韓国の法務省の幹部は11日の国会の委員会で、ユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領に「非常戒厳」を進言したとされるキム・ヨンヒョン(金龍顕)前国防相が拘置所で自殺をはかったと明らかにしました。前国防相の命には別状がないとしています。 キム前国防相は、内乱などの疑いで身柄が拘束され、10日夜遅く、検察に逮捕されたと伝えられています。
アメリカのトランプ次期大統領が新たな政権で司法長官に起用すると発表していた前下院議員が指名を辞退すると表明しました。未成年の女性に金銭を支払って性的な関係を持った疑いなどで起用が問題視されていた人物で、トランプ氏は人事の練り直しを迫られることになります。 トランプ氏が、来年1月に発足する新たな政権で司法長官に起用すると発表していたマット・ゲーツ前下院議員は21日、SNSで指名を辞退すると表明しました。 ゲーツ氏はトランプ氏を強く支持してきたことで知られます。 ただ、未成年の女性に金銭を支払って性的な関係を持った疑いなどで当局の捜査を受けたことがあり、身内の共和党内からも起用を問題視する声が上がり、閣僚人事に必要な議会上院での承認が難航するとの見方が出ていました。 ゲーツ氏は辞退の理由についてSNSに「私の承認をめぐって不当な形で政権移行期の重要な仕事を妨げていることは明らかだ」と投稿しまし
アメリカ大統領選挙に勝利した共和党のトランプ氏は、次期政権の国防長官に、元軍人で保守系テレビ局の司会者を務めてきたピート・ヘグセス氏を起用すると発表しました。トランプ氏の「アメリカ第一主義」を強く支持してきた人物で、来年1月の政権発足に向けて準備を加速させています。 アメリカ大統領選挙に勝利したトランプ氏は12日、次期政権の国防長官に、元軍人で保守系のテレビ局、FOXニュースで司会者を務めてきた、ピート・ヘグセス氏を起用すると発表しました。 ヘグセス氏は大学卒業後、陸軍州兵としてイラクやアフガニスタンに派遣されたことがある元軍人で、FOXニュースの番組で司会者を8年間務めてきたということです。 トランプ氏は声明の中で「彼ほど部隊のために献身的に戦うものはおらず、われわれが掲げる『力による平和』の政策を推し進める愛国者となるだろう」としています。 ヘグセス氏の起用は、有力紙ニューヨーク・タイ
首都圏で闇バイトを実行役にした強盗事件が相次ぐ中、先月、埼玉県所沢市の住宅であった強盗傷害事件で、2日に逮捕されたリクルーターとみられる容疑者のスマートフォンに、2種類の秘匿性の高い通信アプリが入っていたことが捜査関係者への取材でわかりました。警察は複数のアプリを使い分けて闇バイトを集めていたとみて詳しく調べています。 首都圏で闇バイトを実行役にした強盗事件が相次いでいます。 こうした中、愛知県知多市の会社員、名倉優也容疑者(31)は先月、所沢市の住宅に闇バイトで集められた4人組が押し入り現金を奪った事件で、このうち3人を指示役に仲介するなどして事件を起こさせたとして2日、強盗傷害などの疑いで警察に逮捕されました。 容疑者は闇バイトの実行役を集めるリクルーターとみられ、一連の事件で実行役より上位の容疑者が逮捕されたのは初めてです。 これまでの調べで、秘匿性の高いアプリで実行役らを現場近くに
ことし5月の総選挙後、政治の空白が続くタイで、タクシン元首相派の第2党が、これまで激しく対立してきた軍に近い保守政党との連立政権の構想を発表しました。22日に行われる見通しの首相指名の投票で新首相が誕生する可能性が高まっていますが、第1党の民主派政党を排除した大連立に、タイ国内では反発の声もあがっています。 タイの下院第2党でタクシン元首相派の「タイ貢献党」は21日、軍と関係の深い2つの保守派の政党を含む10党との連立政権の構想を発表しました。 首相の指名には上下両院750議席の過半数の支持が必要ですが、今回の大連立で下院の314議席を確保し、保守派の上院議員からも一定の支持を得られると見られています。 タイ貢献党は、22日に行われる見通しの首相指名の投票で不動産開発大手の元経営者、セター氏を擁立する構えで、新首相が誕生する可能性が高まっています。 長年、対立関係にある軍に近い勢力との大連
ロシアのシベリアにある永久凍土から掘り出された細長い生物、線虫の一種が、凍った状態からとけたところ再び動き出し、研究チームは休眠状態となる生物としては最長の、4万年以上の間、休眠した状態で生き延びたのではないかと分析しています。 この研究はロシアやドイツなどの研究チームが27日、アメリカのオンライン科学雑誌「プロス・ジェネティックス」に発表しました。 研究チームはシベリアの永久凍土から掘り出した細長い生物、線虫の一種を凍った状態からとかして観察したところ、再び動き出しました。 詳しく調べたところ、この生物はおよそ4万6000年もの間、「クリプトビオシス」と呼ばれる休眠状態だったとみられることがわかったということです。 低温や乾燥といった厳しい環境になると同じように長期間にわたり休眠する生物としてはクマムシなどが知られていますが、研究チームは、こうした生物の中で最も長い期間、生き延びたのでは
実質無料で歯科矯正ができるとしてモニターの契約をしたのに高額の費用を払わされた上、治療を中断され歯並びが悪くなるなどの健康被害を負ったと主張して全国各地の女性など150人余りが歯科医院などにあわせて2億6000万円余りの賠償を求める訴えを東京地方裁判所に起こしました。 訴えを起こしたのは、東京や福岡などで展開する歯科医院に通っていた女性など150人余りで、6日に裁判所に訴状を提出したあと記者会見しました。 弁護士などによりますと、女性などは3年前から去年にかけて「歯科医院のモニターになれば報酬を支払うので、マウスピースを使った歯科矯正を実質無料で行える」と誘われて都内の会社と契約を結んだということです。 しかし報酬の支払いが滞り、多額のローンを抱えることになったうえ、ほとんどの歯科医院が閉院して治療が中断されたため、かえって歯並びが悪くなるなどの被害が生じたと主張して、歯科医院や契約を結ん
ロシア大統領府は、プーチン大統領を狙って首都モスクワのクレムリンをウクライナの無人機が攻撃しようとしたと主張し、報復措置をとると発表しました。これに対しウクライナのゼレンスキー大統領は「われわれがプーチン大統領やモスクワを攻撃することはない」と述べて関与を否定しました。 ロシア大統領府は3日、「2機の無人機が夜、首都モスクワのクレムリンにある大統領府を攻撃しようとした。無人機は軍や特殊部隊によってレーダーで無力化され、クレムリンの敷地内に破片が落下した。被害は出ていない」などと発表しました。 また、「大統領にけがはなく、大統領のスケジュールに変更はない」としています。 ロシアでは今月9日、第2次世界大戦の戦勝記念日を迎え、クレムリン近くの赤の広場ではプーチン大統領の演説や軍事パレードが予定されています。 大統領府は無人機による攻撃の試みはウクライナのゼレンスキー政権によるものだとしていて、
4年に一度の政治決戦、統一地方選挙。 北海道初山別村の村長選挙は今回で13回連続の無投票となり、半世紀近くにわたって無投票が続いている。 なぜここまで長く無投票が続くのか。 調べてみると、最後に行われた52年前の村長選挙が地域社会に深い禍根を残したようで… (海野律人、土田史世) 最後の村長選は52年前 札幌市から北へおよそ200キロ。 北海道の北西部に位置する初山別村は、日本海に面した漁業と酪農が基幹産業の村だ。 かつてはニシン漁で栄えた村も過疎が進み、ピーク時に6000人近くあった人口は約1100人にまで減った。北海道内の市町村の中で4番目に少ない。 この初山別村の村長選挙が選挙戦となったのは、今から52年前の昭和46年(1971年)で、以来、半世紀近く無投票が続いている。 村を二分した選挙戦 現地に足を運び、村民に無投票が続いている理由を尋ねると「村には和を乱す選挙を避けようとする傾
証券会社の「三菱UFJモルガン・スタンレー証券」は、スイスの大手金融グループ「クレディ・スイス」が発行した「AT1債」と呼ばれる社債、およそ950億円分を国内の富裕層などに販売し、その後クレディ・スイスが経営危機に陥ったことで無価値となったと明らかにしました。 「クレディ・スイス」は、先月、経営危機に陥ってライバルの「UBS」に救済買収されましたが、これに伴って、会社が発行していた日本円で2兆円余りに相当する「AT1債」と呼ばれる特定の社債が無価値となりました。 これについて、日本の「三菱UFJモルガン・スタンレー証券」がクレディ・スイスが経営危機に陥る前にこの「AT1債」を国内の富裕層などの顧客に販売していたことがわかりました。 会社によりますと、個人と法人、合わせて1500の口座に対して販売し、およそ950億円分が無価値となったということです。 三菱UFJモルガン・スタンレー証券は「ご
戦後80年、戦争体験者の苦難の中には、終戦後に始まったものもありました。そのひとつが、いわゆる「シベリア抑留」、実態解明の道のりと今後について考えます。
国土交通省の元事務次官が、去年、空港施設の運営会社の幹部と面会し、国土交通省OBを次期社長にするよう求めていたことがわかりました。会社側は「国土交通省としてサポートする」と言われたとしていて、元事務次官は「国土交通省の権限をかさにお願いしたことは一切ないが、誤解を招いたとすれば不徳の致す限りだ」などと話しています。 関係者によりますと、国土交通省の本田勝元事務次官(69)が、去年12月、空港施設を運営している東京・大田区の企業「空港施設」を訪れて社長や会長と面会し、国土交通省の幹部だったこの会社の副社長を次の役員人事で社長にするよう求めたということです。 会社によりますと、自身は「OBの名代」などと説明したほか「副社長が就任すれば国交省としてサポートする」とも述べたということです。 これに対し会社側は「取締役会などのプロセスを踏む必要がある」として依頼を断ったとしています。 「空港施設」社
スイス最大手の金融グループUBSが、経営難に陥っている「クレディ・スイス」を買収することで交渉が進んでいるとイギリスの経済紙が伝えました。 イギリスの経済紙フィナンシャル・タイムズは、17日、関係者の話として、UBSとクレディ・スイスが今週末、それぞれ取締役会を開き、買収について検討すると伝えています。 スイスの中央銀行「スイス国立銀行」も金融システムの安定を図るためこの交渉を後押ししていて、週明け、金融市場の取引が始まるまでに明確な方向性を示すよう求めているとしています。 クレディ・スイスは株価の急落や顧客離れを受けて、スイスの中央銀行から日本円でおよそ7兆1000億円を調達すると発表したあとも、株価の下落や資金の流出に歯止めがかからず、経営再建には抜本的な対策が必要だとみられていました。 チューリヒに本拠を置くUBSは50か国以上でビジネスを展開する世界有数の金融機関で、投資銀行業務や
構造的な賃上げの実現には労働移動の円滑化が必要だとして、岸田総理大臣は自己都合で離職した場合の失業給付の在り方を見直す意向を明らかにしました。 この中で、岸田総理大臣は「働き方は大きく変わってきている。労働者がみずからの選択で労働移動できるようにしていくことが日本企業と経済のさらなる成長のためにも急務だ」と述べました。 そのうえで、デジタルやグリーンなどの成長産業も含め労働移動の円滑化を図る必要があるとして、自己都合で離職した場合の失業給付の在り方を見直す意向を明らかにしました。 また、働く人のリスキリング=学び直しについて、国が会社など組織を通じて支援するのではなく、直接個人をサポートすることを中心としたしくみを構築する考えも示しました。 そして、岸田総理大臣は、具体的な方針を6月までにまとめるよう関係閣僚に指示しました。
「北条政子」など数々の歴史小説を手がけ、NHKの大河ドラマの原作者としても知られる直木賞作家の永井路子さんが先月、老衰のため都内の病院で亡くなりました。 97歳でした。 永井さんは1925年、東京で生まれ、東京女子大学を卒業したあと雑誌の編集者をしながら小説を書き始め、1965年に鎌倉時代を舞台にした歴史小説「炎環」で直木賞を受賞しました。 永井さんは、戦後、日本人の歴史観が大きく変わる中で、これまでの歴史観にとらわれず、資料を綿密に分析して独自の視点で歴史小説を書き続けました。 中でも「北条政子」や「乱紋」、それに「山霧 毛利元就の妻」など歴史の中の女性の役割に光を当てた作品を多く発表し、注目を集めました。 また、NHKの「堂々日本史」など、テレビ番組で歴史上の事件や人物についての新たな見方を分かりやすく解説するなど幅広く活躍しました。 永井さんの小説は、NHKの大河ドラマ「草燃える」や
一連の広域強盗事件で指示を出していた疑いがあり、フィリピンの入管施設から日本に送還された藤田聖也容疑者(38)と今村磨人容疑者(38)の2人が警視庁の車両に乗せられ成田空港から渋谷警察署に到着しました。 一方、残る渡邉容疑者と小島容疑者について、フィリピンのレムリア司法相は午後、記者会見を開き「2人を8日送還する。『ルフィ』は日本に帰る」と述べ、8日、2人の身柄を日本側に引き渡す考えを示しました。 フィリピン政府は7日夕方、日本側も参加する関係省庁の会議を開き、送還に向けた詰めの協議を行うことにしています。 7日の動きを随時更新でお伝えします。 (日本とフィリピンとの時差は1時間 原則日本時間で表記します) 23:20すぎ 藤田容疑者を乗せた警察車両 麻布警察署に到着 藤田聖也容疑者を乗せた警察車両は渋谷警察署を出たあと、午後11時20分すぎ、移送先の麻布警察署に到着しました。 藤田容疑者
アメリカ軍が中国の気球を撃墜したことについて、中国政府は「明らかに過剰な対応だ」などと反発していますが、中国メディアによりますと、中国軍も4年前に、上空に侵入した外国の偵察用の気球を撃墜するというアメリカと同様の行動をとっていたことが分かりました。 中国の外務省や国防省は、アメリカ軍が中国の気球を撃墜したことについて「明らかに過剰な対応であり、国際的な慣例に著しく違反する」などと反発しています。 ただ、中国の複数のメディアによりますと、4年前の2019年9月に中国軍の戦闘機が上空に侵入した外国の偵察用の気球をミサイルで撃墜したということです。 当時の報道では、地上に落ちた残骸から外国の偵察用の気球と判明したなどと伝えていますが、外国が具体的にどこなのかは報じていません。 また、偵察用の気球について「軍事大国が気象や地上の目標を偵察するために使用し、一部の大型の飛行船は、低空で飛行する巡航ミ
同性婚をめぐる差別的な発言で総理大臣秘書官を更迭したことについて、岸田総理大臣は政府与党連絡会議で、「国民に誤解を生じさせたことは遺憾であり、不快な思いをさせてしまった方々におわびを申し上げる」と陳謝しました。 6日に開かれた政府与党連絡会議で、岸田総理大臣は、同性婚をめぐり「見るのも嫌だ」などと発言した荒井勝喜前総理大臣秘書官を更迭したことについて、「国民に政府の方針への誤解を生じさせたことは遺憾であり、不快な思いをさせてしまった方々におわびを申し上げる」と述べ、陳謝しました。 そして、「発言は全く政府の方針と反しており、速やかに秘書官としての職務を解く判断をした。引き続き、多様性を尊重し、包摂的な社会を実現するという政府の方針を丁寧に説明していく」と述べました。 一方、公明党の山口代表は「不適切な発言により、秘書官が更迭されたことを厳しく受け止めたうえで、多様性を認め合う包摂的な社会を
ジャンボ機の愛称で親しまれたボーイング747型機の製造が終了し、最後の機体がアメリカの貨物航空会社に引き渡されました。海外旅行の普及をけん引し、世界の大量輸送時代を支えた航空機の製造が幕を閉じました。 アメリカの大手航空機メーカーボーイングは31日、アメリカ西部ワシントン州シアトル近郊にあるエバレット工場で、最後の機体の引き渡しを記念する式典を開きました。 1574機目となる機体は貨物専用タイプで、アメリカの貨物航空会社に納入されました。 式典でボーイングのカルフーンCEOはこの機体に関わった世界の人たちに感謝すると話しました。 ジャンボ機と呼ばれた747型機は1970年に日本の空に登場しました。 最大で500人以上が乗ることができ、一度に多くの乗客を運べることから航空運賃の引き下げにもつながって、海外旅行を身近なものにし、世界の大量輸送時代を支えてきました。 しかし、 ▽エンジンが4つあ
東京 八王子の東京都立大学で、教授で社会学者の宮台真司さん(63)が刃物で襲われ重傷を負った事件で、容疑者とみられる41歳の男が事件から2週間余りあとに死亡していたことが警視庁への取材で分かりました。自宅からは、事件前後に防犯カメラに写っていた自転車などが見つかったということで、警視庁が詳しく調べています。 これを受けて宮台さんは1日、インターネット放送局の番組の中で心境を語り「気持ちのふんぎりがつきにくい。動機が分からないので釈然としない気持ちで、問題を解決できたという気持ちにならないまま先に進むのが残念だ」などと述べました。 去年11月29日、東京 八王子の東京都立大学・南大沢キャンパスで、この大学の教授で社会学者の宮台真司さん(63)が男に刃物で切りつけられ、全治6週間の重傷を負いました。 警視庁は殺人未遂の疑いで捜査し、現場周辺の防犯カメラに写った男の映像を公開するなどして情報提供
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