束縛する人の特徴&心理!束縛する彼氏を黙らせるには?

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あなたはこれまで束縛してくる人とお付き合いしたことがありますか? 多少の束縛なら許せても、友人関係に口出ししてきたり、いちいち行動を報告させられたりするとうんざりしてしまう人が多いのではないでしょうか。今回は、束縛してくる人の特徴や心理をまとめました。

恋愛における「束縛」の意味

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まず束縛の意味からおさらいしておきましょう。

束縛の意味

制限を加えて行動の自由を奪うこと

出典:デジタル大辞泉(小学館)

類語には「制約」や「拘束」があります。

恋愛における「束縛」とは?

恋愛における束縛とは、一般的な束縛の意味と同じく、相手に制限を加えて自由を奪うことをいいます。たとえば、相手の行動をいちいち報告させたり、相手の友人関係に口出ししたりすることは束縛だといわれます。

束縛する男女の特徴

束縛する人にはどんな特徴があるのでしょうか。20~30代男女に、束縛してくる人の共通点を聞いてみました。

(アンケート/株式会社クロス・マーケティング QiQUMOにて調査)

1.依存体質

  • 「依存体質でありながら、結局すぐ代わりの好きな人が見つかる傾向が高い印象」(29歳・男性)
  • 「依存しやすい」(21歳・女性)

束縛は相手だけを縛っているように見えますが、実際は自分もがんじがらめになっている状態です。相手に依存しているからこそ、相手を自分の思い通りにしたいと思うのかもしれません。

2.連絡を頻繁にとる

  • 「何時も電話する」(26歳・女性)
  • 「常に連絡をとらないといけない」(27歳・女性)

束縛する人はとにかく連絡がマメな傾向があります。マメというとプラスの印象がありますが、実際には常に連絡を取っていないと安心ができない状態です。

3.相手の日程を把握したがる

  • 「日程を把握している」(26歳・男性)
  • 「予定を全て知りたがる」(26歳・男性)

束縛する人は、相手が自分と一緒にいないときにも何をしているのかを把握したがります。いつどこに誰と行くのかなど、事細かに報告させる人もいます。

4.相手のスマホを見たがる

  • 「スマホを見てくる」(29歳・男性)
  • 「相手のスマホを見ようとする」(27歳・女性)

相手のスマホの中を見たがることも多いです。スマホの中には友達とのメッセージのやり取りや写真が入っていますよね。それらをチェックして安心したがるのです。

5.返信を要求する

  • 「LINEの返信を無駄に催促する」(27歳・男性)
  • 「連絡をこまめに返さないと、機嫌が悪くなる人」(25歳・女性)

連絡が頻繁なのと同じように、相手からの返信も求めがち。返信が少し遅れただけで「何で返事くれないの?」などと追いLINEを送ってくるのも特徴です。

6.異性との交流を嫌がる

  • 「居場所を知りたがる、異性との交流を嫌う」(32歳・女性)
  • 「異性と遊びに行かせない」(22歳・女性)

自分以外の異性との交流を制限したり、話しているだけで嫉妬したりするのも束縛する人あるある。連絡先を全部消すことを強要してくることすらあります。

7.自己肯定感が低い

  • 「自己肯定感が低い」(31歳・男性)
  • 「自分に自信がない」(34歳・女性)

相手を束縛するのは、自分に自信がないことの表れでもあります。相手が離れていってしまうかもしれないという不安が強いからこそ、束縛という手段で繋ぎ留めなければと必死になるのです。

束縛する男女の心理

続いては束縛する男女の心理を見ていきましょう。

1.相手を愛している

  • 「相手が好きだから」(34歳・男性)
  • 「相手のことが好きだからという気持ちが強すぎるからだと思う。自分だけのものにしたいという独占欲が強いのかも」(39歳・男性)

相手への愛情から束縛という行動に出てしまう人も少なくありません。とはいえ、愛しているからといって何をしても良いわけではありませんよね。

2.相手を信じられない

  • 「相手のことを信じられない」(23歳・女性)
  • 「相手を信用していない」(21歳・女性)

相手が何かをしたというわけではなくても、恋人のことを信じきれないという気持ちから束縛する人もいます。本当に信じていたら、一緒にいないときに何をしているか不安にはなりませんよね。

3.裏切られるのが怖い

  • 「相手に裏切られたくない」(23歳・男性)
  • 「裏切られたくない気持ち」(29歳・男性)

相手に裏切られるのが怖いという気持ちは誰にでもありますよね。ですがこの気持ちが強すぎるがゆえに束縛してしまう人も。相手をコントロールできているような気持ちになりたいのでしょう。

4.自分に自信がない

  • 「自分に自信がなく、相手を束縛することで安心感を得たい」(38歳・女性)
  • 「自己肯定感の低さ。過去のトラウマ体験」(38歳・男性)

先ほどの束縛する人の特徴にもあったように、自分に自信がない人は相手を束縛しがちです。相手が離れていってしまうかもしれないという不安が束縛という行動になってしまいます。

5.自分だけのものにしたい

  • 「独占したい。自分のものだけにしたい」(21歳・女性)
  • 「好きという気持ちが強すぎるあまり、自分だけのものにしたいと強く思うからだと思う」(20歳・男性)

とにかく独占欲が強く、相手が自分だけのものでないと納得できないという人も束縛しがち。独占欲は愛情からくることが多いですが、気持ちが強すぎるとモラハラなどにも発展しかねません。

束縛してくる彼氏を黙らせるテクニック

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最後に、束縛してくる彼氏を黙らせる心理テクニックを認定心理士の脇田尚揮さんに伺いました。

1.嘘くさい言葉でも“スリーパー効果”でじわじわ効いてくる

恋人から浮気を疑われるとき、後ろめたいことがないほうがかえって「してないよ!」しか言えることがなくて、潔白を証明するのが難しかったりしますよね。

でも、嘘くさく聴こえるかな?と感じるような言葉でもちゃんと効果があるのです。それを心理学では“スリーパー効果”と呼びます。
すぐに効果が表れるものではありませんが、繰り返し言い続け、時間が経つにつれて徐々に効いてくるのです。こうした効果が得られるのは、人の記憶が「情報そのものの内容」より、「情報の信憑性」のほうを先に忘れるため、嘘くさい情報でもその「嘘くささ」を次第に忘れてしまうからだそう。
「浮気なんて絶対しないから!」と都度釘を刺しておくのはそれなりに効果的ということです。

2.“もしも私があなたなら”作戦

嫉妬深い人は、常に「自分を捨てるんじゃないか」という不安で頭がいっぱいです。そんな相手を納得させる効果の高い方法があります。それが“イエス・バット法”です。これは、例えば彼から浮気を疑われた際には「そっか、心配になっちゃったんだね」「確かに疑わしいところがあったかもね」と一度相手の疑念を受け入れた上で否定する話し方。
そうすることで、相手に“自分の立場に立って考えてくれている”と安心感を抱かせ、否定の言葉を通しやすくできるのです。

 3.大多数の意見を味方につける“同調効果”

心理学者ソロモン・アッシュは、ひとりなら間違えないような選択でも、周りの人に流されて間違った結論に至ってしまうことがあることを実験を通じて立証しました。

例えば恋人の遊びの予定を逐一知っておきたがる彼氏の場合、「休みの日の予定を全部彼氏に報告するのは変でしょってみんな言ってるし…」と周囲の人の存在をちらつかせるのです。

4 .“ペルソナ・ペインティング”で受け止め方を変える

あまりに束縛されたり干渉されたりすると、怒って拒否してしまうこともあるかもしれません。でも、それが余計に嫉妬心の炎に油を注いでしまうことも。

そんなときは、“ペルソナ・ペインティング”を活用してみましょう。これは心理学者のユングの「人は状況に合わせて複数のペルソナ(仮面)を使い分けている」という言葉に基づき、自分に役柄を投影し、振る舞うというもの。例えば、恋人からの粘着にうんざりしたときには、サバサバした気質の友達など、身の回りの強い意思を感じる人になりきって、きっぱりとNOを突きつけるのです。

【まとめ】

束縛する人の特徴や心理をご紹介しました。もしあなたの恋人が束縛するタイプなら要注意。ちょっとぐらいなら良いかなと思って放置しておくとだんだんエスカレートすることもあるので、ご紹介したテクニックなどを参考にしてみてくださいね!