このように,多くの洗浄工程に超音波は使われるのだが,大雑把に言えば硬い材料を対象にし,大量な部品... このように,多くの洗浄工程に超音波は使われるのだが,大雑把に言えば硬い材料を対象にし,大量な部品の細かい部分を洗う用途に向いている。その代表例として,HDD,太陽電池用ウエハ,光学ガラス,半導体・LED基板などで多く使われる。シリコン・サファイアインゴットのダイシング後工程において,比較的低い周波数である26kHzや38kHzなどが使われており,強力な洗浄を求められる。ウエハ上のパターン配線工程には高周波である700kHz~1MHzの洗浄機が使われている。HDD洗浄では,近年段階的に周波数をあげて洗浄する超音波の活用がされており,低周波であら洗浄,高周波で精密洗浄が行われている。HDDの記憶密度は360GB/3.5インチ基板(プラッタ)を超え,わずかな欠陥も許されなくなり,40kHz程度の低周波で発生するボイドが問題となっている。 これら多くの洗浄対象物は,製造工程における微粒子洗浄である
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