International Solid State Circuits Conference(ISSCC) 2008のテーマは「System Integration for Life and Style (生活とスタイルのためのシステム集積化)」である。ISSCCで消費者を強く意識したテーマが選ばれるのはめずらしいが、半導体技術の進展に伴う、高効率化や機能統合、マルチコア、大容量のフラッシュメモリーストレージなどの可能性を、いかにユーザーの生活を豊かにする機能に結びつけるかは今日の大きな課題である。多機能携帯電話やUMPCなど、新しいタイプのデバイスに対する消費者の関心が高まる中、非常にタイムリーなトピックと言える。本稿ではテクニカルセッション初日の午前中に行われた4本の全体セッションの中から、特に生活やスタイルへのインパクトに焦点を当てたMicrosoft Researchのプリンシパルリ