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AC0x01のタレコミ | スラド
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21610400 submission
JAXA

JAXAの小型月着陸実証機SLIM、太陽光発電が開始され運用を再開

タレコミ by AC0x01
AC0x01 曰く、
月面着陸の成功後に太陽電池が発電せず復旧を目指すとしていたJAXAの小型月着陸実証機SLIMだが、28日夜に通信が回復。復旧したことが発表された(公式Xアカウントのポスト, NHK)。

SLIMは着陸時のテレメトリーや小型ロボットSORA-Qにより撮影された着陸後の写真から、太陽電池パネルが西を向いてしまっていることが確認されており、時間が経過して太陽光が西から差すようになれば発電することが期待されていた。28日夜に再起動して通信が再開していたようで、公式Xアカウントでは科学観測が開始されたことと、最初に撮影された写真がともにポストされている。結果的にエンジンと着陸のトラブルを除くと、ミッションのほとんどは無事に達成できそうで喜ばしい。

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21608999 submission
JAXA

JAXA、SORA-Qが撮影したSLIMの着陸写真を公開。メインエンジン1基が停止していた

タレコミ by AC0x01
AC0x01 曰く、
月面着陸に成功したものの太陽電池が電力を発生しないトラブルに見舞われている小型月着陸実証機SLIMだが、JAXAは25日、100m精度のピンポイント着陸の技術実証が達成できたとみられることと、小型ロボットSORA-Qが着陸後のSLIMの撮影に成功していたことを発表した(着陸結果の発表, 撮影成功の発表)。

まず着陸についてだが、データの分析を行った結果、SLIMは当初の目標着地地点から東側に55m程度の位置で月面に到達していることが確認されたという。SLIMは高度50m付近までは3~4m程度という極めて高い精度で着地地点に降下したが、障害物回避マヌーバの直前に2基のメインエンジンの1基が推力を喪失。ソフトウェアは自律的に異常を判断し、もう1基のエンジンで出来るだけ位置を調整しながら降下を行っていたとのこと。エンジンの機能喪失原因は、エンジン外の何らかの外的要因と考えられるが調査中としている。

次に写真についてだが、こちらはSLIMに搭載されていた2機の超小型機のうち、タカラトミーなどと共同開発したLEV-2「SORA-Q」が写真撮影に成功しており、その中に着陸したSLIMが映し出されていたという。写真のSLIMはスラスターを上に、頭から地面に着地するような姿勢になっており、想定されていた二段階着陸ではなく不時着のような印象ではあるが、月面に降り立っていることが確認できる。予想外のエンジントラブルがあった中では、うまく着地できたと言えそうである。

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18497894 submission
宇宙

Starshipの二回目の軌道飛行試験、11月17日22時と発表される 1

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AC0x01 曰く、
4月に初の軌道飛行試験を行ったものの失敗に終わっていた米SpaceX社の超大型ロケットStarshipだが、二回目の軌道飛行試験が11月17日(金)の現地時間朝7時(日本時間夜22時)に行われる旨の公式発表が行われた(SpaceX公式ツイート, Soraeの記事, NASASpaceflight.comの記事)。

打ち上げウィンドウは7時~9時39分ということなので、当日に問題が起きなければこの時間帯のどこかで打ち上げられる見込み。SpaceXは前回の打ち上げ後に、打ち上げのライブ配信をX(旧Twitter)に一本化することを発表しているため、今回の打ち上げも公式配信はXのみかもしれない。

CEOのイーロンマスク氏は8月末に打ち上げ準備は整ったとツイートしていたが、その後は米連邦航空局 (FAA) の許可待ちで、先月にはFAAの仕事が遅いと抗議していることが報じられていた。今回も15日に最後の課題だった魚類および野生生物保護局 (FWS) の許可が下りたことで、打ち上げに至ったようである。

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17647202 submission
JAXA

政府、宇宙戦略基金として10年間で1兆円を支援へ

タレコミ by AC0x01
AC0x01 曰く、
政府は2日、デフレ完全脱却のための総合経済対策の中で、新たに10年間総額1兆円規模の「宇宙戦略基金」を設置し、JAXAを通じて民間の宇宙開発を支援させることを閣議決定した(デフレ完全脱却のための総合経済対策資料, 東京新聞, 朝日新聞, Yahooニュース)。

詳細は、宇宙ベンチャーのISTの稲川社長の解説ツイートが分かりやすいが、基金の規模は10年間で1兆円(年間1000億円)で、JAXAが直接活用するのではなく、JAXAを通じて宇宙開発を行う大学や民間企業に拠出して宇宙産業を育成という形になるようだ。日本の宇宙開発はこれまで官中心の宇宙予算が年間2~3000億円で、純粋に1000億円増えるのであれば波及効果は大きそうである。文科省では早速23年度の補正予算案で1500億円を計上する予定とのこと。

ただし、過去の日本の宇宙開発では、ISSやIGSなど宇宙で新しいことに手を出す際に、予算を増やすと言っておきながら実際にはJAXAの既存の予算を削って捻出した前科があるため、X上などでは素直に信用できないという反応もあるようだ。

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17450983 submission
地球

成層圏エアロゾル中の金属粒子、約10%は燃え尽きたロケットなどに由来

タレコミ by AC0x01
AC0x01 曰く、
使用済みのロケット上段や人工衛星は、地上に落ちたりスペースデブリとなったりしないよう大気圏に突入させ燃え尽きさせるのが定番であるが、アメリカ海洋大気庁 (NOAA) の調査の結果、成層圏のエアロゾルに含まれる金属粒子の約10%がこれらの燃え尽きた残骸由来の物質となっている可能性が高いことが判明した(Soraeの記事)。

調査の結果、成層圏のエアロゾルには過去の調査でも発見されていた流星由来とみられるナトリウム、マグネシウム、クロム、鉄、ニッケルの他、アルミニウム、リチウム、銅が見つかったという。特にアルミニウムと銅の質量比は、ロケットや衛星の素材として使われる割合とほぼ一致しており、これらの残骸に由来しているとみられるという。またリチウムイオン電池の搭載が増えたことから、リチウムが増加傾向にあり、その他自然界には珍しいがロケットエンジンには使用されるニオブやハフニウムも微量ながら検出されたとのこと。

これまでこうした残骸が燃え尽きた後にどうなるかはほとんど考慮されていなかったということだが、微量の金属粒子がどのように大気中を移動するかもわかっておらず、人体や環境に悪影響があるのかも不明とのこと。ただし、今後はさらにロケットや人工衛星の打ち上げが増えると見込まれることから、将来的に新たな環境問題として課題になる可能性があるようだ。

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17430597 submission
アメリカ合衆国

米SpaceXが連邦航空局の人員不足について米議会で抗議

タレコミ by AC0x01
AC0x01 曰く、
4月のStarshipの初の軌道飛行試験の後、年内に4~5回の軌道飛行試験を行いたいと語り、8月末に打ち上げ準備が整い米連邦航空局 (FAA) の前回打ち上げの改善要求も達成し飛行許可を申請すると語っていた米SpaceX社だが、FAAのライセンスがなかなか下りないことに対して、米議会の公聴会でFAAの人員不足について抗議しているようだ(CNN, SpaceNews, arsTECHNICA)。

SpaceXは公聴会で「SpaceXの打ち上げ準備は1か月以上前に整っている」「規制の遅れは公共の安全と関係が無い」と主張。「これらの遅れはアルテミス計画の遅延を招き、中国に先に月面着陸を許すことになる」とも語った。また報道によればロケット打ち上げ数自体が、数年前の年間数十件から百件超へと急増しており、さらに今後SpaceX以外の他の民間宇宙ベンチャーも打ち上げ数を急増させる計画であることから、FAAのライセンス部門は完全に人手不足に陥っているとのこと。実際に現在でも、許可を早めるために打ち上げ計画を変更することも起きているという。

ただし、Starshipの打ち上げ許可にはFAAの他、FCC (連邦通信委員会)、NASA、FWS (魚類および野生生物保護局)、AST (アメリカ運輸局) なども関与しており、まだまだすんなりとはいかないかもしれない。

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17325991 submission
ビジネス

Stoke Spaceがエアロスパイクエンジンを使ったロケット試験機の飛行に成功

タレコミ by AC0x01
AC0x01 曰く、
米宇宙ベンチャーのStoke Space社は9月17日、Hopper2と呼ばれるロケット試験機により、同社が開発するエアロスパイクエンジンによる初飛行に成功した(プレスリリース, 飛行動画, MASA氏の日本語解説ツイート)。

Stoke Space社は、2019年に創業された1段目2段目ともに再使用可能なロケットの開発を進める宇宙ベンチャー企業。ノズルを持たないエアロスパイクエンジンと呼ばれるロケットエンジンを用い、その噴射を耐熱シールドのように使うことで、大気圏再突入に耐え得る機体を作ろうとしている(イメージ動画)。今回の試験飛行はあくまで数メートル、15秒ほどのものだが、一般的なロケットエンジンとは異なる仕組みでありながら、離陸から着陸まで一連のプロセスを達成したことが確認できる。

ロケットの2段目の再使用をめぐっては、先行するSpaceX社が性能の低下が大きいとしてファルコン9では断念し、性能が下がっても問題ないぐらい超大型のStarshipを作るという力業で解決しようとする一方、Rocket Lab社などは1段目側に機能の多くを持たせてシンプルな使い捨て2段目にする設計を提示している。しかし、今回のような技術的な解決策が取れるのであれば、一般的なロケットの延長で再使用が実現するかもしれない。

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17298104 submission
JAXA

JAXAと三菱重工業、次世代ロケット向けにメタンを燃料とするエンジンの開発に着手

タレコミ by AC0x01
AC0x01 曰く、
日経新聞が9月17日に報じたところによると、JAXAと三菱重工業は、2030年ごろに初飛行するH3の次の次世代ロケット向けに、今夏よりメタンを燃料とするエンジンの設計に着手しているという(日経新聞)。

JAXAの次世代ロケットのロードマップでは、燃料について既存の水素と併記する形でメタンについても記述されていたが、メタンでの開発に着手したと報じられたのはこれが初であろう。メタンは、ロケット燃料としては扱いやすいケロシンと比推力の高い水素の中間的な性質を持つが、推力が高いため固体ロケットブースターが不要でかつ煤が出ないなど、ロケットの再使用に向いた特性を持っており、近年注目が高まっていた(IHIのメタンエンジン解説ページ, 東洋経済のロケット燃料の解説記事)。米SpaceXやBlue Originがメタンロケットの開発を進める他、先日には中国の民間企業が世界初のメタンロケットの打ち上げを行っている。

ただ、JAXAは2009年に開発中止したGXロケットのエンジンとして、IHIとメタンを主成分とするLNG(液化天然ガス)を使うLE-8エンジンを開発しており、今回IHIではなく三菱重工業とのエンジン開発となっていることに、SNS上では疑問を呈する声もあるようだ。

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17262585 submission
宇宙

人工衛星のセキュリティ対策は不十分?プロトコルの隠蔽のみや脆弱なファームウェアも

タレコミ by AC0x01
AC0x01 曰く、
ドイツの研究者が人工衛星のサイバーセキュリティの現状を分析したところによると、現役の衛星の中にも適切なセキュリティ対策が施されていないとみられるものがあることが明らかになったという(UchuBizの記事)。

人工衛星のセキュリティ対策はもともと、そもそも人工衛星と通信することは難しく、そのアクセス手段なども知られていない、ということを前提とした「隠蔽によるセキュリティ」に頼ってきた傾向があるという。しかし今日では、超小型衛星やキューブサットを中心にオープン化したコンポーネントが用いられ、また教育機関などで衛星開発についてかかわった人も増えてきていることから、こうした過去の常識が通用しなくなっているとのこと。

今回の調査ではキューブサットに提供されている既存のファームウェアの脆弱性をエミュレータで調査。結果は任意コードの実行が可能で、外部から制御を奪うことが可能だったという。また衛星エンジニアへのアンケート調査では、セキュリティ対策をしているとの回答は約半数(17機中9機)に留まり、その他は対策されていないや分からないといった回答が寄せられたとのこと。また実施しているセキュリティ対策も、「プロトコルの隠蔽」と「プロトコルの暗号化」が半々で、隠蔽に頼った対策が現在でも多く取られているようだ。

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16730827 submission
ビジネス

文科省の「SBIR」制度を使った民間ロケット育成プログラムが開始、2027年度までに衛星打ち上げ条件

タレコミ by AC0x01
AC0x01 曰く、
やや旧聞となるが、文部科学省は7月28日、スタートアップ等による研究開発を促進するため補助金などを交付する「SBIR」(Small Business Innovation Research) 制度を用いた、宇宙輸送分野を対象にした「民間ロケットの開発・実証」プロジェクトの公募を開始した(公募ページ, UchuBiz)。

このプロジェクトでは、マイルストーンを達成するごとに支援金が支給される形式となっており、TRL5でエンジンや機体、アビオニクスといったサブシステムの開発、TRL6で実機サイズのサブシステムの実証、TRL7で衛星またはダミーマスの打ち上げが求められている。基金としては350億円が確保されている。ただし、政府の基幹ロケットとの棲み分けや射場の自費調達といった条件が設定されており、支援対象は実質的に小型ロケット中心になるとみられている。

雰囲気的には、NASAがISSへの打ち上げを委託する形で民間を育成したCOTSプログラムなどに近い感じだろうか?応募できそうな企業というとISTスペースワンSPACE WALKER辺りに限られそうだが、果たして日本の民間ロケットは立ち上がるだろうか?

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「科学者は100%安全だと保証できないものは動かしてはならない」、科学者「えっ」、プログラマ「えっ」

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