参政党代表からある差別語が飛び出しました。すぐ「ごめんなさい」と謝りましたが、その表情は明るく、聴衆から笑いさえ漏れました。そこで今回から、校閲にとって避けられないテーマでありながら今まであまり取り上げてこなかった「差別語」について考えます。 参院選で躍進した参政党がなにかと話題になっていますが、選挙中の街頭演説で神谷宗幣代表が差別語を発したことも問題になりました。そこで今回の校閲記者コラムでは、今まであまり取り上げてこなかった「差別語」をテーマにしてみます。きっかけがきっかけだけに、差別語そのものを出すことをお許しください。 演説で差別発言、すぐ訂正 まず毎日新聞の記事により発言を振り返ります。 参政党の神谷宗幣代表は18日、三重県四日市市内での街頭演説で、党の憲法構想案への批判について、「あほうだ、ばかだ、チョンだとばかにされる」と述べた。「チョン」は朝鮮人を差別する言葉で、神谷代表は