中国国家航天局(CNSA)の責任者が、軌道上の宇宙ゴミ(スペースデブリ)の除去技術について言及している。米メディアSpace.comが報じている。 オーストラリア・シドニーで76回目となる国際宇宙会議「International Astronautical Congress(IAC) 2025」が9月29日~10月3日に開催。初日に開かれた、各国の宇宙機関が登壇したセッションでCNSA副局長の卞志剛(べん・しごう)氏は、中国が物体を追跡し衝突の可能性を評価する「宇宙状況把握(SSA)」能力に取り組んでおり、他国とも連携していくと述べた。 「現在、中国はデブリの監視と警告を促進し、その軽減に向けてトップレベルの計画を推進している」と卞氏は述べた。「最も重要なこととして、我々は現在、軌道上にあるデブリの能動的除去について研究している」。同氏はその技術、あるいはスケジュールなどの詳細には触れてい