571703 story
地球

Linux 6.8 のマージウィンドウ、冬の嵐の影響で一時停止 47

ストーリー by nagazou
冬の嵐 部門より
headless 曰く、

Linus Tovalds 氏は 13 日、Linux 6.8 のマージウィンドウを一時停止すると発表した (メーリングリストでのアナウンスPhoronix の記事The Register の記事)。

Tovalds 氏が住む米オレゴン州ポートランドでは冬の嵐の影響で大規模な停電が発生しており、Tovalds 氏の居宅でも電源とインターネットが使用できなくなったという。Tovalds 氏によればこの時点でおよそ 10 万人が停電の影響を受けており、Tovalds 氏の居宅周辺は優先度が低いとみられるそうだ。ポートランド都市圏では 2021 年の冬の嵐で多数の木が倒れて送電線が切れ、Tovalds 氏の居宅は停電が 6 日間続いた。この時はマージウィンドウを延長せずに切り抜けたが、復旧の予想がつかないことから一時停止の決断に至ったようだ。

PowerOutage.us によれば、オレゴン州では現在も 6 万人以上が停電の影響を受けている。道路には倒れた木や切れた送電線以外にも「他のドライバー」という大きな危険があるので、「スターバックスに行って仕事しろ」とは言わないでほしいとのことだ。

21569920 story
地球

竹を飼料・肥料にして放置竹林問題の解決と畜産品質向上に貢献 32

ストーリー by nagazou
竹 部門より

宮崎県の企業が放置された竹林を飼料や肥料に加工し、放置竹林問題の解決と畜産品質の向上に貢献しているという。この大和フロンティアは、それまで石油の地下タンク検査事業を行っていたが、地下タンク検査業だけでは事業性が厳しいと感じ、竹を飼料に加工する事業に参入したという(PRESIDENT Online)。

県の畜産試験場が、放置竹林を伐採して飼料や肥料に加工した「竹葉(笹)サイレージ」を開発したのをうけ商品化に参入したものの、 竹の加工は試行錯誤の連続で、製品化には多くの工程や技術的課題があったという。投入する糖蜜の量や撹拌のタイミング、圧縮時の機械の調整などを細かく見直し商品化に成功した。

最初は売れなかったものの、乳酸菌効果で牛や豚の腸内環境が改善。特に子牛が下痢をしなくなり、肥育がよくなる効果が出たと言う。ある施設では1頭当たりの飼料が330kg→280kgに減少。会社全体で年間4000万円ものコスト削減につながったとしている。また肥料としても水はけがよくなるなどの効果があり、サツマイモの基腐病に対する予防効果もあったとしている。

21569899 story
宇宙

重力波観測装置「KAGRA」、能登半島地震で故障 32

ストーリー by nagazou
修理 部門より

岐阜県飛騨市の山中に建設された重力波観測装置「かぐら(KAGRA)」が、能登半島地震の影響で機器に不具合を起こし、観測できない状態になっていることが明らかになった。能登半島地震により飛騨市では最大震度5弱を観測した。修理には数か月かかる見込みだという。このため3月に始まる国際共同観測に参加できない見通し(読売新聞朝日新聞)。

東京大学宇宙線研究所によると、地震の影響でレーザーの角度を調整する鏡の向きがずれたため、地面の振動を防ぐ機器に不具合が生じたとみられている。今後、装置内部を開けて詳しく調査する予定とのこと。

21569866 story
バイオテック

遺伝子組み換え熱帯魚を違法販売。熱帯魚店経営者ら逮捕 51

ストーリー by nagazou
ブラックライト当てる必要あるのかな 部門より

警視庁は17日、遺伝子が組み換えられた熱帯魚の「ベタ」を販売した疑いで、東京・江戸川区の熱帯魚店の経営者と店長を逮捕した。彼らは紫外線を当てると黄緑色に蛍光発色するように遺伝子が組み換えられた「ベタ」9匹を販売、遺伝子組み換え生物の飼育を規制する特別法であるカルタヘナ法違反の疑いがかけられている(NHKテレ東BIZ[動画])。

警視庁によると、容疑者らはタイのブローカーから遺伝子組み換え「ベタ」16匹を1万3000円余りで輸入し、客に1匹あたり2500円から3万円で販売していたとされている。「ベタ」は東南アジア原産の熱帯魚で、日本で遺伝子組み換え「ベタ」が放流されてしまうと生態系に影響を与える可能性があるため、警視庁は輸入や販売の実態を調査しているとのこと。

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長期的な見通しやビジョンはあえて持たないようにしてる -- Linus Torvalds

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