やかんなどで加熱した湯を注いで栓をし、就寝時に布団などへ入れて暖房とする。体や足を暖めるほか、椅子の背もたれや膝・足先に置いて、足や腰をあたためられる。湯を注いで使用するタイプの製品などでは、就寝のため寝具を暖める場合、あらかじめ布団等を暖めておき就寝時には布団から出すよう指示があるものもある[2]。 湯を入れる場合には、湯たんぽを完全に満たさなくてはならない。これは湯たんぽの内部に水蒸気および高温の空気が残っていると、時間とともにそれらが冷えて凝結、収縮することで内部の圧力が下がり、湯たんぽが変形または破損するおそれがあるためである。 湯たんぽの中には、湯の量が少なくても湯たんぽが破損しないよう、空気を通すが水は通さない弁を蓋に備え、内部の圧力が下がるに従って外気を吸入し大気圧との釣り合いを取る構造のものも発売されている。 洗面所に給湯設備がなかった昭和時代では、一晩使った湯たんぽのぬる