【冷や汁】
さあ。今年も猛暑に突入。じきに酷暑となりそうなので食欲もなくなりうんざりしますよね? そんな時に食べたくなる私の夏の定番、【冷や汁】
宮崎などの郷土料理として有名ですが、私が初めて食べたのは埼玉のお祖母ちゃんの家。どこにでも似たようなものはあるようです。
さて、すでにリピ確定しているメニューです。
先日オカンちゃんのところでも紹介されておりました。勝手に載せちゃいます。迷惑なら消すのでおっしゃってくださいm(_ _)m
https://kakuyomu.jp/works/16817139554709461780/episodes/16818622177664284009正直なところ、オカンちゃんのレシピを使うことを推奨します。なぜって私の使ってるレシピは読むのが面倒くさいからっ!!
その面倒なレシピはこちら。
【材料】
冷や汁の材料 (4人分前後)
アジの干物 … 1尾分
きゅうり … 1本
豆腐 … 1/2丁ほど
青じそ … 3~4枚
みょうが … 1個
ネギ ⋯ 適宜
白いりごま … 小さじ1~2
ごはん … 適量
冷たいだし汁(※) … 500ml
味噌 … 大さじ4と1/2
※具だくさんでよければ、だし汁400ml+味噌大さじ3と1/2でもOKです。だし汁は、かつおと昆布のだし、水出し煮干しだし、熱湯をそそぐだけの時短だしなども参考に。事前に冷たく冷蔵庫で冷やしておくとよいです。
※※同時に作った焼き茄子も後入れしました(旨いので好きな人は推奨)
【作り方】
①冷や汁の材料と準備
準備するものは、干物のアジ、きゅうり、豆腐、薬味類、だし汁、味噌です(豆腐は木綿でも絹ごしでも。また、必須ではないので好みで省いてもOK)。
②野菜類を切る前に、干物のアジを魚焼きグリルでこんがりと焼き、だし汁を取って冷蔵庫で冷やしておきます。
③焼いたアジはバットや平皿に取り、骨と尾っぽ側についたぜいご(硬いウロコ)を取り除いて身をほぐします。さらりと食べる汁かけご飯なので、小骨も丁寧に取ることが大切です。
(太い中骨やヒレについた骨はもちろん、下の写真のように身の中央にも血合い骨といわれる小骨があるので、はじめにできるだけ身を崩さずに太い骨や血合い骨を除き、その後に身をほぐすとやりやすいと思います。)
※干物のアジは冷や汁を作る時に焼いてもいいですし、干物を食べる時に1枚分余分に焼いておき、上の身をほぐすところまでやって冷凍保存しておいても。
④干物とだし汁が準備できれば、きゅうりは両端を切り落として小口切りに、青じそはせん切り、みょうがは輪切りにします。
⑤薬味類は合わせてさっと水にさらしてざる上げします。きゅうりはボウルに入れて塩小さじ1/4(分量外)をまぶして5分おき、その後に水気をしぼっておきます。
※きゅうりの下処理についてはきゅうりの塩もみのページも参考にしてみてください。
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《ここの味噌を焼く工程は省いてもOK》
■冷や汁に合わせる味噌の準備
味噌を焼くことで香ばしさがプラスされ、仕上がりの風味がアップするので、時間に余裕があればぜひやってみてください。
白ごはん.comではアルミホイルで焼く方法としゃもじで焼く方法の2種を下にまとめています(ともにすり鉢がなくてもやりやすいので)。
本格的な冷や汁は、すり鉢で味噌などをすってから、すり鉢を逆さにして(内側を火に当てるように)味噌を焼くレシピも多いです。
●アルミホイルで味噌を焼く方法。
こちらは時間は5~6分かかるけれど、全体がこんがりと焼けます。
まず、アルミホイルの四隅を折り込んで強度を強め、真ん中にさっと油をぬります。そこに味噌を広げ、トースターに移して味噌がこんがりと焼けるまで火にかけます。
※焦げすぎはよくないですが、しっかりめにこんがり焼けたほうが風味もよくなります。一気に色が付くことがあるので、5~6分焼く後半は見ながらやるとよいです。
●しゃもじに付けて味噌を焼く方法。
こちらはさっと味噌を焼ける手軽さがあります。
乾いた木のしゃもじ(プラスチックはNG)に味噌をぬって、火にかける前に逆さにして落ちないかを確認します。大丈夫ならコンロを弱火にして、味噌を直火で焼き色が付くまで焼きます。
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⑥焼いたものでも、時間がなければそのままの味噌でもいいので、器に分量の味噌を入れて冷たいだし汁で少しずつのばします。
※汁気たっぷりがいいなら【だし汁500ml+味噌大さじ4と1/2】、具だくさんでいいなら【だし汁400ml+味噌大さじ3と1/2】を合わせます。
⑦⑥にほぐしたアジの身、しぼったきゅうりと薬味類、豆腐を入れる場合は手で小さくちぎりながら加えます。
⑧最後にごまを加えるのですが、すりごまならそのまま、いりごまなら指で軽くつぶしながら加えると香りがよくなります。
⑨あとは全体をさっくりと混ぜ合わせ(だし汁が冷え切っていない場合はそのまま冷蔵庫で冷まし)、ごはんにかけていただきましょう!
※翌日でも美味しいので、2食分くらいをまとめて作るのもおすすめです(とはいえ分量的に多い場合は半量でお試しください)。
【補足】
子供が食べる場合は、薬味類を後から加える形にして、冷や汁に混ぜ込むものは、アジの身、豆腐、ごまだけにするとよいですね。
【個人的なはなし】
作り方を長々と書きましたが、要は出汁に味噌とキュウリと豆腐、好きな薬味とタンパク質(アジ、ツナ、鮭、豚など)をぶっこんで、キンキンに冷やしたヤツです。それをご飯にぶっかけて食べると言うシンプルな食べ物!深く考えずに作りましょう!!少し濃い目なので、お好みで氷を入れると良いと思います。
【実食】
美味しいのがわかっているから作るのですが。まあ、ご飯に何かをかけたり、冷たいのは貧乏たらしくて嫌って人もいると思います。はっきり言うと《冷えた猫まんま》ですからね? 私は冷えたみそ汁をご飯にかけて薬味を振って食べることもあるのですが、それが美味しいと言ってもあまり同意してもらえません。美味しいんですけどね?まあ、そんな冷やし猫まんまを料理の域まで昇華したものが、この【冷や汁(ご飯)】じゃないでしょうか。
さあ、いただきましょう。
ずず⋯⋯うんまっ!!ずばばばば〜っ!!うんま〜いっ!! まあ、みそ汁がご飯に合わないわけがないのですが、アジの干物の塩焼き定食をひとつの椀にしたものがこれ。美味くないわけがない!! まあ、何か違うと言えば焼き味噌でしょうか。香ばしい!!
まあ、美味しいのはわかっていましたから、今回は実験的に焼きナスを用意しております。すでに生姜とカツオ節と醤油をかけておりますが、トッピングします!!
ズババ!! んんっ!? いや、これ、旨すぎん!? きゅうりが主役を奪われかねませんよ!? 思わず焼いたナスをすべて入れてしまいました。ズンバババ〜!! うっま─────いっ!! アジの塩焼きとは違う香ばしさがプラスされて、生姜が加わったのも良かったでしょうか。合いますね!!次回はデフォで焼きナスを入れてしまいそうです。
そんなわけで冷や汁。このクソみたいに熱い夏を頑張って乗り越えましょう!!