JR豊肥線と熊本空港を結ぶ熊本県の空港アクセス鉄道計画が、新たな局面を迎えている。概算事業費は物価高騰などの影響で従来の試算から約1・5倍の610億円に拡大した。国から鉄道事業許可を得る上で重要な採算性の確保には、国からの多額の財政支援が不可欠となる。県は現行の補助制度の特例や、新たな交付金の適用を国に求めていく考えだが、見通しは開けていない。 「最大限の財政支援を国に求めていきたい」。9日、木村敬知事は定例の記者会見でアクセス鉄道の実現に向けた国への予算要望について、改めて意欲を示した。 ■特例 現行の補助制度は事業費の18%を支援する制度で、国から鉄道事業許可を受けた時点で適用が確定する。県はこの補助率を3分の1にかさ上げする「特例」を求めている。 ただ、これまで補助率が3分の1にかさ上げされた例は、10年に開業した成田新高速鉄道(東京都心─成田空港)のみ。県幹部には「この制度のかさ上
熊本西環状道路の「池上工区」4.6kmが、2025年10月19日に開通します。 熊本西環状道路の「池上工区」が開通 熊本市が整備を進めている熊本西環状道路の「池上工区」4.6kmが、2025年10月19日15時に開通します。 拡大画像 熊本西環状道路「池上工区」の2025年6月時点の状況(画像:熊本市) 熊本西環状道路は、熊本市の南区砂原町から北区下硯川町(下硯川IC)までを南北に結ぶ計画の地域高規格道路(自動車専用道路)です。中心市街地の東側を走る国道3号植木バイパス・熊本北バイパス、国道57号熊本東バイパスと合わせて「熊本環状道路」を構成し、中心市街地に集中する交通を分散させる狙いがあります。 計画延長約12kmのうち、北側の花園IC~下硯川IC(国道3号植木バイパス)間4.1kmは2017年3月26日に開通。そして今回は、池上(いけのうえ)熊本駅ICから花園ICまでの「池上工区」4.
【読売新聞】 大分、愛媛の両県知事が30日、大分市佐賀関で会談し、九州と四国を結ぶ「 豊予 ( ほうよ ) 海峡ルート」の早期実現に向けた取り組みの推進で一致した。高速道路や新幹線を整備して瀬戸内海を囲む西日本の巨大経済圏を構築し、
国土交通省 九州地方整備局が2025年9月に事業評価委員会を開催し、北九州市で事業中の国道3号「黒崎バイパス」の進捗について共有しました。 「黒崎バイパス」工事大詰め! 国土交通省 九州地方整備局が2025年9月に事業評価委員会を開催し、北九州市で事業中の国道3号「黒崎バイパス」の進捗について共有しました。 拡大画像 建設中の黒崎西ランプ。2025年4月(画像:北九州国道事務所)。 黒崎バイパスは混雑の激しい黒崎駅・八幡駅付近の国道3号を、JR鹿児島本線の線路北側へバイパスする高架道路です。すでに5.8kmの本線は開通済みで、2023年3月に八幡駅東側でJR線をまたぐ「春の町ランプ」が開通したことで、バイパスとしての機能を発揮。さらに西側で国道3号と接続する「陣原(じんのはる)ランプ」も暫定2車線から4車線に増えました。 これにより、国道3号の現道は黒崎駅西側で国道200号と交わる筒井町交
下水道管の点検作業中に作業員が転落し、救出作業が行われた現場=2日午後2時25分ごろ、行田市長野 作業員4人が下水管の点検作業中にマンホールに転落した現場 行田市長野の周辺(国土地理院HPより) 行田市長野で2日、下水管点検作業員4人がマンホールに転落して死亡した事故で、作業を行った下水道調査会社「三栄管理興業」(さいたま市浦和区)は5日、事故当時に作業員が地上から空気を送るマスクを着用していなかったことについて、「現場の判断だった」と明らかにした。 三栄管理興業は、報道各社からの質問に文書で回答。「エアラインマスクを用意することはルールとなっている」とし、7月に同じ場所で作業した際、硫化水素濃度に問題がなく、使用しなかったため持っていかなかったとした。 同社の説明では、亡くなった4人はいずれも安全帯を装着していなかった。同社は6月、安全帯などの保護具の使用を確約する事業計画書を市へ提出し
2日午前9時25分ごろ、埼玉県行田市長野で、下水管点検中の作業員がマンホール内に転落したと119番があった。行田署や地元消防によると、50代の男性4人が落下し、同日午後4時過ぎまでに救助されたが、全員の死亡が搬送先の病院で確認された。1人がマンホール内に落下した後、救助しようとした3人も転落したとみられる。 周辺からは有毒な硫化水素が検出されており、署が死因や転落の原因を調べている。 市によると、作業員らは同県八潮市で1月に発生した陥没事故を受け、国が自治体に要望した下水管の緊急点検をしていた。この日は朝から7人ほどで点検前の排水作業をしていた。いずれも行田市が点検を委託した業者の作業員だった。署は業務上過失致死の疑いも視野に捜査する方針。 国土交通省は八潮市での大規模な道路陥没を受け、3月から全国の自治体に設置から30年以上経過した直径2メートル以上の下水管について特別重点調査を進めてお
東京地下鉄(東京メトロ)は、7月下旬頃から霞ケ関駅の冷房が停止していると明らかにした。また、改札内にある喫茶店「ドトールコーヒーショップ」が休業している。冷房の復旧は8月下旬を予定しているという。 東京メトロによれば、冷房停止は地域冷暖房(DHC)事業者の設備不良によるもの。霞ケ関駅では三菱地所グループの丸の内熱供給が地域冷暖房サービスを提供している。地域冷暖房は地域内のプラントで生成された冷水・温水・蒸気などの熱媒を導管を通して施設に供給し、駅を含む各施設にて熱媒による冷房等を使用できる仕組み。 なお、「ドトールコーヒーショップ 霞ケ関メトロピア店」はこの影響で、改札内店舗が7月22日より臨時休業している。改札外にある店舗は営業している。
別府市と大分市を結ぶ国道10号、通称「別大国道」。九州でも屈指の交通量を捌くため、歴史的に拡幅が進められてきました。ただし地形的に“極めて狭い”のが特徴で、鉄道を犠牲にした過去もあります。 逃げられない地形「別大国道」 山がちな地形が多い日本列島には、険しい山がそのまま海に落ち込み、海岸部に平地がほとんどない場所に、複数の交通インフラが集中して並行する“隘路”ともいえる場所があります。静岡県の由比海岸(旧東海道、国道1号、東名高速およびJR東海道本線)、新潟県の親不知海岸(国道8号、北陸道、えちごトキめき鉄道)などが、そうした難所に陸路を通した典型例です。 拡大画像 別府湾に面した「別大国道」こと国道10号(画像:PIXTA) そして九州の大分県にも、同様に「狭いところに複数の交通路がひしめき合う場所」があります。それは別府市と大分市との境にある高崎山付近です。ここを通る国道10号は、九州
環境にやさしいエコカーでもガソリン車に比べると販売価格の高さや航続距離への不安などから、電気自動車(EV)に対する風当たりが強く、昨今はネガティブなニュースばかりが目に止まる。 こうした逆風の中で、きょうの読売が経済面に「大成建設、EV向け道路に電極、高速走行中に給電、成功」とのタイトルで、将来的にもEVの普及につながるようなニュースを取り上げている。 記事によると、ゼネコン大手の大成建設が、道路に埋めた送電用電極からEVへ給電する「無線給電道路」の実証実験を行い、60km/hで走る車両への給電に成功したという。 大成建設が開発中の無線給電道路は、路肩にある箱形の送電システムから道路下の電極板へ高周波の電流を送り、EVの受電用電極で受け取る仕組みで、実証実験は、福島県内の実験コースに長さ20mの無線給電道路を作って実施。受電用電極を載せた車両を別の車が60km/hで引っ張り、道路側から最大
宮城県の村井知事は、参政党の神谷代表が13日仙台市で行った参議院選挙の応援演説で、宮城県の水道事業をめぐり「民営化し、外資へ売った」などと発言したことについて、事実と異なるとして謝罪と訂正を求める抗議文を出しました。 参政党の神谷代表は13日仙台市で行った演説で「インフラを作るのも積極財政だ。上下水道は必要で、国がやらないから、宮城県みたいに民営化してしまう。水道はとても大事でどうして外資に売るのか」などと発言しました。 これについて宮城県の村井知事は事実と異なるとして15日神谷代表あてに抗議文を出しました。 それによりますと、宮城県の水道事業は完全民営化とは異なる「官民連携事業」で、県が施設の所有権を持ったまま、民間企業に運営と維持管理を委ねて、安全・安心な水を低廉な価格で将来も提供していく取り組みだとしています。 事業を運営している会社の共同出資企業には外資系企業も含まれているが、最大
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