ネパールでは、政府に対する抗議デモで19人が死亡したことを受け、9日にオリ首相が辞任しました。しかし、その後も抗議の声は収まらず、一部の人が閣僚に暴力を振るったり、議会の建物に放火したりして混乱が続き、事態が収束するのか見通せない状況です。 ネパールでは、政府がサイバー犯罪対策などを理由にフェイスブックなどのSNSを使えなくする措置をとったことをきっかけに、8日に各地で若者を中心とした抗議デモが行われ、主要メディアによりますと一部が警察と衝突するなどして19人が死亡したほか、300人以上がけがをしました。 政府は措置を撤回して事態の収拾を図りましたが、9日も多くの人が外出禁止令に反して街に出て汚職の撲滅や首相の退陣を求めて抗議活動を行い、オリ首相は辞任しました。 しかしその後も抗議の声は収まらず、現地の映像では大勢の人がオリ首相の自宅に石や物を投げつけ、火を放っている様子や連邦議会の建物に