今月、飛行中の日本航空の旅客機で、副操縦士がトイレに行っている間に、機長が操縦室内で客室乗務員と記念撮影していたことが分かり、国は日本航空を厳重注意としました。 当時、2人いるパイロットのうち副操縦士がトイレに行き、操縦室内は2人だけだったということで、機長が副操縦士の席に客室乗務員を座らせ、2人の写真を撮影したということです。客室乗務員は何度も断ったものの、機長が「せっかくだから」などと言って席に座らせ、撮影したということです。 7日夜、客室乗務員が会社に申し出て発覚したということで、日本航空は、この機長を乗務停止としました。また、国土交通省は、機長が航空法に定められた周囲の状況を見張る義務を怠ったとして、日本航空を厳重注意としました。 国内の航空各社は、ことし3月、フランスで起きたドイツ機の墜落を受け、飛行中は操縦室内で常に2人態勢を維持するよう対応していて、客室乗務員はこのルールに従