愛情表現とは?女性が喜ぶ愛情表現や愛のある彼氏の行動

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愛情表現とは、自分の愛を言葉や行動で示す行為のことをいいます。その相手は恋人に限らず、家族・夫婦や友人などさまざまでしょう。では、具体的な愛情表現にはどのような種類があるのでしょうか。今回は、男性が彼女にしている愛情表現や、女性が彼氏からされてうれしい愛情表現をご紹介します。

愛情表現とは?

愛情表現とは、自分の愛情を言葉や行動で示すこと。好きな人に対してだけでなく、家族間で行なわれることもあります。愛情表現の方法はさまざまで、人によって異なる行動や言葉になるため、「これをしてくれたら愛情がある!」と決めるのは難しいですが、今回は、多くの人がしている愛情表現や、されるとうれしい愛情表現をご紹介します。

愛情表現が欲しくなる理由

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女性は彼氏からの愛情表現がないと不安な気持ちになるのでしょうか? 20~30代女性200人に聞いてみました。

(アンケート/株式会社クロス・マーケティング QiQUMOにて調査)

Q.恋人から愛情表現がないと不安になりますか?

なる…129人(64.5%)
ならない…71人(35.5%)

不安に「なる」と答えた女性が6割以上でした。愛情表現をおろそかにすると関係が揺らぐ原因になってしまうかもしれませんね。

続いて、女性たちに、愛情表現をしてほしい理由も聞いてみました。

1.不安になるから

  • 「自分のことが好きか不安になるから」「不安になるから」(回答多数)
  • 「本当に愛されてるのかわからなくなるから。一緒にいる以上、お互いを大切にしたいから」(25歳・会社勤務)

最も多かったのは不安になるからという意見。愛情表現がわかりづらいと「自分って愛されてる?」と心配になってしまうようです。

2.相手の気持ちを知りたいから

  • 「気持ちを確かめたいから」(38歳・会社勤務)
  • 「言葉にしないとわからないときもあるから」(20歳・会社勤務)
  • 「自分のことをどう思っているか知りたいから」(24歳・学生)

不安になるからとも似ていますが、相手の気持ちをしっかり言葉などで伝えてほしいという人も。定期的に自分がどう思われているか教えてもらえれば安心できそうですよね。

3.自分に自信がないから

  • 「自分に自信がないから」(回答多数)
  • 「ないがしろにされていると、自分が価値のない人間に思えてくるから」(38歳・会社勤務)

愛情表現をしてもらえないと自分に自信を持てないという女性もいました。相手から捨てられるかもしれないという不安を解消するために愛情を示してほしいようです。

4.幸せな気持ちになれるから

  • 「幸せな気持ちになれるから」(回答多数)
  • 「愛されている実感がわくから。安心感があるから」(38歳・公務員・教職員・非営利団体職員)

もっとポジティブな意味で愛情表現を求めている場合も。愛情表現をしてもらえると幸せな気持ちになり、仕事なども頑張れるのだとか。

5.寂しがり屋だから

  • 「寂しがり屋だから」(回答多数)
  • 「かまってほしい」(24歳・学生)

寂しがり屋でかまってほしいから愛情表現は多めにしてほしいという意見もありました。

愛情表現をするメリット

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1.愛されている実感がもてる

男女ともに恋人から「愛されていないのでは?」と不安になることはあるはず。そんな気持ちになるのは、愛情表現をしてもらえていないからかもしれません。愛情表現があることで、相手から愛されていると実感できるのです。

2.マンネリになりにくい

相手からの愛情表現がないと、ドキドキすることが減りマンネリになりやすくなる可能性も。逆にキスなどのスキンシップなどで愛情を示してもらうと、倦怠期を迎えにくくなるかもしれません。

3.恋愛が長続きする

長続きカップルが、長続きするためにしていることのひとつが愛情表現です。好きという気持ちを言葉で伝えたり、毎日キスなどのスキンシップをとったり。そういう積み重ねが大事なんですね。

4.自分の気持ちを再確認できる

愛情表現を相手にすることで、自分は相手を好きなんだという気持ちを再確認することもできるでしょう。「好きだよ」と言葉にすると心が温かくなったりしますよね。

男性が彼女にしている愛情表現

続いて、彼女がいたことがある20〜30代の男性141人に「彼女への愛情表現」について聞いてみました。

(アンケート/株式会社クロス・マーケティング QiQUMOにて調査)

Q. 彼女への愛情表現はわかりやすくするタイプですか?

20代彼女への愛情表現

【20代】

すごくわかりやすくする…12%
そこそこわかりやすくしていると思う…42%
あまりしない…29%
ほとんどしない…17%

いちばん多かったのは、「そこそこわかりやすくしていると思う」という回答。「すごくわかりやすくする」と合わせると、半分以上になりました。

では、具体的にはどのような愛情表現をしているのでしょうか。愛情表現だと思って彼女にしている行動を、男性に聞いてみました。頑張っている姿にキュンとしてしまうかも!

(アンケート/株式会社クロス・マーケティング QiQUMOにて調査)

1.コミュニケーションをとる

  • 「話をたくさん聞く」(回答多数)
  • 「電話する」(27歳)
  • 「愚痴などを聞く」(27歳)
  • 「最低でも一日一回でも連絡をする」(37歳)

連絡がないと不安になってしまう女性も多いはず。こうやって毎日少しずつでもコミュニケーションを取ろうとしてくれたり、話を聞いてもらえたりするとうれしいですよね!

2.感謝など言葉で伝える

  • 「感謝など正直な気持ちを伝えている」「言葉でストレートに伝える」(回答多数)
  • 「好きだと伝えること」(35歳)
  • 「シンプルに言葉で伝える」(36歳)

「言わなくてもわかるだろう」などというのは通用しません。いくら付き合っていても言葉にしないと気持ちは分かりません。また、わかっていても言ってほしいという人も多いでしょう。

3.一緒に思い出を作る

  • 「一緒に思い出を作る」(回答多数)
  • 「一緒にいる」(28歳)
  • 「時間があれば、できるだけ会うようにすること」(37歳)

なるべくたくさん彼女と一緒にいる時間を作ろうとしているという答えも。仕事が忙しいのに時間を作って会おうとしてくれるだけで愛が伝わります。

4.相手のうれしいと思うことをする

  • 「抱きしめる」「家事を献身的にする」(回答多数)
  • 「うれしいと思うことをする」(27歳)
  • 「記念日に食事やプレゼント。普段は体調を気にかけて声をかける、手伝いをする」(39歳)

相手のことを本当に想っていないと、相手のしてほしいことは見えてきません。抱きしめたり家事を手伝ったり。これこそ愛ゆえの行動かもしれませんね!

5.スキンシップ

  • 「ボディタッチ」(30代)
  • 「キスをする」(30代)
  • 「ハグする」(30代)
  • 「手を繋ぐ」(20代・30代)
  • 「腕枕をする」(20代)
  • 「頭を触る」(30代)

一番わかりやすい愛情表現かもしれません。好きな人からのハグや手繋ぎにキュンとする女性は多いでしょう。マンネリ対策にも効果的かも♡

6.さりげない優しさ

  • 「さりげない優しさ」(30代)
  • 「その人にだけ親切にする」(20代)
  • 「荷物を持とうとする」(30代)
  • 「必ず車道側を歩く」(20代)

優しくされてうれしくない女性はいないはず! “さりげなく””サラッと”がポイントのようです!

7.見つめる

  • 「ずっと見つめる」(回答多数)

「ずっと見つめる」という回答も多かったです。「目は口ほどにものを言う」と言うように、女性は気づいていなくても、男性は愛情を伝えているのかもしれません…!

女性が彼氏からされるとうれしい愛情表現

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では反、女性たちは彼氏からどんな愛情表現をされたいと思っているのでしょうか。

1.ストレートな「好き」

  • 「好きと面と向かって言ってもらう」(32歳)
  • 「単純に“好き”と言ってもらいたい」(28歳)

ストレートに言葉で伝えてもらえるのはとにかくうれしい!と意見多数。 毎回でなくてもたまには言ってほしいと思っている女性も多いでしょう。

2.ギュっとハグ

  • 「後ろからハグされる」(31歳)
  • 「強く抱きしめられる」(28歳)

彼氏にギュっとハグされるだけで幸せを感じられるという女性も多いのでは? 体温が伝わってくる素敵な愛情表現です。

3.優しい気遣い

  • 「精神的につらいときに、言わなくても気遣ってお家デートに切り替えたとき」(26歳)
  • 「私の好きな味のお菓子やアイスを買っておいてくれたり残しておいてくれること」(22歳)

小さな優しさから愛情を感じ取るという女性も。言葉にしなくても自分のことを思ってくれているのが伝わってきますよね。

4.サプライズ

  • 「遠距離中のクリスマス、会えないと思っていたらサプライズで会いに来てくれた」(34歳)
  • 「サプライズプレゼントをもらった」(22歳)

サプライズ自体も嬉しいですが、自分のためにいろいろと考えて仕込んでくれた時間に愛を感じますよね。

5.マンガ的な行動

  • 「ぎゅっと抱きしめて頭ポンポンされる。さりげないエスコート」(25歳)
  • 「微笑みながらほっぺを両手で挟まれる」(23歳)
  • 「ぎゅーっと強めのハグをされる。頭をよしよしされる」(35歳)

頭ポンポンなど、男性からされるとドキドキしてしまう女性も多いと思います。自分からおねだりするのは難しいからこそ、してもらえるとキュンとしちゃいそう♡

6.つらいときに側にいてくれる

  • 「体調などを気遣ってくれるとき」(35歳)
  • 「つらいときにさり気なく、そばにいてくれるとき」(38歳)

体調を崩しているとき・落ち込んでいるときなどに、何も言わなくてもそばにいてくれるだけでうれしいという声も。食べられそうなものを買ってきてくれたり、心配そうに見守ってくれることに愛情を感じますよね。

7.さりげないプレゼント

  • 「プレゼントを送られたこと」(34歳)
  • 「自分の好きなものを買ってきてくれたとき」(35歳)

特に記念日などではないのにさり気ないプレゼントを贈ってくれる行動に愛情を感じる人も。値段に関係なく、こうした行動がうれしくない女性はいないはず。

8.スキンシップを求めてくれる

  • 「一緒にいるときに求められたとき」(21歳)
  • 「一緒に寝るときに抱き寄せて寝落ちしてくれるとき」(33歳)

スキンシップを取りたい、イチャイチャしたいというのは、あなたを愛しているからこそ。逆にあまりに触れてくれなかったりすると不安になってしまいますよね。

9.自分を1番に考えてくれている

  • 「甘やかされるとき」(23歳)
  • 「なんでも聞いてくれる」(18歳)
  • 「何を決めるのにも意見を聞いてくれる」(36歳)

いつでも彼女に真っ先に意見を求めてくれるという彼氏は優しさの塊。あんまり甘やかされたら離れられなくなっちゃいそう♡

10.自分のことを理解してくれる

  • 「誕生日を覚えてくれていたとき」(15歳)
  • 「私のことをわかってくれているとき」(28歳)

自分のことを理解しようとしてくれたり、言葉にしなくても気持ちをわかってくれたりしていることに愛情を感じる女性も。これは彼氏があなたをしっかり見てくれている証拠ともいえるでしょう。

スキンシップやストレートな言葉での愛情表現は伝わりやすいようです。つらいときに自分を理解してくれる、優しく接してくれるなど、精神的な支えとなる愛情表現も人気です!

愛情表現が苦手な人が相手に愛を伝えるコツ

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愛しているけれど、それを相手に伝えるのが苦手という人もいるはず。最後に、愛情表現が苦手な人が、愛情をうまく伝えるコツをご紹介します。認定心理士の脇田尚揮さんに伺いました。

1.声のトーンを下げてゆっくり話す

相手に愛情を伝えたいのなら、少し低めの声でゆっくり話しましょう。そうすることで声に迫力を持たせられ、気持ちが伝わりやすくなります。

2.希少性の高いプレゼントを贈る

物を贈るだけが愛情表現ではありませんが、分かりやすい方法であるのは確か。人には希少性の高い物ほど価値を感じるという心理があります。プレゼントを贈りたいのなら、なかなか手に入らない限定品や、すぐに売り切れてしまう物など、希少性の高い物がおすすめです。

3.別れ際を大切にする

心理学には親近効果というものがあります。これは最後に受けた印象や情報が強く残るという原理です。カップルでいうならデートの別れ際。ここで愛情たっぷりの言葉を伝えたり、キスをするなどして、相手に強いインパクトを与えてみてください。

4.相手の本質を言い当てたような言い回しをしてみる

誰にでも当てはまるような言葉を使って、さも相手のことを言い当てたかのように感じさせることを「バーナム効果」と言います。「○〇って純粋だよね」などと伝えることで、相手のことをわかっていると伝えることができます。

【まとめ】

愛情表現にはさまざまな形があります。得意な人もいれば苦手な人もいるため、彼が苦手な場合は、不安な気持ちを正直に伝えてみましょう。彼なりに頑張って愛情を表現してくれるはずです♡ もちろんあなたからの愛情表現も忘れずに!