セブン&アイ・ホールディングスはグループ内の総合スーパー、イトーヨーカ堂と食品スーパー、ヨークを2023年内にも統合する。商品開発や事業管理を一元化してコストを削減、首都圏のスーパー事業を26年2月期までに黒字転換させる。セブン&アイにはアクティビスト(物言う株主)がヨーカ堂の売却など構造改革を迫っている。コンビニエンスストア事業との相乗効果を高め、アクティビストの要求に対抗する。セブン&アイ
セブン&アイ・ホールディングス(HD)は18日、社外取締役1人の退任と井阪隆一社長が続投する人事を発表した。投資ファンドの米バリューアクト・キャピタルが井阪氏や後藤克弘副社長ら4人の退任を実質的に求める取締役選任案を株主提案していた。両氏が続投する一方、社外取の伊藤邦雄氏が5月の定時株主総会後に退任する。セブン&アイはファンドの株主提案には反対を表明し、新体制で公表済みの中長期の事業戦略
1月24日、セブン&アイ・ホールディングスが、米フォートレス・インベストメント・グループへのそごう・西武の株式譲渡の延期を発表した。背景には、関係者の合意がないまま売却を“ゴリ押し”して巻き起こった「池袋動乱」がある。事業転売でもうけたいフォートレス、ディール成立の成功報酬が欲しい三菱UFJモルガン・スタンレー証券、そして池袋出店で競合に一泡吹かせたいヨドバシホールディングス――。特集『セブン解体 池袋動乱編』(全6回)の#3では、誰もが自身の利益を最優先する中、その利害を調整できずにいるセブン&アイの、1年間の稚拙な交渉の全内幕を明かす。(ダイヤモンド編集部 新井美江子) 善管注意義務違反を問われかねない? そごう・西武売却で浮上する社外取のリスク 1月24日、本特集#1『【スクープ】セブン&アイのそごう・西武「売却スキーム」判明!ヨドバシ入居の調整難航で株式譲渡延期か』で指摘した通り、
西武池袋本店の“ヨドバシ化”に関係者が猛反発している。地元の豊島区は百貨店の存続を求める嘆願書を地権者の西武ホールディングスに提出。そごう・西武の労働組合も事業継続と雇用確保を危ぶみ、米フォートレス・インベストメント・グループに書簡を送付した。そして、意外な関係者が訴訟提起の構えを見せており、交渉次第では泥沼にはまる可能性もある。セブン&アイ・ホールディングスのそごう・西武売却を機に、池袋動乱の火ぶたが切られた。特集『セブン解体 池袋動乱編』(全6回)の#2では、今回のディールが抱える三つの「問題点」を明らかにする。(ダイヤモンド編集部副編集長 重石岳史) そごう・西武の百貨店事業が存亡の危機 セブン&アイ主導の株式譲渡に「重大欠陥」 池袋で西武百貨店が開業したのは、戦後間もない1949年のことだ。三越や高島屋といった日本橋の老舗百貨店と比べて新興の電鉄系は当時“格下”と見られたが、欧米の
セブン&アイ・ホールディングスが米フォートレス・インベストメント・グループに売却を決めた百貨店子会社そごう・西武の旗艦店、西武池袋本店の売却後の運営方針が判明した。西武池袋本店の不動産をヨドバシカメラが取得し、最も集客力が高い「最高立地」で独自にビジネスを展開する。ただし、ヨドバシが使用する売り場面積はさらに拡大するとの見方があるなど、関係者は疑心暗鬼に陥っており調整は難航。2月1日に実行予定の株式譲渡は、延期の公算が大きい。特集『セブン解体 池袋動乱編』(全6回)の#1では、西武池袋本店のリニューアル計画の詳細を明らかにする。(ダイヤモンド編集部 新井美江子、重石岳史) ヨドバシが「最高立地」で売り場展開 西武池袋本店のリニューアル計画判明! 昨年11月11日、セブン&アイ・ホールディングスにより米投資ファンドのフォートレス・インベストメント・グループへの株式譲渡が発表された百貨店子会社
スーパーの「西友」を傘下に持つアメリカの流通大手のウォルマートは、西友の株式の85%を、アメリカの投資ファンドKKRとIT大手の楽天に売却することになりました。今後、西友は楽天のノウハウを取り入れ、ネットスーパーの事業などを強化する方針です。 発表によりますと、アメリカの流通大手ウォルマートは、傘下にある西友の株式の85%を、アメリカの投資ファンドKKRとIT大手の楽天に売却します。 売却額は明らかになっていませんが、KKRが65%、楽天が新たに設立する新会社を通じて20%を取得します。 ウォルマートは2008年に西友を完全子会社にして業績の回復に努めてきましたが、今回の株式売却によって、日本で西友の経営の意思決定ができるようになるとしています。 西友はすでに楽天とネットスーパーを共同で運営していて、今後は楽天のノウハウをさらに活用して、新たなキャッシュレス決済の導入や、オンラインと実際の
その洋服は福岡市中心部の福岡アジア美術館に展示されていた。細かな編み目が施されたシンプルな白地のベストなど3点。生地のサンプルを触ってみると質感が毛糸とまるで違う。それもそのはず。3Dプリンターで作った洋服だからだ。ゴムのように伸びるプラスチック素材を使って1日がかりで「印刷」した。素材は違えど伸縮性は抜群。着るのはもちろん、たたむこともできる。作ったのはネットベンチャーのキャンプファイヤー
百貨店最大手、三越伊勢丹ホールディングス(HD)の経営トップが代わる。7日、大西洋社長(61)が辞任し、杉江俊彦取締役専務執行役員(56)が4月1日付で昇格すると発表した。大西氏は収益の柱を増やそうと、多くの新規事業を進めてきた。これに現場が反発して、労働組合が辞任を要求。経営から距離を置きつつあった石塚邦雄会長(67)が辞任を迫る異常事態だった。7日午前、東京都新宿区の三越伊勢丹HDの本社8
三越伊勢丹ホールディングス(HD)は7日に開く取締役会で大西洋社長(61)の3月31日付での辞任を決議する。景気の停滞にインバウンド(訪日外国人)消費の失速などが重なり、業界全般の不振が鮮明になるなか、突如表面化したトップ交代。背景には依存度の高い本業の構造改革を重視した「最強百貨店」の誤算がある。7日は取締役会に先立ち、指名報酬委員会を開催。委員会の協議を踏まえ、取締役会では社内から選ぶ後任
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