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破壊神 - 新・なんJ用語集 Wiki*
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破壊神

Last-modified: 2025-10-01 (水) 08:13:48

主に死球を与えるイメージが強い投手、特にインパクトの強い死球をよく与えている投手または球団に与えられる称号。
単純に与死球が多い場合と、多くはなくても故障させてしまった場合などの両方が当てはまる。

主な選手

  • 藤浪晋太郎(阪神→OAK→BAL→NYM傘下→SEA傘下→DeNA)
    入団当初から制球難ではあったが2017年~2019年までは特に顕著で1試合で1死球出すことも珍しくなかった。しばしば右打者の、しかも頭部に死球を当てるため、対戦相手は左打者を並べることが多い。現在では破壊神といえば大体彼のことを指す。他にも死神やスナイパー、投げる国際問題、日本が唯一輸出した兵器と呼ばれることも。
    NPB時代は和田豊監督時代の酷使金本知憲監督時代の161球懲罰投球などに対する批判もあり同情的な意見も少なくなかったが、MLBでもあまり改善していないことや、ほっといてくれ発言もあり、同情的な意見も減少気味である。
    そして2025年7月15日、日本が唯一輸出した兵器が満を持してDeNAに逆輸入された。今度は阪神が破壊神の餌食となる…かもしれない。
  • 西勇輝(オリックス→阪神)
    オリックス時代から与死球の数こそ多いものの、球速はそこまで速くないことからさほど問題視されずにいた。しかし2014年の日米野球でアメリカ代表のロビンソン・カノに死球を与え、試合後カノの骨折が判明してしまったため、この頃から一部では破壊神と呼ばれるようになる。藤浪同様、西もまた与死球で崩れることが少なくない。また、小久保裕紀の引退試合を破壊したことを破壊神と言われることも。
  • 山口俊(元横浜/DeNA→巨人→TOR→SF傘下→巨人)
    横浜時代から巨人一期目を通じて与死球ランキングの常連であり、特に會澤翼(広島)には2打席連続死球を与えるなど何かと因縁があった。
    フォームの矯正で改善に取り組んだこともあったが、2021年9月14日の古巣・DeNA戦では危険球退場*1のNPB新記録を作っている。
  • 大谷翔平(日本ハム→LAA→LAD)
    花巻東高時代から豪速球投手として知られる一方で、コントロールは今ひとつであった。日本ハム時代の2013年は61イニングを投げて8死球を与えており、2013年にはブラッド・エルドレッド(当時広島)、2014年には伊藤光(当時オリックス)への投球によってスタジアムが騒然となっている。
    2013年と2016年の与死球率は同年の藤浪を上回っているが、2017年~2020年は怪我で投手を休業していたため鳴りを潜めている。
  • ジョニー・ヘルウェグ(元広島)
    広島入団前から助っ人外国人に詳しいファンには既にその凶悪性を知られており、2018年に広島に途中加入するやたちまち破壊神候補の活躍を見せた。投球スタイルが藤浪と酷似していることから「米製藤浪」や「ヘル浪ウェグ太郎*2」と呼ばれることもあったが2019年11月に広島を戦力外になった。
  • 高橋礼(ソフトバンク→巨人)
    2021年の開幕ローテに入るものの登板する度に四死球を連発しており、4月12日の西武戦にて外崎修汰を死球で骨折させてしまったことで一気に有名になった*3。なお、高橋の通算死球割合は藤浪を上回っており*4下から投げる藤浪とも。
  • 坂本光士郎(ヤクルト→ロッテ)
    ヤクルト時代から奪三振能力に長ける一方で制球難を克服できないでおり、さらには与死球後の態度にも悪い意味で定評がある。
    2024年8月6日のソフトバンク戦では近藤健介に死球を与えた際に帽子を取らず、近藤から怒りを表されている。その6日後となる8月12日のオリックス戦では森友哉に死球を与え、帽子を取らないどころか森に近づき睨みつけたことで森が激昂、乱闘のきっかけを作った。
  • ジョシュ・ホワイトセル(ARI→ヤクルト→ロッテ→メキシカンリーグ)
    打者ではあるがスイング後の後ろに大きく流れるフォロースルーで捕手を破壊する。2日連続で破壊することも。彼がボックスに立つと捕手は後ろに下がる傾向にあったが、あまり下がらない細川には複数回当てている*5。しかし細川自身も走路にマスクを投げ捨てる事が多いためか同情的な声は当時*6でも意外にも少なかった。

球団・カード

  • 埼玉西武ライオンズ
    毎年与死球が多く投手陣全体が破壊神扱いされており*7山賊の飛び道具」呼ばわりされる。
    2021年7月2日には先発の佐々木健が先頭打者の福田周平に僅か3球で危険球退場*8。NPB先発投手の最速危険球退場記録を更新した。
  • 読売ジャイアンツ対ヤクルトスワローズ(1993年~1994年)
    1993年、長嶋茂雄が巨人監督に復帰すると、長嶋に対し強い嫉妬心を抱いていた野村克也*9率いるヤクルトとの遺恨対決がしばしば見られた。
    1993年5月27日、巨人・大久保博元は盗塁に対して全く無警戒の石井一久古田敦也バッテリーから盗塁を決めるが*10その報復として次の打席で高津臣吾から死球を受けて左手首を骨折させられてしまった
    6月8日、巨人・宮本和知が古田に死球を与えると険悪ムードが立ちこもる。そして次打者・広沢克己が二塁打を放ち一塁走者の古田は本塁を狙う際、捕手・吉原孝介へ体当たり気味のスライディングをかますもののタッチアウトとなるが、その際に吉原が古田に対して肘打ちをかましたことで次打者として控えていたジャック・ハウエルが激昂し大乱闘となり、吉原とハウエルが退場処分となった
    9月19日、巨人・橋本清が金森栄治に対して背中を掠める大暴投をするとたちどころに大乱闘となり、中でも堀内恒夫コーチはアイアンクローを食らってメガネを破壊されたりユニフォームを破られたりするなど散々な目にあってしまった
    そして1994年5月11日、ヤクルト・西村龍次が村田真一に死球を与え負傷退場させると、その報復と言わんばかりに木田優夫が西村に死球をぶつける。そして西村がダン・グラッデンに頭部をかすめる危険球を投げると大乱闘となり、その際にグラッデンは捕手・中西親志を殴打し退場処分となった*11
    この試合をきっかけに危険球退場の規定が設けられることとなってからは互いの遺恨は沈静化することとなった。
  • 阪神タイガース(2018年~2022年)
    藤浪や西以外にも岩貞祐太青柳晃洋、さらには2021年で引退した岩田稔中田賢一といった死球祭りになる投手が揃っていた。2018年以降では危険球退場した回数が12球団でも断トツに多かった*12。そして2019年と2020年の開幕3戦目に相手選手を死球で骨折させるなど、破壊神の名に恥じない破壊力を見せておりこちらは「地獄の飛び道具」呼ばわりされる。
    2021年は与死球数が12球団最少だったものの、その半分以上が阪神と色々とあったヤクルトに与えたもの*13だったためにイメージは改善されなかった*14
  • 東京ヤクルトスワローズ(2021年~2023年)
    2021年以降、与四球については12球団でも好成績に収められているが、慢性的にすっぽ抜け球が多く与死球はリーグ平均以下*15となかなか改善されてはいなかった。また、当時コーチとして在籍していた森岡良介が乱闘要員とされたこともある。
    特に2023年は一軍、二軍ともに与死球を量産している上、死球を与えた試合での球団全体の態度も問題視された。この年は広島を除く4チームと死球絡みのトラブルを起こした。
    5月20日のDeNA戦では乱闘寸前の騒ぎに発展したほか、9月3日の阪神*16戦では近本光司に死球を与えてしまい、その後の杜撰な対応で岡田彰布監督を激怒させるというトラブルを起こしてしまった(9月23日に高津監督が直接謝罪し、和解した)*17
    上記の通り、この年のヤクルトは死球関連での話題が非常に多かったのだが2023年シーズンの与死球数は63個でセ・リーグ2位である*18


関連項目

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*1 相手はネフタリ・ソト
*2 このため藤浪が「ヘル浪晋太郎」と言われるようになる。
*3 高橋はアンダーハンド投手ながら球速が最速140キロ超と速めで、死球時の怪我のリスクは高い。
*4 2021年終了時点で藤浪は927.2回52死球に対し高橋は258回30死球。
*5 確認できるだけで4回。2012/4/13、8/25、9/7、2013/5/4。
*6 現在ではほとんどの球界OB捕手が「フォロースルーに当たるのは100%捕手側の技量不足」という見解の発信をしているため、当てられた捕手の所属しているチームのファン以外に同情されることはあからさまな守備妨害でもない限りは基本的にない。
*7 2011年から9年連続パ・リーグ1位。その間、2017年を除き12球団でも1位に君臨する。特に、2019年は2位のソフトバンクでさえ67個という中93個とダントツの数値を叩き出した。歴史を辿れば「ケンカ投法」で知られる東尾修なども在籍していた。
*8 佐々木の前にこの記録を保有していたのは2017年9月30日の畠世周(巨人)の4球。2番打者に与えた死球であった。
*9 花に例えるならば長嶋は燦々とした太陽に照らされたひまわり、野村自身は木陰でひっそりと咲く月見草だとしばしば語っていた。
*10 これが現役時代唯一の盗塁。
*11 この時グラッデンは指の骨を2本折り、文字通り「骨折り損」となった。
*12 特に2018年のシーズン危険球退場数は5回(1回は誤審)。与死球数自体も2019年は12球団中3位、セ・リーグ1位。ただし1位2位の西武とソフトバンクが群を抜いており、3位以下はそこまで大差がない。
*13 内容も明らかなすっぽ抜けを連続させていた藤浪を続投させ続けて案の定3死球を与える、不審な動きをした騒動の翌日に3死球を与えるなど心象が悪くなる場面で複数の死球を与えていたため、当時の阪神がヘイトを貯めていたこともあり殊更に批判が集まる結果となった。
*14 この後も与死球は減少傾向ではあるが阪神がヤクルトにだけやけに当てる傾向は変わらず、ヤクルトが悪目立ちしていた2023年も実はヤクルトからの被死球数よりヤクルトへの与死球数の方が多かった
*15 高津政権以降、シュートを習得し一軍で戦える投手が増加したことが主な一因とされる。
*16 なお、ヤクルトはこれより前の8月13日の対阪神戦で捕手・梅野隆太郎の左手首に死球を与えてしまい、今季絶望となる重傷を負わせてしまっている。
*17 他にも、8月19日の中日戦で木澤尚文が石川昂弥に頭部死球を与え、危険球退場となった。
*18 1位は読売ジャイアンツの64個で、2019年から2023年まで5年連続最多だった。