この記事は デベロッパー アドボケート、Neto Marin による Android Developers Blog の記事 "Track your subscriptions better with the Google Play Developer API " を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。
私たちは、2012 年に定期購入型 Android アプリの無料試用サービスのサポートを導入しました。無料試用サービスはデベロッパーが設定した期間だけ継続し、指定した課金間隔と価格に基づいて自動的に本購入に移行します。Google Play では、すべての定期購入タイプを対象に、無料試用サービスをサポートしています。詳しくは、無料試用サービス のドキュメントをご覧ください。
ユーザーは支払いを確定する前にアプリやゲームを試すことができるため、この機能はユーザー コンバージョンにおける重要なツールです。定期購入のステータスをより正確にトラッキングするために、3 つめの "paymentState" 値を Purchases.subscriptions API (Google Play Developer API 上)に追加しました。この値は、ユーザーが無料試用サービス期間中であることを表しています。有効な値は次のとおりです。
0 - 支払い保留中
1 - 支払い受領済み
2 - 無料試用サービス
paymentState パラメータに新しい値が設定される可能性があるため、バックエンドがこのパラメータを処理する方法を確認する必要があります。次のような処理を行った場合、問題が発生する可能性があります。
// WARNING: Don't do this!
if (paymentState == 1) {
// User is in normal state
} else {
// Handle user in grace period # this would now be a bug
}
ベスト プラクティスとして、または将来のアップデートにおける問題を回避するために、次のように可能性がある各ケースを明確に確認することをお勧めします。
if (paymentState == 0) {
// Subscriber with payment pending
} else if (paymentState == 1) {
// Subscriber in good standing (paid)
} else if (paymentState == 2) {
// Subscriber in free trial
}
詳しくは、Purchases.subscriptions のドキュメントをご覧ください。アプリやゲームに無料試用サービスを提供しない場合は、ユーザーにアプリの内容を十分説明し、ユーザー コンバージョンを向上するチャンスを逃さないようにしてください。詳しくは、無料試用サービス のドキュメントをご覧ください。
Posted by Takeshi Hagikura - Developer Relations Team