60歳以降も働く人は増えています。しかし、60歳になるまで何も考えていない人もたくさんいます。 60歳になり、まだ年金を受け取れないため、そのまま同じ会社で雇用延長する人が多いようです。 そんな人のために、現状と働き続けるために必要なことをまとめておきます。 雇用延長制度の現実 2021年4月から改正高年齢者雇用安定法が施行され、65歳までの雇用確保義務に加えて、70歳までの就業確保措置が努力義務となりました。 この雇用延長の背景には、年金の支給開始年齢の引き上げがあります。厚生年金の報酬比例部分について、その支給開始年齢が60歳から65歳へ段階的に引き上げられています。 2025年には男性全員が65歳支給開始の対象となります(女性は2030年)。そうなると60歳で退職すると65歳で年金をもらうまで、無収入の期間が生じます。この空白を埋めるための方策です。 会社により対応に差がありますが、