100万都市だった南京南京大虐殺の犠牲者数が20万人とも30万人とも言われていることについて、「南京市の人口が20万人だったのに、30万人を殺せるわけがない」というデマによる反駁が繰り返されています。 しかし、南京市は中華民国の首都であり、当時から「百万都市」と呼ばれた世界有数の大都市でしたから、この反駁はまったくのデマなのです。 こんなことは、当時の人口統計を見れば簡単に確認できます。 一例として、アジア歴史資料センターが公開している「満洲国及中華民国在留本邦人及外国人人口統計表 (第二十九回)(昭和11年12月末日現在)」という資料を見てみます。これは日本の外務省東亜局が作成したもので、南京攻略戦(1937年12月)のちょうど1年前に当たるデータです。 中華民国人口 省市別南京市の人口は102万254人デマの元は田中正明実はこの「南京市の人口は20万人」という珍説は、東京裁判の中でも相