模造紙(もぞうし)とは、洋紙のうち次のものを指す。 紙種の一つで、和紙の「局紙」の模造品を由来とする化学パルプ紙の一種。#模造紙 (紙種)を参照。 文具の一つで、ポスター風の掲示などに用いられる大判の紙。#模造紙 (文具)を参照。 その他日本の古紙分類では、黒インキの付着した上質紙の類は「模造」と呼ばれ、未晒クラフト紙の類は「茶模造」と呼ばれる[1]。 包装または印刷・筆記用紙の一種で、一般に光沢があり伝票用紙や薬包紙に用いられるほか、パラフィン紙に加工されキャラメルの包装紙などにも用いられる[2][3][4]。 古典的には亜硫酸パルプを用い、填料を入れず、ヤンキー抄紙機で抄造されるが、現代ではクラフトパルプが用いられる[2]。填料を含まないため強度が高く、ヤンキー抄紙機を用いるため光沢に富む[5][2]。スーパーカレンダー(英語版)がけした両面光沢のA模造と、マシンカレンダーがけのB模造