【12月9日 AFP】気候変動対策を訴える目的でフランス人画家クロード・モネの絵画に赤い塗料を塗りつけた活動家らの裁判で、スウェーデンの裁判所は8日、活動家らに作品を傷つける意図はなかったとの判断を下し、無罪を言い渡した。作品は保護するためのガラスで覆われていた。 事件は2023年6月14日、ストックホルム国立美術館で起きた。女性活動家2人が、モネが1900年に制作した「ジベルニーのモネの庭」の保護ガラスに塗料を塗りつけ、手を接着。「(気候)状況は緊急だ」「私たちの健康が脅かされている」などと叫んでいた。 作品を所蔵するパリのオルセー美術館は事件の翌日、絵画自体に損傷はなかったと発表した。 この抗議行動では女性2人を含む6人が器物損壊の罪で起訴された。活動家らは関与を認めたが、保護ガラスのある作品を選び、除去しやすい塗料を使ったと主張。損傷の意図は否定していた。 裁判所は、額縁に一部塗料が