ヨーロッパリウマチ連盟による最新の推奨 ヨーロッパリウマチ連盟(EULAR)が専門誌『Annals of the Rheumatic Diseases』で報告した、線維筋痛症の治療に対する推奨を紹介します。2008年にも推奨が出されていましたが、以後の研究の内容を含めて新しい推奨に更新されました。 12か国から集まった研究班は、線維筋痛症の治療に関するこれまでの研究報告を集めて評価しました。研究報告の集め方、評価の仕方は一定のルールに従い、見つかったすべての治療法を同じ基準で評価しました。 「強く支持」は運動のみ 2,979件の研究報告が見つかりました。 見つかった研究報告から、以下の治療法について検討がなされ、推奨度が決められました。 アミトリプチリン(抗うつ薬、商品名トリプタノールなど) 低用量使用を支持する プレガバリン(商品名リリカ) 支持する ガバペンチン(商品名ガバペンなど