日本郵便の売上の1割を占める年賀状事業 冬の風物詩のひとつ「年賀状」。2015年度の当初発行枚数は約32.2億枚とされており、郵便事業及び郵便局の運営を行う日本郵便の売上のおよそ1割を占めている。しかしながら、携帯電話の普及やSNSの浸透により、年賀状市場は2003年度をピークに減少を続けている。 日本郵便株式会社 国際事業部 兼 郵便・物流商品サービス企画部 西村哲氏 「年賀状の市場は縮小傾向にあるものの、日本郵便の売上の約1割を占めることもあり、年賀事業には大きくプロモーション費用を投下しています。弊社の歴史を少しお話すると、2007年10月に郵政民営化が行われました。そこで、民営化したことで何が変わったのかを世の中の人に実感してもらうには『年賀状がわかりやすいのでは』ということになり、これを機に私は年賀状関係の商品開発やプロモーションに携わるようになりました」 そしてまずは、年賀状を