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Google Developers Japan: app
この記事は Niko Schröer による Medium Blog の記事 "Future proof your subscription business " を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。
Google Play の Medium チャンネルをフォローしてくださっている方なら、Google が皆様の定期購入ビジネスの成長を強く願っていることはご存知でしょう。これまで、四季を通じた定期購入ビジネスの構築 から行動経済学を応用してアプリの定期購入の価値を伝える方法 まで、さまざまな手法を提案してきました。定期購入ビジネスに活用できるツールや機能も数多くありますが、ここではその一部をあらためてご紹介するとともに、Google Play での定期購入ビジネスの将来性についてお話したいと思います。
少ないコードでより多くの機能を
まずは、最も導入をおすすめしたい Google Play Billing Library をご紹介します。Google Play Billing Library を初めてリリース したのは昨年の秋でした。このライブラリを使用すると、Google Play 決済サービスを驚くほど簡単に実装でき、より多くの時間をアプリの開発に充てることができます。現時点で、購入のセットアップや購入時の検証、アプリ内でのデータの処理、アプリ内アイテムの詳細の取得なども行えるようになっています。
Billing Library を導入することで、次回のアプリ コンパイル時にビルド依存関係ファイルを更新する際、API のアップデートを自動的に取得できるようになります。I/O で発表した2つの新機能 のように(更新日を変えずに別の SKU にアップグレードする機能と、既存の SKU に価格変更を自動適用する機能)、多くの新しい機能がBilling Library経由でのみ利用が可能となります。
このように Google Play Billing Library には多くのメリットがあり、導入することを強くおすすめしています。ここで、すでに導入済みのデベロッパーの声を紹介しましょう。Buffer の Android エンジニアリング リードで、Google デベロッパー エキスパートでもある Joe Birch 氏は、Medium への投稿 で次のように語っています。
「最近 Google の新しい Play Billing Library を試す機会があったのですが、アプリ内課金についての夢がとうとう現実になったと感じました。 」
コアな情報をキャッチする
昨年の秋には、定期購入ユーザーの状態が変化したらすぐに知らせるリアルタイム デベロッパー通知 もリリースしました。新規ユーザーの登録時や既存ユーザーの更新時にリアルタイムで通知が届くため、定期購入の利用資格の付与や継続を速やかに処理できます(ただし、この通知でわかるのは定期購入の状態が変化したことのみです。詳細についてはサーバー API で照会し、どう対応すべきか確認する必要があります)。
Google が強く導入を推奨しているアカウントの保留機能 を実装している場合は、利用資格を一時停止するタイミングや、復旧後に再び利用資格を付与するタイミングを、リアルタイム デベロッパー通知に基づいて判断できます。この点は、サービスを他のプラットフォーム(たとえばウェブ)でも提供している場合は特に重要です。
リアルタイム デベロッパー通知は、ユーザーが定期購入を自発的に解約した場合にも届きます。同僚の Laura が「定期購入を解約したユーザーを引き止めるには 」で議論しているとおり、定期購入が終了する前にユーザーを引き止める方法はいろいろ考えられます。たとえば、今後予定されている新機能の追加や変更について知らせたり、割引を提案したりするのも効果的です。また、定期購入の再開が有効になっていれば、定期購入センターへのディープリンクを送るだけで、ユーザー自身がワンクリックで定期購入を再開できます。
これらの方法は今すぐにでも実現できます。リアルタイム デベロッパー通知を活用することで、定期購入のチャーンを最小限に抑えることができるなど、Google Play の定期購入の運用が大きく変わります。定期購入を採用しているトップ デベロッパーの 3 分の 1 以上が、すでにリアルタイム デベロッパー通知を有効にしています。音楽ストリーミング サービスを提供する Anghami からは次のような声が寄せられています。
「定期購入の終了まで待たなくても、すべてのユーザーのキャンセル情報をリアルタイムで入手できるようになりました。おかげで、定期購入が実際に終了する前にチャーンを把握でき、定期購入をキャンセルしたユーザーに的を絞って迅速に対処できるようになりました。」
多くのデベロッパーが、リアルタイム デベロッパー通知を有効に活用しています。今後も機能を拡充し、より多くの皆様にご利用いただければと考えております。たとえば、ユーザーが定期購入をキャンセルする代わりに一時的に停止する機能や、期限切れになった定期購入を再び有効にする機能などを追加する予定です。リアルタイム デベロッパー通知を有効にして利用資格をチェックしていれば、これらの機能がリリースされたときに自動的に利用できる状態になります。
ユーザー ファースト
最後に、Google Play ストアに新たに追加された定期購入センターについて紹介します。Google Play 定期購入センターを使用すると、お支払い方法の変更からキャンセル済みの定期購入の再開まで、定期購入に関わる手続きを 1 か所でまとめて行えます。
定期購入センターの導入により、定期購入ビジネスの未来につながる 2 つの変化がもたらされました。これまでユーザーからは、定期購入をキャンセルできないことや、定期購入をまとめて管理できないことに不安があり、登録を躊躇する原因の 1 つになっているとの声が届いていました。そこで新しい定期購入センターでは、すべての定期購入を簡単に確認、管理できるようにし、必要な場合はキャンセルもできるようにしました。ユーザーが安心して定期購入を登録できるようになったことが 1 つ目の変化です。
2 つ目の変化は、ユーザーが定期購入センターから定期購入をキャンセルしたとき、その理由を尋ねるアンケートが表示されるようになったことです。
アンケートの結果はサーバー側の API で照会できます。これによりユーザーのチャーンの理由を把握できるだけでなく、リアルタイム デベロッパー通知と同じように、連絡したり割引を提案したりしてユーザーのキャンセルに迅速に対応できます。リアルタイム デベロッパー通知を設定しておくと、ユーザーがキャンセルしたときにサーバーに照会し、アンケートに回答したかどうかも確認できます。
Google には、「ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる」という理念があります。今回の定期購入センターの導入によって、ユーザーが定期購入を簡単に管理できるようになり、Play ストアへの信頼とアプリへのエンゲージメントがさらに高まるものと期待しています。定期購入センターには、今後もさまざまな機能を追加していく予定です。
今回ご紹介したとおり、Google Play の定期購入には日々さまざまな改良が加えられています。Google が目指しているのは、ユーザーにとって魅力的な定期購入サービスを、デベロッパーの皆様ができる限り簡単に構築できるようにすることです。
Google Play Billing Library やリアルタイム デベロッパー通知は、アプリビジネスの成功に欠かせない重要な機能であり、すでに多くのデベロッパーの皆様にご活用いただいています。今後もさらなる機能の充実に努めて参りますのでどうぞご期待ください。最新機能のリリースについて詳しくは、I/O のセッション「Google Play の新機能で定期購入ビジネスを拡大し最適化する」またはまとめのブログ投稿 をご覧ください。
Reviewed by Taro Sotome (Japan Apps Business Development, Google)
この記事は Jeni Miles (Partner Development Manager, Google Play) による Medium Blog の記事 "5 principles for apps to survive and thrive " を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。
ユーザーを引き付けて維持することは、多くのデベロッパーにとっての主要な課題です。Google では、デジタル インサイトおよび戦略コンサルタントの業務を行う Sparkler 社に消費者調査を依頼し、一部のアプリが人気を集める一方で、すぐに忘れられ、削除され、置き換えられてしまうアプリもある理由を探りました。
その結果、自然界と同様に、アプリは容赦のない過酷な環境に置かれていることがわかりました。 アプリは、多くのライバルがひしめき合い、絶えず変化する世界での生存競争を余儀なくされています。ここでは、環境に適応したアプリだけが長く使われて成長を続けられます。Google では今回の調査を通じて、ユーザーがどのようにアプリと関わりを持ち、何を最も重視するか、および、他のアプリがアンインストールされるなかで特定のアプリがユーザーに愛用され続ける理由は何かをもとに、デベロッパー向けの 5 つの原則を特定しました。
ここでは、デベロッパーがどうすればインストール後の最初の数日を乗り切り、長く使われて成長を続けるアプリを開発できるかをご紹介します。
原則 1: どんなアプリなのかを明確に伝える
ユーザーは、初めからアプリの価値をすぐにユーザーに伝えるという、シンプルで明確な目的があると感じた場合、そのアプリを使い続ける可能性が高くなります。ユーザーはアプリの利便性を即座に判断します。ユーザーの 3 人に 2 人は、アプリの主な目的が明白で、数回の操作で簡単に使えるようにならない限り、使用をやめると回答しています。余分な機能などがあると混乱を招き、わかりづらくなる場合があります。アプリの主な目的が不明確になり、ユーザーにアプリの価値への疑問を抱かせます。(1)
価値の高いアプリは、単に便利というだけではありません。66% のユーザーが、優れたアプリには愛着を感じ、自分に合っていれば他のアプリを探す気はないと回答しています。強いブランド力を持つアプリは、ユーザーとの間に強固かつ感情的な関係性を築いています。したがって、アプリの強い独自性を当初から構築することが不可欠です。(2)
原則 2: 直感的かつ信頼できるアプリを作る
アプリに出会うとき、ユーザーは使いやすさと品質の問題に極めて敏感です。これは基本的なことのように思えますが、依然として、短期間でアプリが削除される主な原因です。アプリのクラッシュ頻度、アプリによるデータ、メモリ、電池の使用量に対するユーザーの認識は、アプリの第一印象に大きく影響します。そして、定期購入するアプリの場合はさらに期待が高まり、機能やコンテンツの量だけでなく、品質も求められます。82% のユーザーが、品質を最優先事項とすると回答しています。(3)
全般に、直感的なアプリは愛用されやすい傾向があります。アプリを使い始めるために余計な時間と労力が必要な場合、ユーザーはそのアプリを受け入れるのに苦労します。50% 以上のユーザーが、日常生活で重要な価値を占めるアプリとなるには、「操作しやすい」インターフェースが大きな要素になると考えています。(4)
原則 3: 適度なペースでアップデートする
新たなコンテンツの提供や新機能の開発は、長期にわたってアプリへの関心を維持するうえで不可欠です。ユーザーはそうした項目を、長い間アプリを愛用する主な理由として挙げています。(5) アプリのアップデートのペースが遅く、新しいコンテンツや機能がなかなか提供されない場合、そのアプリには活気のなさが漂い始め、ユーザーはもっと良さそうな別のアプリを探し始めます。
ただし、すべてのアップデートが同じように受け止められるとは限りません。一般に、定期的なコンテンツのアップデートは好意的に受け止められますが、機能のアップデートはユーザーを困惑させやすい傾向があります。ユーザーはアプリに進化を求めます。ただし、ユーザーがアプリを使いこなせて満足しているという雰囲気を維持できる適度なペースでアップデートを行う必要があります。デザインの大幅な変更や、頻繁に行われる細かい変更は、アプリが見放される原因になります。
原則 4: ユーザーのエコシステムの一部になる
アプリは単独で存在しているわけではありません。アプリがユーザーの幅広いテクノロジーや生活のエコシステムにうまく溶け込めれば、置き換えられる可能性が低くなります。ユーザーは、既存のスマートフォンの機能(カレンダー、カメラなど)を利用するアプリや、他のアプリおよびデバイス(音声テクノロジー、ウェアラブルなど)と連携するアプリなどを通じて、自分の持つテクノロジーが一体となって機能することを望みます。
また、そうした考え方はテクノロジー エコシステムにとどまりません。ユーザーがアプリによって他のユーザーとつながる場合、そのアプリの認識される価値は高くなります。54% のユーザーが、友だちや家族と一緒に同じアプリを利用できれば、そのアプリをもっと使うようになると回答しています。(6) ただし、単にチャット機能を追加することが解決策になるわけではなさそうです。ソーシャル機能の追加がユーザーの利用意欲を呼び起こすのは、機能がアプリの主な目的に基づく形で実装されていて、アプリの利便性をさらに高める場合のみです。
原則 5: ユーザーが主体的に管理できるカスタマイズ機能を実装する
カスタマイズ機能によって、長期間にわたりユーザーとアプリをより強く感情的に結びつけることができます。64% のユーザーが、設定を保存して自分好みにカスタマイズできればそのアプリの価値が高まると回答しています(7)。 そのようなアプリは、ユーザーのニーズに基づいて調整されていると認識され、日々の生活に組み込まれて、アンインストールされにくくなります。
一般に、カスタマイズ機能は好意的に受け止められますが、ユーザーは、アプリがアクセスするデータやそのデータの使用方法を自分で管理することを望みます。そのことが、受動的なカスタマイズを好むユーザー(27%)よりも、自発的なカスタマイズを好むユーザー(37%)のほうが多い理由となっています。ユーザーが設定を表示、確認、調整できるためです。(8)
最後に
持続的なアプリのエンゲージメントを構築することは、目的の明確さ、直感的で信頼できるサービス、バランスの取れたアップデート頻度、ユーザー自身のエコシステムへの統合、ユーザー主体のカスタマイズ機能の提供といった、ユーザーがアプリのエクスペリエンスにおいて重視する部分に対応することに関係しています。こうしたニーズに焦点を合わせれば、長期間にわたって、ユーザーのエンゲージメントを高め、アプリのファンを形成することができます。
ユーザーがどのようにアプリと関わりを持ち、コンテンツをどう利用しているか、および長期にわたって成長を続けるためにアプリで何をすればよいかについて詳しくは、調査レポートの完全版 をご覧ください。
データの出典:
1.Sparkler Research 2018、Q24: 以下の記述にどの程度同意しますか… 基数: 全標本数 N=2,996
2.Sparkler Research 2018、Q24: 以下の記述にどの程度同意しますか… 基数: 全標本数 N=2,996
3.Sparkler Research 2018、Q28: アプリを購入する場合に、無料アプリの場合と比べてアプリへの期待がどう変わるかを説明した以下の記述に、どの程度同意しますか。基数: 全標本数 N=2,996
4.Sparkler Research 2018、Q9: アプリがあなたの日常生活において重要な価値を占めるために、以下の要因のなかで重要なのはどれですか。基数: 全標本数 N=2,996
5.Sparkler Research 2018、Q11: あなたが長期間利用しているアプリについて、そのアプリを長期間利用している最も重要な要因は以下のうちどれですか。基数: 全標本数 N=2,996
6.Sparkler Research 2018、Q14: 以下の記述にどの程度同意しますか。基数: 全標本数 N=2,996
7.Sparkler Research 2018、Q14: 以下の記述にどの程度同意しますか。基数: 全標本数 N=2,996
8.Sparkler Research 2018、Q14: 以下の記述にどの程度同意しますか。基数: 全標本数 N=2,996
Reviewed by Rikako Katayama - Japan Apps Business Development, Google Play
この記事はプラットフォームおよびエコシステム、デベロッパー マーケティング、Patricia Correaによる Android Developers Blog の記事 "#IMakeApps - Celebrating app makers worldwide " を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。
Android のデベロッパー エコシステムを作り上げているのは、さまざまなバックグラウンドや関心、夢を持った並外れた人々です。私たちのコミュニティを作り上げている人々を祝福するために、本日(*原文公開当時)から数か月にわたって、世界中のデベロッパー、創設者、プロダクト マネージャー、デザイナーなど、さまざまな人々と会い、抱いている情熱について語ってもらうとともに、コンピュータから離れているときの活動について伺いたいと考えています。
Polarsteps の共同創立者であり冒険家の Niek Bokkers(オランダ)、Quiltuduko をデザインしたアーティストの Faith Ringgold(米国)、Be My Eyes を開発した椅子修復家の Hans Jorgen Wiberg(デンマーク)のストーリーをご覧ください。ストーリーとアプリの詳細については、g.co/play/imakeapps でご覧いただけます。
ストーリーをお寄せください
皆さんのストーリーもお聞かせください。ソーシャル メディア チャンネルでハッシュタグ #IMakeApps を使って、開発中のアプリやゲーム、開発中に果たしている役割、そして仕事を離れているときの皆さんを最もよく表している画像を共有してください。Google のチャンネルで、定期的に人気のあるストーリーをいくつか選択して共有する予定です。
また、近日中に公開予定の #IMakeApps の映画に登場したい方は、こちらの自己推薦フォーム に自己紹介とアプリやゲームの詳細を記入してください。
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Reviewed by Takuo Suzuki - Developer Relations Team