9月に開催された韓国の釜山国際映画祭で「最優秀俳優賞」に輝き話題となった『愚か者の身分』が全国公開。北村匠海、林裕太、綾野剛の3人が受賞する異例の結果だったが、これは小説を映画化する際に監督の意図した狙いが見事に的中した評価だと言える。永田琴監督に話を聞いた。 永田 琴 NAGATA Koto ⼤阪府出⾝。関⻄学院⼤学商学部卒業後、岩井俊⼆監督をはじめ数々の撮影現場で助監督経験を経て、2004年にオムニバス映画『恋⽂⽇和』で劇場公開デビュー。以降、映画『渋⾕区円⼭町』『Little DJ〜⼩さな恋の物語』(07)、『全員、⽚想い』(16)、WOWOWドラマ 東野圭吾「分⾝」(12)、「変⾝」(14)、「⽚想い」(17)、テレビドラマ「イタズラなKiss Love in TOKYO」(13/フジテレビTWO)、配信ドラマ「東京ラブストーリー」(20/FOD・Amazon Prime Vide