デング熱のウイルスを持つ蚊が見つかり、大部分が閉鎖されていた東京の代々木公園について、東京都は蚊の活動時期が過ぎたことなどから、31日におよそ2か月ぶりに公園を再開することを決めました。 東京都は、代々木公園でデング熱のウイルスを持つ蚊が見つかったことを受け、先月4日から公園の大部分を閉鎖し、週に1度、蚊を採集してウイルスの検査を行ってきました。 その結果、先月下旬以降はウイルスを持つ蚊が見つかっていないことや、気温が下がり蚊の活動時期が過ぎたことなどから、ウイルスを持つ蚊は死滅したと考えられるとして、31日の午前9時から公園を再開することを決めました。代々木公園が全面的に開放されるのはおよそ2か月ぶりです。 東京都は、蚊が活発に活動を始める来年の春ごろから、公園内での蚊の発生を抑えるため雨水をためる側溝に薬剤を入れるなどの対策を取ることにしています。