ブルーナさんについてさらに詳しく知りたい方はこちらの書籍もご覧ください。
ディック・ブルーナさんは、1927年、オランダ・ユトレヒトに生まれました。絵本作家・グラフィックデザイナーとして世界的に活躍。2017年2月、その生涯をとじるまでに、120作を超える絵本を創作しました。暖かみのある手描きの線、鮮やかな色使い、観る者の想像力に訴えるシンプルで大胆な構成の作品で、世界中の子供から大人まで幅広く愛されています。
1953年、ブルーナさんの初めての絵本『de appel(りんごぼうや)』がオランダで出版されました。その2年後の1955年、ミッフィーの最初の絵本となる『nijntje(ちいさなうさこちゃん)』を発表しました。
その後、ブルーナさんは、約60年にわたり、アトリエでひとり創作を続けました。 その絵本は全世界で50カ国語以上に翻訳され、8500万部以上のロングセラーとなっています。
日本では1964年に福音館書店より『ちいさなうさこちゃん』が出版されました。 以降、5000万部以上の絵本が刊行され、子供がはじめてであう絵本として親しまれています。
2016年、オランダのユトレヒトに「ミッフィー・ミュージアム」がオープン。2023年にリニューアルし、よりブルーナ作品の世界観を楽しめるミュージアムになりました。 隣接する「セントラル・ミュージアム」にはブルーナさんの原画やアトリエも展示されています。
ブルーナさんは、絵本を作り始める前から、父親の出版社でデザイナーとして活躍し、ペーパーバック(文庫本)の表紙をデザインしていました。1951年から約20年の間に手がけた表紙は2000冊にもおよびました。
そのペーパーバックシリーズの宣伝用ポスターには、本を読み過ぎて目の赤くなったクマのキャラクター<ブラック・ベア>が登場し、人気を呼びました。
poster
1961
1963
1956
1962
1966
1971