Netscape ブラウザ ソースコード公開発表から10年
タレコミ by znc
znc 曰く、
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impress INTERNET watchの記事によると、1/22にNetscapeのブラウザ『Navigator』と『Communicator』のソースコード公開決定の発表日から10周年を迎えたとの事です。
時に西暦1998年1月22日、当時シェアNo1の地位でありながらMicrosoftのInternet Explorerの猛追を受けていたNetscape社はブラウザのソースコードを公開を発表し、インターネット業界に衝撃を与えました。
しばらくしてから、Netscape社はソースコードの管理を担当する『Mozilla Organaization』を設立し、新ブラウザ『Mozilla』の開発をスタートさせました。
多くのトラブルや問題を乗り越えて、西暦2002年6月、ついに『Mozilla 1.0』を公開しました。
その後は西暦2003年の非営利団体『Mozilla Foundation』の設立を経て、現在の『Firefox』『Thunderbird』につながっています。
Netscape社は西暦1999年3月に米AOLに買収され、その後はMozillaのソースコードを流用する形でNetscapeブラウザの公開を継続していましたが、西暦2008年2月1日のサポート終了を持って、事実上その歴史を閉じる事になります。
Webブラウザのシェアは結局Internet Explorerに奪われてしまいましたが、当時のソースコード公開の決断は、『オープンソース』という言葉を生み出すきっかけになった他、ソースコードを公開しながらもビジネスにつなげるビジネスモデルも出てきています。
今や一つのメディアとなったインターネットのWebページですが、その歴史を刻んでいるブラウザの事もたまには考えてみるのもいいかもしれませんね。
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