重力に逆らってボールが坂を上っていく仕組みが日本人によって開発され、米国のコンテストで優勝 ― 「反重力四方向すべり台」 英語圏のNew Scientistサイトで、おもしろい動画を見つけたので簡単に紹介しておこう。木で出来たボールがまるで磁石に吸い寄せられているかのように滑り台を“上っていく”。滑り台といっても、木か紙で作られた小さなもの。 この作品は「イリュージョンコンテスト」で優勝したのだから、もちろん、われわれは“錯覚”させられている。4つの滑り台には、それぞれ支柱が1つずつあるわけだが、われわれは支柱が直角に立っていると思い込んでしまう。さらに、中央に1本の支柱がある。われわれは、この支柱が最も高いと思い込んでしまう。 この2つの思い込みが錯覚を引き起こす。実は、支柱は垂直に立っていない。錯覚を起こしやすい絶妙な角度に傾けてある。実際は、中央の支柱が最も低く、4つの滑り台は中央に
前の記事 各国の「ゲーム検閲」事情 数式を使って「個性」を判別:絵画贋作判別の新手法 2010年1月18日 Casey Johnston ピーテル・ブリューゲルの作品『バベルの塔』。画像はWikipedia 美術界では、作品の真贋によって、価値に数百万ドルもの差が出てしまう。年代の新しい贋作ならば、絵の具の化学分析などの客観的な方法で突き止めることもできるが、本物の巨匠がちょっと手を抜いた作品と、その巨匠の弟子による代作とを見分けるには、主観的な判断が必要なことも多い。 今月5日(米国時間)付で『米国科学アカデミー紀要』(PNAS)ウェブサイトに掲載された論文によると、視覚研究の手法を借用することで、この種の分析の主観性をある程度排除できる可能性があるという。 数学および統計学的手法を用いた芸術作品の分析は、「計量文献学(stylometry)」と呼ばれる。絵画においてさかんに行なわれるよ
前の記事 53万年前の頭蓋骨:障害児を育てていた初期人類 「早送りで見る自然現象」傑作10選 2009年4月 1日 Aaron Rowe 世界には、進行がゆっくりとした出来事が満ちあふれている。低速度撮影(インターバル撮影)がなければ、観察が苦痛であるような。 しかし、この撮影技法を駆使すれば、長い物語を短く、そして面白いものへと変えることが可能だ。現象の生じ方がとても遅い場合、速度を上げた映像を見ることで、科学者なら、一歩退いた視点から問題の全体像を見られるようになる。スピードが増すだけで、普段は止まって見えるものが動きだし、最高に退屈な光景さえもが活気づいてくる。 『ワイアード・サイエンス』が選ぶ、自然現象を低速度撮影した映像の傑作を紹介しよう。 10位:皆既月食 Pete Herron / YouTube [2008年2月20日に撮影] 9位:デンバーの吹雪 Mike Kalush
画像:送電線の電磁場によって光る1301本の蛍光灯 2008年2月28日 社会 コメント: トラックバック (0) Rob Beschizza 上の画像は、送電線周囲の電磁界(電磁場)によって、1301本の蛍光灯が光っている光景。イギリスにある馬の飼育場で撮影されたものだ。 撮影したアーティストRichard Box氏によるギャラリーはこちら JWZの記事を参考にした。 [Box氏のサイトによれば、このプロジェクト『Field』は、ブリストル大学研究者チームの協力で行なわれた。蛍光灯は病院などから集めてきた中古品で、誰でも見学に行ける。近づくと蛍光灯の光が変化することなどで、電磁場を感じ取ることができるという。 なお、ワイアード過去記事では、送電線周囲の電磁場と白血病などの疾患との関係について50%以上の確率で因果関係があるとするカリフォルニア州での調査についてご紹介している(日本語版記事
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く