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『3級神エリカの成り上がり』のご紹介。『打倒オーディン! 北欧神話世界での、下っ端女神エリカの成り上がり物語』/菅野 事案の近況ノート - カクヨム
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『3級神エリカの成り上がり』のご紹介。『打倒オーディン! 北欧神話世界での、下っ端女神エリカの成り上がり物語』

法王院 優希様の作品です。
https://kakuyomu.jp/works/16818093091115601234


この作品、カクヨムでは割とレアなジャンルでして。
『神話の二次創作』っていう、古代から連綿と続いてる創作ジャンルなんですが、カクヨムでは珍しい。

元ネタとなってるのは北欧神話。
現代で異世界ファンタジーと呼ばれる作品には、必ずと言って良いほどその要素が取り込まれてる源流ともいえるものですね。

例えば良く使われる世界観で言えば、世界そのものを支える世界樹、とか。
神様で言えば、オーディンやトール、ヴァルキリー。
アイテムで言えば、グングニルやミョルニル、レーヴァンティン。

誰もが一度は聞いたことのある固有名詞の源流が北欧神話というもの。

当作品はその原作にあたる物語に、今どきのネット小説風のオリキャラをぶっこんで大暴れさせてみよう、という企画なんですね。

主人公は、神の世界においては3級神と呼ばれる最底辺の神格にあたる女の子エリカ。
一応は女神のいっぱし、といったポジションでありまして。
女神の行動規範としては、こんなことが言い渡されてるんです。

『女神の心得
 1、慈愛を持って他者と接すべし
 2、殺生を避けるべし
 3、正義を持って行動すべし』

ところが、エリカはとんでもないやつでして。
頭で考えるよりも早く、手が動くタイプ。
しかもいつも刀を持ち歩いてるという、なんとかに刃物なやべえやつなんですねえw

このキャラがほんと面白い。
だから、彼女にかかれば、女神の心得もこんな風になっちまうんですね。

『エリカの心得
 1、刀を持って他者と接すべし
 2、刀を持って行動すべし
 3、殺生は刀ですべし』

何かあったら、刀で解決。
困ったら、斬れば解決。
とにかく思考が物騒な奴で、物事の解決手段がデフォで『斬る』なんですねえw

そしてエリカの生きる目的というのが、強くなること。
ぶっちゃけ、主神であるオーディンをぶっ倒してえとか考えてちゃってやがるんですね。

だけど所詮は3級神。
一朝一夕の修行なんかじゃ、絶対にその高みまでは、たどり着けない。
そこでエリカは強さを手に入れるために、タブーとも言えそうな行動にでてしまうわけですが、というのが物語の動き出しとなっております。

どこに行って誰と何をやっても、トラブルしか巻き起こさない3級女神のご活躍をご笑覧下さいませ。


で。
この作品なんですけど、IFルートというのがありまして。
コメディチックな正史ルートとは真逆のダークなダークな物語となっておるのが特徴です。

こっちのルートは、エリカのやばさ、危うさ、という部分をコメディではなく、シリアスな角度から焦点が当てられたストーリーになっていて。

エリカがどんどん強くなっていってしまうことに、怪獣映画のゴジラがどんどん育っていく的な怖さを感じることが出来るっていう、別ベクトルの面白さが生み出されてるパートとなっております。



こんな方にオススメ

:北欧神話の世界で、やべえ女神がしっちゃかめっちゃか暴れ回るお話しが見たい方。

5件のコメント

  • 流石菅野さん
  • 菅野 事案さま

    私もこのファンタジーを読みました。
    よくここまでまとめ上げられたなぁとため息が出てしまうほど。
    流石の要約力。脱帽です。
  • 芋つき蛮族さま 刹那さま

    明確に尖った部分のある作品って紹介してて楽しいんですよ。
    当作品の場合は、やはり主人公エリカですよね。

    北欧神話にオリキャラぶっこんで暴れさせる、っていう企画の趣旨なだけに、どれくらいそのキャラが尖ってるかが重要になるわけですが。
    それが、見事に尖りまくってる作品なので、そこを語るのが楽しかったですね。
  • 取り上げて頂きありがとうございます。
  • 法王院 優希さま

    イカした尖りキャラを堪能させていただきました。
    ああいうやり過ぎなキャラって、描くの凄く難しくて、ちょっと匙加減間違えると、ただついて行けないだけになっちゃうんですが。

    エリカの場合は良い感じにお茶目成分が入ってるのが良いんですよね。
    ついていけない部分と、等身大の幼いお茶目さが同居してるっていうんですかね。
    そのバランスが素晴らしいキャラでございます。
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