ブラジル・リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)のイパネマビーチ(Ipanema beach)上空にヘリコプターで吊るされた米国のアーティスト、ピーター・コフィン(Peter Coffin)氏のプラスチック作品「空飛ぶ円盤(Flying Saucer)」(2009年5月23日撮影、資料写真)。(c)AFP/Antonio Scorza 【8月12日 AFP】ブラジル政府は10日、未確認飛行物体(UFO)の目撃情報を軍に報告することを要請する9日付の政令を発令した。 政令は、「UFOを目撃した軍用機と民間機のパイロットおよび航空管制官は、写真や動画などの証拠物件とともに、ブラジリア(Brasilia)の航空宇宙防衛司令部へ報告すること」とある。 証拠物件は、リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)州にある空軍の歴史文書保管施設に保管され、地球外生物の研究者や興味のある一般人
タイのタクバイ(Takbai)で携帯電話を使うイスラム教徒の女性(2009年9月19日撮影、本文とは関係ありません)。(c)AFP/MADAREE TOHLALA 【8月12日 AFP】イスラム諸国では11日から1か月にわたる「ラマダン(断食月)」が始まったが、世界的人気を博しているスマートフォンは、礼拝の時間を把握したりイスラム教の聖典コーランを携帯するためなど、イスラム教徒の「信心深さ」を保つ上でも大活躍しているようだ。 「アルカワリズミ・ドット・コム(Al-Khawarizmi.com)」がオンラインで提供する「エッセンシャルズ・オブ・ラマダン(Essentials of Ramadan)」は、ラマダンの精神・身体両面における意味合いやその特別性などを説明するアプリだ。また、どこにいても忘れることなく時間通りに祈りを唱えるためのアプリも提供している。 ノキア(Nokia)が提供する「
神奈川県警逗子署は12日、通院していた逗子市内の耳鼻咽喉科医院の受付嬢を殴り、けがをさせたとして、外務省アジア大洋州局事務官、羽根由香容疑者(47)=逗子市新宿(しんじゅく)=を傷害の疑いで逮捕した。「態度が気に入らなかった」などと供述しているという。 羽根容疑者の逮捕容疑は、5月27日午前8時30分ごろ、逗子市内の耳鼻咽喉科医院で、受付の女性事務員(28)の左顔面を右手で張り、全治4日のけがを負わせた疑い。 同署によると、羽根容疑者は5月24日、「診断書の安静必要期間を延長してほしい」と来院した。内容変更した診断書がすぐに発行されると思い込んでいたようで、「新たな診断書発行は再診が必要」とする病院側の説明に立腹。同日の診断料こそ払ったが、診断書作成料の支払いを拒否。保険証も医院に忘れて帰宅した。 医院からの連絡を受けた羽根容疑者は5月27日午前、保険証を取りに再来院したが、午前9時の診療
堺市内のホテルで、40代の男性が自転車にまたがったまま変死しているのが見つかっていたことが13日、堺署への取材で分かった。ホテル従業員も約2カ月間立ち寄っていない地下へ通じる階段の踊り場で発見。司法解剖でも死因は分からず、熱中症や突然死などが考えられるが、結局謎のままだ。同署は遺体の状況などから事件性はないと判断したが、「それにしても不可解な死に方」と首をかしげている。 堺署によると、変死体が見つかったのは3日午前9時ごろ。「異臭がする」とホテル関係者から通報があり、署員が駆けつけると、屋外の非常階段から地下へ下りる踊り場で、自転車にまたがり、壁にもたれかかった状態の遺体を発見した。 指紋などから身元は40代の男性と判明。着衣の乱れや外傷はなく、現場周辺に転落したような形跡もなかった。司法解剖の結果、死後1週間以上と推定されたが、死因は「不明」と判定された。 ホテル関係者の堺署への説明によ
当麻(たいま)寺(奈良県葛城市)の綴織(つづれおり)当麻曼荼羅(まんだら)(国宝)を納めた当麻曼荼羅厨子(同)から昭和33年に見つかりながら、寺内に収蔵されたままだった、男性の横顔が墨で落書きされた敷板が同市歴史博物館で初公開されることになり、12日、報道陣に公開された。 厨子が制作された平安時代初期のものとみられ、同館は「仕事仲間を描き封印したのでは」と推測。13〜16日に公開される。 厨子は高さ約5メートル、最大幅約6.9メートルで国内最大級。解体修理中、本体下の柱の敷板(長さ約40センチ、幅約10センチ)に男性2人の横顔が上下に落書きされているのが見つかった。今回、同館の担当者が展示資料を借りるため寺の収蔵庫を調べた際に確認し、公開することにした。 落書きの男性は帽子をかぶり、唇が厚いのが特徴で、生き生きとした表情。板が取り外された跡がないことなどから、厨子の制作者が落書きした可能性
(2010年8月10日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) どれだけ近代的なものを誇ろうとも、現代の中国には19世紀の名残がたくさんある。内陸部をようやく外の世界に開放する新しい鉄道、労働環境が劣悪な工場の数々――。今、鉄鋼を山のように生産し、世界で確たる地位を得ようとするこの国では、自信に満ちた新たな国家アイデンティティーが形成されつつある。 アジアのほかの地域でも同じような時代の名残を感じ取ることができる。というのも今、中国ばかりでなく、インド、韓国、オーストラリアが揃って自国海軍に多額の投資を行い、大海に送り出す外洋艦隊を増強している。同じことはアジア地域の外交についても言える。戦後の米国覇権の時代に取って代わり、勢力均衡が不安定になりつつあるのだ。 新たに出現した地政学のドラマを浮き彫りにしたのが、7月末にヒラリー・クリントン米国務長官がベトナム・ハノイで発した興味深い声明だ。長官は
連隊旗である「軍旗」は「廻(まわ)れ右」をせず、「右向け右」を2回繰り返す。撤退しないことを意味し、旧陸軍の象徴ともいえる。真島猛(90)=新潟県小千谷市=は歩兵58連隊(新潟・高田)の軍旗を守る旗護兵として、ビルマ(現ミャンマー)からインド東部の英印拠点を攻略するインパール作戦に参加した。 「今夜半、軍旗を奉じ夜襲を持って総攻撃を敢行する」。旗護兵は選ばれた兵士だ。総攻撃の際は軍旗を振りかざし先陣を切る。危険は高いが、誇りがあった。昭和19(1944)年3月26日。万一敗れたときは軍旗をガソリンで焼却、御紋章を手榴弾(しゅりゅうだん)で爆破するなど細かい指示を受けた。 「軍旗は連隊の命。奪われそうになったら焼かなければならない。私の命など比べようもありません」 午後10時、総攻撃に対し、敵の一斉射撃が始まった。曳光弾(えいこうだん)が頭上をかすめ迫撃弾が足下で炸裂(さくれつ)する。真島は
日本政府は東南アジア諸国連合(ASEAN)の統合に向けた関係強化のため、国連や欧州連合(EU)同様の常駐代表部を置く方針を決め、2011年度に設置する予定だ。今年4月にASEAN大使に就任した山田滝雄大使にASEANの現状と日本の今後の取り組みを聞いた。(ジャカルタ 宮野弘之) Q 7月に開かれたASEAN外相会議、ASEAN地域フォーラム(ARF)をどう評価するか A 東アジアサミット(EAS)への米国とロシアの参加を確認するなど、ASEAN統合に向けた大きな新しい方向性が出てきた。また、南シナ海の領有権問題で、ASEANとしてまとまった対応を示すことができた。韓国哨戒艦撃沈事件も(非難声明を出すなどの)結論は出なかったが、ASEANがARFに北朝鮮外相を呼んで議論したことは意味がある。 Q ASEAN代表部はEU代表部と同じような機能を持つのか A EUとASEANは統合のレベルが違う
韓国の聯合ニュースは12日、日韓両国の有識者が国際政治経済について議論した「日韓新時代共同研究プロジェクト」の報告書が近く完成し、両国首脳が報告書の内容を基に「新時代共同宣言」を実施するよう提言する方針で、韓国政府も実現に前向きだと報じた。韓国政府高官などの話として伝えた。 プロジェクトは2008年4月の日韓首脳会談合意を受けて始まったもので、両国政府も関与した事業。両国有識者は、11月までに予想される李明博大統領訪日時の日韓首脳会談での宣言を想定して提言するものとみられる。 同ニュースは、日韓併合100年に合わせた共同宣言が実現すれば、1998年に金大中大統領と小渕恵三首相(いずれも故人)との間で署名された「日韓パートナーシップ宣言」より大きな意味を持つと指摘した。(共同)
経済産業省は12日、南米に人工衛星やロケットなどを売り込む官民合同の訪問団を、8月23日に派遣すると発表した。南米各国の宇宙関連機関や大学などを訪問して日本発の技術、製品を紹介し、商機拡大につなげる。南米に宇宙分野の官民ミッションを送り込むのは初めて。 政府は6月に策定した「新成長戦略」で、インフラ輸出の拡大を掲げており、今回の官民ミッションもこの一環だ。 参加する民間企業・団体はIHI、NEC、三菱電機、宇宙航空研究開発機関(JAXA)など17社・団体で、経産省や文部科学省、総務省も参画する。9月2日までブラジル、アルゼンチン、ペルーを訪れる。 南米各国は、外国政府との共同事業を通じて宇宙機器の開発や利用に取り組む例が多い。このため、官民合同の訪問団で、一体的に営業活動を行う。
韓国の李明博政権が、核開発を続けるイランに対する独自制裁を米国から求められ、対応に苦慮している。韓国海軍哨戒艦沈没をめぐる対北朝鮮制裁を主導する米国に、見返りの意味でも全面協力したい半面、イラン制裁は同国の報復を招き韓国企業が大打撃を受ける恐れが強いためだ。 米国務省で北朝鮮とイランへの制裁を担当するアインホーン調整官が今月初めに訪韓した際、欧州連合(EU)独自の追加制裁決定を引き合いに出し、韓国政府にも同様の措置を要請。特に韓国企業が貿易決済に使っているイランの国営メラト銀行ソウル支店の資産凍結を打診してきた。 米韓外交筋は「中東周辺以外でほぼ唯一の支店であり、韓国政府の対応が制裁の効果を左右する」と指摘。北朝鮮核問題解決を最優先課題とする李政権としても「核拡散防止という米国の名分を無視できない」(韓国政府当局者)が、イラン政府も「報復」をちらつかせ韓国側をけん制する。(共同)
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