知良うらら

　昨日のチラ裏五七五　↓
花の命は　みじかけれども　愛蔵の品に息づく　大奥の美よ
https://kakuyomu.jp/works/16817330669430890160/episodes/7667601419887602212
　
　つい先日、東京国立博物館 特別展「江戸☆大奥」、駆け込みで行って参りました～！！
　前作、『大奥PTA』↓
　https://kakuyomu.jp/works/16817330652954306518
　を執筆する際に参考にした膨大な大奥関係資料の、あれも、これも、あんなものまで！？　の現物が所狭しと並べられており、大感激いたしました。大奥PTA、続編の構想も膨らみましたよ～！

　特別展には、お伝の方様の豪華な刺繍掛袱紗（なんと31枚！）とか、瀧山様（大奥総取締）の女乗物（駕籠）、鷹司信子様（御台所）の女乗物の実物が有りました。

　「大奥PTA」ではポルシェにたとえましたけど、
「大奥PTA」　第三章　鷹狩り　其ノ二十一　女乗物
https://kakuyomu.jp/works/16817330652954306518/episodes/16817330657366664204
　実物を見ると、御台様の乗り物と、トップとは言え奥女中の乗り物は、きらびやかさが全然違うんですね。（瀧山様のは質実剛健、と言う感じ。それも大変美しい）

　また、大奥PTAではお伝の方様の登場シーンににまとってもらった、
「大奥PTA」　第二章　三役揃い踏み　其ノ七　声の主　
https://kakuyomu.jp/works/16817330652954306518/episodes/16817330654770198036
腰の所に蝶のように広げた腰巻の掻取（打掛）を、実際に着付けたマネキンさんも居ました。

　あと、家定様の最初の御台所様の嫁入り道具の「源氏物語子の日図」の屏風は、色彩も鮮やかに源氏物語の「初音」、「若菜上」の帖を描いていて、現作「木居宣長　町医者ばなし～源氏物語奇譚～」にも、大いにインスパイアしてくれるお宝でした。

　大奥のお姫様や女中たちが着た着物、祈った仏、使った道具、遊んだ玩具、乗ったお駕籠等々、大きさや刺繍の立体感まで、現物を見ると実感できるのですね。それはそれは素晴らしいものでした。

　実際にはあまり長く生きていらっしゃらなかった姫君でも、その方の愛蔵した品々がこうして代々大切に残っており、令和の今も、生きて、呼吸をしながらその方が隣に居るような気持ちになりました。

「木居宣長　町医者ばなし～源氏物語奇譚～」第二帖「花宴」のヒロイン玲姫
https://kakuyomu.jp/works/16817330668594687010/episodes/16818093083781916071
も、そこに居る様な気がしました。

　近い昔の江戸時代、保存状態が良いのもまた魅力です。もっともっと、江戸時代を知りたくなりました。
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★木居宣長　町医者ばなし～源氏物語奇譚～【連載中。略して「木バナ」。カクヨムコン10　中間選考突破】
https://kakuyomu.jp/works/16817330668594687010

★チラシの裏に五七五（たまに　七七）（連載中）
https://kakuyomu.jp/works/16817330669430890160

★大奥PTA【カクヨムコン9　中間選考突破】
https://kakuyomu.jp/works/16817330652954306518

是非のぞいて見てください。

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