2022年を迎えても、新型コロナウイルス感染症のパンデミックが収束に向かう気配は見えない。企業にはコロナ危機だけでなく、技術革新に対応し、DE&Iを実現して、政治的な混乱に立ち向かい続けるという難題が課せられている。不確実性を乗り越えるために、本稿では、2022年以降の仕事のあり方を左右する11のトレンドを紹介する。 2021年が始まった頃、私たちの多くが世界は再び平常に戻るだろうと予想していた。新型コロナウイルスのワクチンが出回り始め、あと数カ月もすれば全員がオフィスに戻れるだろうと考える経営幹部が多かった。 ところが、2021年は予想以上に不安定な1年となった。新型コロナウイルスの新たな変異体や大規模な人材争奪戦、過去最高の離職率、そして数十年に一度の高いインフレ水準が重なったのだ。 2022年も不安定さは増す一方だろう。新たな変異体の出現が続き、リモートワークが一時的に復活するかもし