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北方謙三に関するエントリは23件あります。 文学読み物 などが関連タグです。 人気エントリには 『北方謙三とメンタルヘルスと』などがあります。
  • 北方謙三とメンタルヘルスと

    北方謙三は、90年代以降は歴史小説家として地位を確立したが、まずは80年代半ばにハードボイルドの旗手として名を上げ、同じ頃から若者向け雑誌に於いて、読者から寄せられた人生相談や質問に答える『試みの地平線』という連載企画を開始した。 この連載は掲載誌において人気となり、その結果、北方には「二言目には『ソープに行け!』と(※太いゴシック文字で)相談者に説教する」「『バカヤロウ!』と(※太いゴシック文字で)相談者を怒鳴りつける」というステレオタイプなイメージが付き纏うことになる。今でも北方謙三に対して、そのような説教オヤジとしての印象を抱く人は存在することだろう。 これを書いている私も、若者だった当時、そういった北方謙三と読者のやり取りを、面白おかしく楽しんでいた一人である。 今でも私の記憶の片隅に残っている、相談の一つについて以下に記す。それは、二十歳そこそこの若い男性から寄せられた「何もかも

      北方謙三とメンタルヘルスと
    • 東野圭吾さんの直木賞「大問題だった」 北方謙三さんが明かす舞台裏:朝日新聞

      ■北方謙三、直木賞を語る(上) 作家の北方謙三さんが直木賞の選考委員を退任しました。第123回(2000年上半期)から今年1月の第168回まで、23年46回に及んだ選考のなかから、印象に残った受賞作や…

        東野圭吾さんの直木賞「大問題だった」 北方謙三さんが明かす舞台裏:朝日新聞
      • 候補重なる直木賞と本屋大賞、その違いは 北方謙三さんが語る面白さ:朝日新聞

        ■北方謙三、直木賞を語る(下) 直木賞選考委員の退任を発表した作家の北方謙三さん。23年46回に及んだ選考の思い出を振り返るインタビューの後半は、直木賞と本屋大賞の違いなどについて、語ってもらいました…

          候補重なる直木賞と本屋大賞、その違いは 北方謙三さんが語る面白さ:朝日新聞
        • 「チンギス紀 十七 天地」 北方謙三 いくつかの決着 - 安心感の研究 by 暖淡堂

          こんにちは、暖淡堂です。 ずっと我慢していたのですが、ついに「チンギス紀 十七 天地」を手にしてしまいました。 読み始めたら、結局最後まで読んでしまって。 しばらくはまた、チンギス紀ロスの状態で過ごすことになります。 「チンギス紀」は、北方謙三さんの「水滸伝」、「楊令伝」、「岳飛伝」の世界を引き継いでいます。 時代的には宋から南宋へ、金の勢力拡大と衰亡、モンゴルの強大化の頃。 通して読むと、北方謙三さんの世界観がわかってきます。 武力の戦いも続くのですが、それと並行して物流や市場も描かれます。 軍人とともに、民衆の底強さが、ずっと存在しています。 まだ読まれていない方もいると思うので、内容には触れませんが、この巻ではいくつかの決着が見られます。 このシリーズを読み続けられた方であれば、あれか、これか、といくつかすぐに思い浮かぶでしょうが。 この巻で決着がつくのは、その、あれ、と、これです。

            「チンギス紀 十七 天地」 北方謙三 いくつかの決着 - 安心感の研究 by 暖淡堂
          • 【北方謙三ファン必見】ファンでなくてもオススメ 「ホテルに缶詰になる作家の世界 ~有隣堂しか知らない世界221~」 - 安心感の研究 by 暖淡堂

            こんにちは、暖淡堂です。 ついにこの日が来たか、という感じです。 あの北方謙三さんが「有隣堂しか知らない世界」に登場しました。 北方謙三さん、想像通りの生活をされているようです。 で、年齢なりの成熟も。 僕の年齢になっても、まだまだ憧れます。 万年筆で手書きというのは、どこかで読んで知っていました。 僕も、日記などは手書き派なので、とても共感を覚えています。 ぺんだこもしっかりありますので。 僕の北方謙三さんの作品で、ベストだと思っているのが「破軍の星」、次が「道誉なり」ですが、一連の中国を舞台にした歴史小説も大好きです。 あの量の作品を手書きで書き上げてこられた北方謙三さん。 これからもまだまだ活躍してほしいです。 休日に、自分の「越し方行く末」を思い回らせながら。 大人の皆さんへ、ぜひ。 www.youtube.com (新装版)三国志 一の巻 天狼の星 (ハルキ文庫 き 3-41)

              【北方謙三ファン必見】ファンでなくてもオススメ 「ホテルに缶詰になる作家の世界 ~有隣堂しか知らない世界221~」 - 安心感の研究 by 暖淡堂
            • 「チンギス紀<十一>黙示」 北方謙三 1215年頃 - 安心感の研究 by 暖淡堂

              モンゴルの侵入を許した金は、25万の正規軍、さらに25万の義勇兵をもってモンゴル軍10万を押し潰そうとした。その指揮を取るのは老将定薛(ていせつ)。定薛は義勇軍の25万を死に兵として使い、疲弊したモンゴル軍に金正規軍を当てようとした。 決戦の日、定薛は自慢の白髭を赤く染めた。そして、モンゴル軍が義勇兵で作られた部隊に当たっては引くことを繰り返すのを見ていた。自らが指揮する金正規軍はほとんど無傷のままである。定薛は金軍の勝利を確信していた。 定薛は身近に風のように迫るものに気がついた。モンゴル軍の遊撃部隊2万騎が金軍の中枢に奇襲をかけたのだ。定薛を守ろうとした副官の首が飛ぶ。風が吹き抜けた後、定薛の首もまたモンゴル兵の槍の穂先に突き立てられていた。 金軍が敗れたことで、金国の朝廷に動揺が走った。将軍胡沙虎によるクーデター、そして衛紹王の死。それでも国として機能している金国は崩れなかった。そん

                「チンギス紀<十一>黙示」 北方謙三 1215年頃 - 安心感の研究 by 暖淡堂
              • 「チンギス紀<十>星芒」 北方謙三 1210年頃の中国 - 安心感の研究 by 暖淡堂

                岳飛伝で描かれた時代から数十年後の13世紀の中国大陸。 北の地ではモンゴルをまとめたテムジンが、長老たちの集まるクリルタイで大汗に推戴された。 そのとき、チンギスという名前も与えられた。 草原の覇者、チンギス・カンとなったテムジンは、支配地内をまとめながら、金国への侵攻の機会を窺う。 チンギスが従えるモンゴルが強大な帝国となりつつあるにもかかわらず、金はモンゴルを属国と見做し、チンギスを未だ百人隊長の一人として扱っていた。 チンギスは鎮海を使者として金国に送る。 金への朝貢を止めること、およびこれまで朝貢として納めていたものを数年をかけて返納するように求めさせたのだ。 それに金は怒り、モンゴル領内に侵入し、城砦を兵で取り囲む。 チンギスは、大軍を率いてこの城砦を救い、さらに長城の崩れた部分を抜けて金国内に侵攻した。 *🌐🌐🌐🌐* チンギス紀の中で何度か語られるのですが、チンギスは水

                  「チンギス紀<十>星芒」 北方謙三 1210年頃の中国 - 安心感の研究 by 暖淡堂
                • 建武の新政に失敗した後醍醐天皇が吉野に逃れたあと、足利尊氏が北朝で即位させた天皇は? 北方謙三「道誉なり」を読む - 安心感の研究 by 暖淡堂

                  こんにちは、暖淡堂です。 歴史に関心があって、色々と歴史書などを読んでいても、鎌倉幕府体制の終了から建武の新政、南北朝にかけての時代はわかりにくいですよね。 後醍醐天皇、足利尊氏、楠木正成の他、登場する人物も非常に多い。 後醍醐天皇は南朝なのは知っていても、例えばその時の北朝側で即位していた天皇は誰だったのでしょう。 この記事では、その辺りを確認した上で、南北朝と呼ばれ始める時代を簡単に振り返ってみたいと思います。 前南北朝時代 後醍醐天皇と足利尊氏 北朝の成立 北方謙三「道誉なり」で描かれる時代 前南北朝時代 鎌倉時代後期、天皇家は持明院統と大覚寺統の二派に分かれて、交互に天皇に即位していました。 この状態が生じていたのが、南北朝に分裂するきっかけとも言えます。 幕府はこの皇位継承に直接干渉し、皇室側も幕府に頼って自らの立場を維持しようとしていました。 鎌倉幕府を倒し、政治の実権を取り戻

                    建武の新政に失敗した後醍醐天皇が吉野に逃れたあと、足利尊氏が北朝で即位させた天皇は? 北方謙三「道誉なり」を読む - 安心感の研究 by 暖淡堂
                  • 「道誉なり」 北方謙三 小説で学ぶ言葉で大人になる - 安心感の研究 by 暖淡堂

                    こんにちは、暖淡堂です。 自分の生き方のモデルを、周囲の人達を観察したり、映画やドラマを観たり、読書をして探していたりするものですね。 そして、そのモデルとなった人物の生き方や話し方を自分自身でもなぞってみたりして。 好きになったキャラクターと話し方が似てきたりしますね。 それに、その登場人物になりきることで、実生活での問題に対処する方法が見つかったりもします。 もし、大人の生き方のモデルを探しているなら、北方謙三さんの「道誉なり」がお勧めです。 北方謙三さんの小説の登場人物は皆、自分の言葉を持っていて、しっかりとした語り方をします。 「道誉なり」の佐々木道誉どうよは、一つ一つの戦に、勝っても負けても、揺らぐことのない生き方を最後まで貫きます。 僕のお気に入りキャラクターの一人です。 合本版 道誉なり(上・下) 新装版 (中公文庫) 作者:北方謙三 中央公論新社 Amazon 描かれている

                      「道誉なり」 北方謙三 小説で学ぶ言葉で大人になる - 安心感の研究 by 暖淡堂
                    • 楊令伝<十二>九天の章 北方謙三 1130年頃の中国 - 安心感の研究 by 暖淡堂

                      楊令伝 十二 九天の章 (集英社文庫) 作者:北方謙三 集英社 Amazon 中原までを領土に加えた金国。 遼と宋の敗退により一気に支配領域が広がったが、その内政は落ち着かず、朝廷内では早くも権力争いが起きていた。 阿骨打(あぐだ)と楊令との間で語られた理想の国家の姿は現実のものとなるのか。 金国内の権力争い 阿骨打亡き後は、弟の呉乞買(うきまい)が王位を継承していた。 呉乞買は阿骨打の息子らが成長するまでの繋ぎとして王位についたが、やがて自分の息子を皇太子につけたいという希望を持つようになる。 その結果、阿骨打の息子を正統とする派と呉乞買の息子を皇太子に推そうとする派の対立が発生する。 対抗する派閥の勢いを抑えるために、金の中原における傀儡国家として建国される斉での主導権争いが静かに進行する。 西遼の建国と権力基盤 遼が金に敗れた際に、自らの手勢を率いて西に走った耶律大石はウイグルを中心

                        楊令伝<十二>九天の章 北方謙三 1130年頃の中国 - 安心感の研究 by 暖淡堂
                      • 北方謙三 「楊令伝十五 天穹の章」 夢として伝承されるもの - 安心感の研究 by 暖淡堂

                        北方謙三さんの「楊令伝」、全巻再読しました。 二度目も面白く読み進められました。 年で、物忘れが激しくなっていることもあるかもしれませんね。 「楊令伝」は「水滸伝」を承けて続けられたシリーズ。 楊志の子として育てられた楊令を主人公としています。 「水滸伝」の登場人物が多く引き継がれていて、全体としてのシリーズものとしても楽しめます。 また、「楊令伝」の初めの頃には岳飛も登場します。 岳飛は、「楊令伝」に続く「岳飛伝」の主人公。 続くシリーズの物語も並行して語られている形ですね。 北方謙三さんの一連の作品を読んで、感じたことは以下になります。 国を土地(領地)として考えない 引き継がれる親子の物語 そそられる食べ物 国を土地(領地)として考えない 北方謙三さんの多くの作品に共通して描かれているのが「交易」の力。 「水滸伝」では、それは「塩の道」として現れますが、「楊令伝」ではさらに発展して「

                          北方謙三 「楊令伝十五 天穹の章」 夢として伝承されるもの - 安心感の研究 by 暖淡堂
                        • 北方謙三 「絶海にあらず<上>」 藤原純友の乱を通して描く動乱の時代の先駆け - 安心感の研究 by 暖淡堂

                          こんにちは、暖淡堂です。 北方謙三さんの本も大好きで、よく読んでいます。 特に歴史物が好きです。 今回紹介するのは「絶海にあらず<上>」です。 絶海にあらず〈上〉 (中公文庫) 作者:北方 謙三 中央公論新社 Amazon 上巻のあらすじは以下になります。 *🌱🌱🌱🌱🌱* 平安時代の京では、藤原北家が次第に強大な権力を握りつつあった。その北家に繋がる藤原純友は、ふとしたきっかけで任官することになる。藤原氏の氏長者、忠平の窮地を救ったのだった。純友は従七位下伊予掾(いよのじょう)として任官、赴任する。 瀬戸内海では水師たちが、京からの指示による内海の通行制限に反発し、海賊行為をしていた。それを、伊予の郡司は抑えきれていなかった。その海賊対策が純友の任務であった。赴任した純友は、土地の越智郡司の支配に反発する人々が住んでいることを知る。 純友は越智郡司との対立を避けながら、出師たちと

                            北方謙三 「絶海にあらず<上>」 藤原純友の乱を通して描く動乱の時代の先駆け - 安心感の研究 by 暖淡堂
                          • 楊令伝<十三>青冥の章 北方謙三 1130年頃の中国 - 安心感の研究 by 暖淡堂

                            宋禁軍の童貫を倒した後は、軍閥として残った岳飛らを相手にした戦を行う他に、梁山泊をそれまでとは違った国にしていく試みを続けます。それは、一割の税と一年の徴兵を民に課し、それ以外に国が交易を行って国庫を満たすというもの。梁山泊の交易は、東は日本、西は遠く天山山脈の先までを視野に入れたものでした。 梁山泊と歩調を合わせ宋を滅ぼした金は、長江の南で即位した趙構を軍で追いますが、捕えきれず軍を北に帰しました。その後、趙構を帝とした南宋が建国されます。 岳飛は金軍、梁山泊軍などと戦いますが、金に対しては優位に立つものの、梁山泊軍相手では負け続けます。領民たちは不満を募らせ、ついに金軍と戦っている岳飛軍の足元を揺るがす行為に出ます。 楊令伝は、童貫を討ち果たすまでがクライマックス。その後は梁山泊の新たな国としてのあり方の模索が中心になります。それと並行して、岳飛の成長も描かれます。 【合本版】楊令伝(

                              楊令伝<十三>青冥の章 北方謙三 1130年頃の中国 - 安心感の研究 by 暖淡堂
                            • 20 杖下に死す(大塩平八郎の乱) 北方 謙三(2003) - 小説を 勝手にくくって 20選!

                              杖下に死す【電子書籍】[ 北方謙三 ] 価格: 800 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 勘定奉行を務め、お庭番の統括でもある村垣定行の妾の子、光武利之。剣を修行して成長したが、ある日父から目的を告げられないまま大坂に遣わされると、奉行所の与力大塩平八郎の養子、格之助と出会う。格之助は大坂東町奉行所の与力で砲術指南の腕前だが、遠くから破壊する砲は武士らしくないと思い、光武から剣術について教えを乞う。 格之助の義父大塩平八郎は、生真面目で自分にも律して生きている男だった。奉行所の与力時代は不正を決して見逃さず、上司と謂えども摘発の手を緩めない。奉行は大塩平八郎を信頼するも、正義を振り回すその姿勢に、煙たがる者もいた。大塩平八郎は自宅に「洗心洞」という塾を設けて、「知行合一」(本当の知は実践を伴わなければならない)を掲げる陽明学を教えていた。 天保の大飢饉が起きて市中は米不足になり、日々の食事

                                20 杖下に死す(大塩平八郎の乱) 北方 謙三(2003) - 小説を 勝手にくくって 20選!
                              • 北方謙三 「絶海にあらず<下>」 藤原純友の乱が拓く新たな時代 - 安心感の研究 by 暖淡堂

                                こんにちは、暖淡堂です。 北方謙三さんの本、夏になると続けて読んでしまいます。 ついついまた「武王の門」を手にしてしまいました。 通勤の電車の中で楽しみながら読んでいます。 今回紹介するのは「絶海にあらず<下>」です。 絶海にあらず 下 (2) (中公文庫 き 17-9) 作者:北方 謙三 中央公論新社 Amazon 下巻のあらすじは以下になります。 *🌱🌱🌱🌱🌱* 瀬戸内の出師たちの反乱を収めた藤原純友に、京にいる藤原忠平は疑惑の目を向ける。 そして、伊予掾(いよのじょう)としての官位を解き、京への帰還を命じる。 京に戻った藤原純友は、弟の任官を願い、自分自身は無位無冠の身となり、自らは交易に力を入れ始める。 藤原純友が任地を離れると、再び内海は水師たちによる海賊行為が増え始めた。 平将門の乱の平定 東国で起こった平家一門の身内の争いは、やがて京への反乱となった。 平将門は新皇

                                  北方謙三 「絶海にあらず<下>」 藤原純友の乱が拓く新たな時代 - 安心感の研究 by 暖淡堂
                                • 北方謙三 楊令伝<十一>傾暉の章 1130年頃の中国 - 安心感の研究 by 暖淡堂

                                  北方水滸伝に続く楊令伝シリーズの第十一巻。 楊令の率いる梁山泊軍が、宿敵である童貫元帥の禁軍を破った後の物語です。 この巻で楊令の思い描く国の姿が明らかになります。 それは、一割の税と兵役だけの国。 国の警護や軍の維持は、梁山泊が行う交易から得られる利益で賄うというもの。 そのためには、利益の確実に得られる交易をしなければなりません。 交易を成功させるために、楊令は東は日本へ、西は砂漠の広がる西域へと梁山泊の人たちを送ります。 そして自らも西域に赴き、西遼の耶律大石と会いました。 楊令は耶律大石と語り合い、西域への道筋が通ったという確信を得て梁山泊に帰ります。 禁軍の将校だった岳飛は、童貫亡き後の禁軍の一部を集め、岳家軍としていました。 しばらくは隆徳府を拠点に、軍を維持するための民政に力を入れています。 小さな戦を繰り返しながら、梁山泊軍との間の戦機の到来を待ち続けていました。 やがて、

                                    北方謙三 楊令伝<十一>傾暉の章 1130年頃の中国 - 安心感の研究 by 暖淡堂
                                  • 11 魂の沃野(加賀一向一揆) 北方 謙三(2016) - 小説を 勝手にくくって 20選!

                                    魂の沃野(上)【電子書籍】[ 北方謙三 ] 価格: 770 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 加賀国では、応仁の乱で東軍に属した兄富樫政親と西軍に与した弟の富樫幸千代が、守護の座を巡って争っていた。そこに浄土真宗の富田派と、蓮如の登場で門徒が急増している真宗本派の争いが加わる。一時は富樫政親が敗退するが、政親は真宗と加賀南部を領土とする有力地侍の風間小十郎を仲間に引き入れて、加賀の守護に返り咲く。政親は守護になると、一度は手を組んだ真宗(一向宗)の軍勢が次第に邪魔と感じてきた。年貢も本願寺に寄進するものが多く、政親は次第に国人たちに強引な年貢の徴収を命じるようになる。 戦いにおいて峻厳な規律で圧倒的な強さを見せつけ、地侍そして守護の富樫政親からも一目置かれた風間小十郎。小十郎は一向宗の門徒ではないが、寺や講には敵対しないように領地経営を行っていた。しかし一向宗の僧侶たちは寄進を強要して大き

                                      11 魂の沃野(加賀一向一揆) 北方 謙三(2016) - 小説を 勝手にくくって 20選!
                                    • 作家・北方謙三氏、出版不況に物申す - 日本経済新聞

                                      「水滸伝」や「三国志」などを手掛けてきた作家の北方謙三氏が1月、直木賞の選考委員を退任すると発表した。北方氏は現在、ポッドキャスト配信や書店でのイベントなど発信活動に汗を流す。日本を代表する文豪を突き動かすのは長期化する出版不況への危機感だ。業界の再浮上には何が必要なのか、北方氏に聞いた。――国内出版市場はピークの1996年から4割縮小し、全国書店数は半分以下になりました。「本を読む人が少な

                                        作家・北方謙三氏、出版不況に物申す - 日本経済新聞
                                      • 14 武王の門(懐良親王) 北方 謙三 (1989) - 小説を 勝手にくくって 20選!

                                        【中古】 武王の門(下) 新潮文庫/北方謙三【著】 【中古】afb 価格: 220 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 懐良親王は後醍醐天皇の皇子の1人で、南朝の勢威を九州に広める目的で征西将軍宮に就く。但し既に後醍醐天皇も新田義貞も楠木正成もこの世にはいない時代。 乱世の中、九州の豪族たちが求めているのは本領安堵・新恩給与を差配できる武家の棟梁で、宮からの令旨1枚で動く者はいない。宮はまだ14歳。但し懐良親王が醸し出す雰囲気は20年前に亡くなった、後醍醐天皇の嫡子で武勇に優れ、足利尊氏も恐れた護良親王を彼佛とさせた。 懐良親王が支援を期待した菊池氏は、支配する肥後が隣国から攻められて身動きが取れない。やむを得ず懐良親王は薩摩から戦闘を開始し、難敵の島津貞久を打ち破り九州でその名を高めた。足利尊氏は一門の畠山直顕を派遣して島津軍を擁護するが、懐良親王はそれでも勝ち続ける。尊氏が恐れた菊池武光

                                          14 武王の門(懐良親王) 北方 謙三 (1989) - 小説を 勝手にくくって 20選!
                                        • 死ぬこと生きること 〜「天地」チンギス紀17、北方謙三 - ことばを食する

                                          8月初めに義父が逝って、喪主を務めました。93歳。若いころから交友関係が広かった人で、通夜と葬儀に100人を超える参列をいただき、息を引き取るまでの義父の人生について簡潔に話すことで、お礼のあいさつとしました。 わたしは11年前に実父をがんで失っていて、喪主として故人を見送ったのは2回目でした。自己にとって、たとえ肉親であっても他者の死とは「いた人が、いなくなる」という、単純な事実です。これが遺された人それぞれに、極めて深く、また浅く、疵を刻みます。 そして棺の中で花に囲まれた、無表情な顔を見ると、故人との思い出とともに、自分もまたこの世から消える日が必ずやってくるのだと沁みてきます。それは悲しみなのか、救いでもあるのか。確かなのは、人はなかなか死に親しむことはできないということでしょう。 子供のころ、わたしをかわいがってくれた叔母がいました。やや歳が離れた母の妹です。母が里帰りすると、幼

                                            死ぬこと生きること 〜「天地」チンギス紀17、北方謙三 - ことばを食する
                                          • 12 破軍の星(北畠顕家) 北方 謙三 (1990) - 小説を 勝手にくくって 20選!

                                            破軍の星【電子書籍】[ 北方謙三 ] 価格: 660 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 後醍醐天皇の親任が厚い北畠親房の息子、北畠顕家。鎌倉幕府滅亡後、16歳で陸奥守に任ぜられ、多数の幕府残党が逃げ込んで数々の蜂起が起こる東北一帯を鎮撫する大役を仰せつかる。そしてその大役を学問と修練、そして自らの将器を持って、孫子の旗を掲げた巧みな指揮と判断でこなす。 若き顕家が見せる見事な軍隊の統率。これをじっと見ている集団があった。山の民と呼ばれる安家利通の一族。その発祥は謎に包まれ、土地も持たずに山を往来する集団だが、軍として統率されて顕家もその存在が気になった。軍事行軍で敢えて山中を通行する顕家は、期待通りに安家一族と遭遇する。そこで安家一族に率直に語る顕家の現在の帝や政治に対する認識と、「清冽なもの」に近づこうとする今後への希望。そして「夢は見るものではなく追うものだ」と語る顕家に山の民の一族は

                                              12 破軍の星(北畠顕家) 北方 謙三 (1990) - 小説を 勝手にくくって 20選!
                                            • 昔直木賞の選評で同じ作品に北方謙三が「男の描き方が、私には多少不満で..

                                              昔直木賞の選評で同じ作品に北方謙三が「男の描き方が、私には多少不満であった」渡辺淳一が「男性だけの話に終始して、存在感のないステレオタイプの女しか登場しない小説もあるのだから、本作のような作品が評価されても当然ともいえる。」ってコメントしてたの思い出した

                                                昔直木賞の選評で同じ作品に北方謙三が「男の描き方が、私には多少不満で..
                                              • 角川春樹「映画の成功、逮捕、退社」 固く結ばれた北方謙三との縁

                                                【お知らせ】フォロー機能をご利用の方に、9月30日までの期限でデータ移行作業をお願いしております。こちらのページからボタンを1回押すだけの作業になります。ご協力をお願いいたします。 1976年に映画製作会社を設立し、第1弾作品『犬神家の一族』が世界新記録を打ち立てる大ヒットに。メディアミックスの辣腕を振るい、盤石の地位を築いたかと思われた矢先の逮捕――。角川書店時代の作家のほとんどとは縁が切れる中、角川春樹は温情を見せた北方謙三に無理難題を突き付ける。

                                                  角川春樹「映画の成功、逮捕、退社」 固く結ばれた北方謙三との縁
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