リスト4は比較的長く、今まで説明してきた内容の組み合わせとデータ処理となっている。このため、詳細な説明は割愛する。ただし1点だけ、「Y軸の操作」について補足しておきたい。 図3と図4を見比べるとわかるが、図4ではランキングの「1」が上になっているのに対し、図3では「10」が上になっている。 実は、GD::Graphモジュールによる折れ線グラフでは、図3に示した「上に向けて値が大きくなるグラフ」が基本であり、図4に示した「下に向けて値が大きくなるグラフ」が描けない。 これは、「値を負にする」ことによって、なかば強引に実現しているのだ。ソースを見ると分かるが、リスト4では、ランキング順位の「1」~「10」の値ではなく、それを負の値とした「-1」~「-10」としてグラフを描画している。これにより、上下逆となるのだ。 しかし、そのままだと、Y軸のラベルの値も負になってしまう。この問題を解決するのが