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本家インタビュー:俳優ウィリアム・シャトナー | スラド Submission
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インタビュー

本家インタビュー:俳優ウィリアム・シャトナー

タレコミ by haresu
haresu 曰く、
今回の翻訳企画は、『スター・トレック』のカーク船長でおなじみ、俳優のウィリアム・シャトナー氏をお送りいたします。
昨年12月に本家で行われたこのインタビューでの質問に対する氏の答えは総じて短く、むしろそっけない感じすら受けますが、映画やTVの裏にある素顔を垣間見るにはじゅうぶんでしょう。
ちなみに訳者はトレッキーではないので、不明な部分はなるべく調べて訳注として反映させましたが、まだまだ不備な点は多いと思います。識者の方々に大いにツッコミを入れていただきたいところです。
なお、今回の翻訳でも多くの方々のご協力をいただきました。別に記して感謝申し上げます。

1) あなたの評判
tps12 による

たまたま最近、あなたが出演された『トワイライトゾーン』の2つのエピソードを拝見しました(「飛行機の翼の上に何かいる」という有名なお話と、あなたが食堂にある占いマシンのとりこになるという、そう有名ではないけれどなかなか面白いお話です)。白状すると、この2つのエピソードで、私はあなたの演技力が意外にも高いのにびっくりさせられました。誰もがあなたのお顔からカーク船長を連想するとはいっても、この『トワイライトゾーン』での登場人物たちは明確に表現されており、私の先入観は押し流されてしまいました。

そういうわけで伺いたいのは、あなたが大根役者だという滑稽な評判をどうお考えになっているかについてです。『スター・トレック』がどこかひどくわざとらしいのは、TV(またはSF)が「リアルな」芝居ではないという先入観のせいであるとお考えですか? それともそういう演出だったのですか? それとも責任は他にありますか?

シャトナー:

もちろん私はそういうひどい評判を見聞きすることはない。私が知っているのは、みんなが読み聞かせてくれる熱烈な評論だけだ。どこかの評論家が私をすばらしいと思っている、という。だから、だんだん自分はすばらしいと思うようになってきてしまったよ。

[訳注]

2) 好きなパロディは?
hero による

スター・トレックは、これまで何度も様々な形式−TV、映画、コミックなど−でパロディ化されてきました。おそらくそれと同じかもっと多いくらい、あなた自身も「カーク船長のマネ」のネタのコントなどでパロディ化されています。では質問です。あなた自身、または(※『スター・トレック』の)シリーズのパロディのうちで、おもしろおかしさとか器用さの点で何かお好きなものは思い浮かびますか?

シャトナー:

ジョン・ベルーシがたぶんベストじゃないかと思うよ。

[訳注]

3) 初の異人種間キス
Irvu による

TV史上初の異人種間キスはいかがでしたか? スタジオでの撮影をうまく進行するためにどれだけの努力が必要でしたか? またそれはあなたと番組にどれほどの効果をもたらしましたか?

シャトナー:

これまでこの異人種間キスというものが過大評価されすぎてきたと思うよ。ニシェル・ニコルズは美しい女性で、唇がとても肉感的だった。私は人に感動を与えられるよう努力しただけなんだ。

[訳注]

4) 『サタデー・ナイト・ライブ』
billmaly による

もう何年も前、あなたが『サタデー・ナイト・ライブ』のホスト役をしたとき、今や古典的なネタとなった「トレッキー・コント」に参加されましたね(実は『サタデー・ナイト・ライブ』でいちばんお気に入りのコントなんです)。

あのコントは、あなたにとってはカタルシスだったのですか? つまり、何らかの呪縛からついに解き放たれるための、そしてご自分の考えや感情を世間に知らしめるための手段だったのですか? それとも単なるコントでしかなかったのですか? 私は、あなたも、あなたの作品も、『スター・トレック』ファンも馬鹿にするつもりはありません。でもここでは正直にいきましょうよ。たしかに中には、お言葉を借りれば「自分の人生を生きる」(※原文では"Get a life!")必要のある人もいるんです。あなたは上記のように感じている/いたのではありませんか? それともあれはただの演技だったんですか? さあ、正直になって・・・:)

シャトナー:

オーケー、正直にいこう。あれはお笑いだ。純粋かつ単純なことだ。君はもうちょっと控えめに楽しむべきだったんだよ。私には君こそ「自分の人生を生きる」必要があるように思えるね。

[訳注]

5) MPAA
jhines0042 による

アメリカ映画協会(MPAA)について考えてみたいと思います。MPAAは俳優にとってありがたいものとお考えですか? それとも悩みの種とお考えですか?

シャトナー:

実のところ、俳優はMPAAのことをそんなに考えてはいないと思うんだ。それよりはAARP(※全米退職者協会)の方を気にしているよ。

[訳注]

6) 『ギャラクシー・クエスト』
vrone による

あらかじめ言いますと、私はそれほど熱狂的でない『スター・トレック』ファンですが、1999年公開の映画『ギャラクシー・クエスト』はすごく面白かったです。

『ギャラクシー・クエスト』を見た人なら誰でも同意してくれると思うのですが、この映画は、突き詰めれば『スター・トレック』を元にしています。したがって、ティム・アレンが演じた人物は、つまるところあなただということになります。

そこで私の2つの質問はこうなります。『ギャラクシー・クエスト』は面白かったですか? また、『スター・トレック』後の生活の描写については、どの程度正確だったのでしょうか?

シャトナー:

うん、面白かった。ティム・アレンはすごくおかしかったと思う。
正確かどうかということについていえば、全然正確じゃないね。

[訳注]

7) マギル大学時代
peg0cjs による

あなたがマギル大学に通っていたことがあるというのはかなりよく知られています(少なくともここカナダでは)。学生会館を「シャトナービルディング」に改名するなんていうこともあったくらいです。

改名の式典に招待されたのに、あなたは参加を拒否した、と伺いました。また、マギル大学時代のことをほとんど話したがらない、とも伺いました。この話題が出るのを忌み嫌うほど、マギル大学のどこが恐ろしかったり、悲惨だったり、鬱陶しかったりしたのですか?

シャトナー:

Oh Contrare. これはフランス語だ。わからない人がいるといけないので意味をいうと、「その反対だ」ということだよ。私はマギル大学では素晴らしい時を過ごした。学生会館での式典にも行ったよ。それにマギル大学に対しては、優れた大学であり、優れた学生を多く送り出しているという感想を持っている。不運にも私は優れた学生の一人とはいえなかったけれどね。

[訳注]

8) ネリン・シャトナー記念基金
Tsar による

奥様のネリンさんが、アルコール依存症から回復しつつあるさなかに折悪く悲劇的に亡くなられてから、勇気ある一歩として奥様の名をつけた基金を設立し、"Friendly House"というアルコール依存症回復支援団体の援助をしていらっしゃいますね。この事業の進捗はいかがですか? また、こういった努力へ参画することは、奥様を失った悲しみを乗り越える助けとなりましたか?

この話題が痛みを伴うものであるのはわかります。でも、きっとこのスラッシュドットのコミュニティの多くの人々が、あなたの経験やお考えから多くのものを得られると思うのです。

シャトナー:

ネリン基金について聞いてくれてありがとう。この基金は"Friendly House"というリハビリ施設の運営に寄与している。この施設はすばらしい業績をあげているよ。ネリンはそこに自分の名前のついたリハビリのためのホームを持っているんだ。そして私は、このような回復しようとしている女性たちに希望と共感を寄せている。

[訳注]

9) マジな話……俺たちうまくいってんの?
CleverNickName による

ねぇビル、

俺たち、うまくいってんのかな? ちがうのかな? ていうかさ、俺はずっとあんたに嫌われてると思ってたんだけど、ウィーケストリンクに出て(※楽屋で?)一緒にワールドシリーズ見てたときは、すごく楽しかったんだ。
だからさ、俺たちうまくいってんの? それともあれはゲームの前にかけひきしただけなの?

ウィルより。

シャトナー:

こんにちは、ウィル。

うまくいっているよ。超うまくいっている。軌道に乗った間柄だ。ゲームの前にかけひきなんかするものか。

一緒にプライベートな時間を過ごせたらいいね。

[訳注]

10) ハリウッドと私生活とのバランス
Geek In Training による

ごく普通のありふれたカナダっ子の私からみると、「ビル・シャトナー(61)、成人した3人の子を持ち、趣味は乗馬」という言い方と、「俳優・歌手・プロデューサー・作家であるウィリアム・シャトナー・・・云々・・・4番目の妻・・・云々・・・プライベートでの悲劇・・・云々・・・内部スクープ」というようなハリウッドやタブロイド紙がよくやる私生活に突っ込んだ言い方との違いを、「一般大衆」が区別するのは難しいような気がします。

結局のところ、有名になるということはどれほどの価値をもつものなのでしょうか? あなたがここ数十年の間人々を楽しませ続けてきたことと、3人の娘さんを育てあげてきたこととを同様に知られてしまうというのは、プライバシーを犠牲にするだけの価値のあることなのでしょうか? 根拠があるかどうかも怪しい個人的欠点が大衆に晒されてしまっているのに、それでも大体において公平な扱いを受けてきたと感じておいでですか? 全盛期が続く間はこのまま脚光を浴びて生きていくおつもりですか? それとももう引退して昔を懐かしみ、挨拶状が配送されていくのに任せますか?

あなたが職業人として残すことができるものはもう完成していて、それをメディアの歴史に加える準備はできていると感じておいでですか? それともそれが「もう十分」かどうかわからずに思い悩んでおいでですか? そしてそれは男として、夫として、父親として、息子として個人的に残すことができるものについても同様ですか? 他の人に対して、後悔せずにすむようにアドバイスできることはありますか?

シャトナー:

後悔は人間の感情のうち最も悪しきものだ。後悔しても何も戻ってはこない。後悔してもこの先いいことはない。私は後悔とともに生きてはいない。しなければよかったと思うことがあったら、この先二度とそんなことはしないか、あるいは自分を許してやってもっとうまくやろうとするよ。

私の人生は私が語ることの中にある。また私は自分自身に、そして他の人々に対しても誠実であろうと努めている。私の欠点がいかなるものであれ、それは人間であるがゆえのものであり、私はその欠点を改善しようと日々努力しているのだ。
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