とある楽器が最初のアイデアから実際の製品になるまでには、数多くの声が関わります。エンジニアからプロダクト・マネージャーまで、それぞれが持つ個性や意見、専門知識がこのクリエイティブなプロジェクトの成果となるのです。TR-1000 Rhythm Creatorの場合、もう一つ、このプロセスに関わる重要なグループがありました。それはアーティストたちです。Rolandのエンジニアリング・チームは、TR-1000を携えて各地を回り、長年Roland製品を愛用してきた音楽クリエイターと交流することで、貴重な知見を得ることが出来ました。プロダクト・リーダーのPeter Brownが、TR-1000がどのようにクリエイターたちの声を最終製品に反映させたのか、その舞台裏をお伝えします。 学んだ教訓過去のRoland製品では、商業的には失敗しても、その後になってアイコニックな存在となるものがありました。その背