最新の「E Ink Marquee」とは 電子ペーパーといえば、電子書籍端末や電子ノートなどでよく使われている技術。 紙のように読みやすく、目に優しく、LCDや有機ELと比較してバッテリー持ちも良い優れた技術だが、個人的な印象として、ここ数年は特別大きな話題になることは少なく、必要な場所で必要に応じて使われていたような印象もある。 しかし、電子ペーパー技術はいま、大きな進化を遂げているようだ。 先日、Interop Tokyo 2025と同時開催された「デジタルサイネージ ジャパン 2025」で見かけたのが、E Inkの最新製品「E Ink Marquee」である。 E Ink Marqueeは、4粒子方式(4種類の色素の粒子が存在し、それぞれが独立して動く)によるカラー表示を採用。これにより、従来よりも鮮やかな色彩表現を実現している。